【読切ロナドラ】恋を知った日恋を知った日
初めはただの退治対象だった。
それが紆余曲折あって相棒になった。
しかしそれは様々な都合上の関係だ。
もし、あの吸血鬼が人間に仇なすべく再び牙を剥くならば、容赦なく倒すつもりだとロナルドは思っていた。
例え相棒といえどもそこに情などは一切ない。
吸血鬼に心を許す事など絶対にない、そう思っていた。
成り行きで組んだ吸血鬼とのコンビも既に世間に公表して久しい。
『千体目の戦い』は本来思い描いていた形とは路線を変え発売し、ロナルドの想像以上の好評を得ていた。
筆者であるロナルドの物語の描き方が巧みであることも影響し、ロナルドウォー戦記の読者にはドラルクの登場に肯定的な意見が多い。
ドラルクと組んでから既に複数巻の発行をしてバディものとして定着しつつある。
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