韋駄天×女夢主2(韋駄天視点)「おはよう、マスター、姐さん」
「っ、おはよう、ごさまいますっ」
「おはようございます。向かい、良いですか?」
朝食のプレートを手に挨拶をすると、マスターからは肩をびくりと震わせながらの裏返った声での返事が返ってきた。
昨晩魔力供給をしてもらった時のあたふたしたマスターが脳裏に甦り、軽く笑ってしまう。
マスターも昨晩のことを思い出したのだろうか。頬を赤らめてもじもじとしているのが面白い。朝からそんなんじゃ1日保たないんじゃないか?
正面の席を取り、マスターの様子を眺めながら、朝食と会話を楽しむのだった。
ふむ、これはマスターとコミュニケーションを深める良い機会かもしれない。
マスターのサーヴァントとして召喚されてから、戦闘で重宝されているのは十分に感じている。
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