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    伏黒

    蟹SUN

    DOODLE悠脹。原作軸だけどみんな無事に成人済みの謎次元。くっつくまでが割と長かったふたり。
    どうも悠仁の家と外とでの飲酒時の様子が違うらしいことが発覚した。一瞬伏黒が出ます。
    悠仁が酒が弱いなんてそんなことある?いや、ない(反語)
    でも、もし脹相の前では少し飲んだだけでゴキゲンになってしまうとしたら……どうする?
    家と外とで、飲酒時の様子が違うらしい 悠仁の声と呼気は、俺のスウェットの腹部に吸い込まれていた。
    「ちょ〜う〜そ〜〜」
     繰り返される少し鼻にかかったその呼びかけに、毎度律儀に返事をする。
    「なんだ?」
    「んー。なんでもない。呼んだだけ」
     悠仁は帰宅してからずっとこの調子だった。
     俺がリビングのソファでくつろいでいたところへ膝枕を要求し、ひとしきり堪能した後、流れるように腰へ抱き着いていたのだった。
    「いーいにおい」
     悠仁は緩みきった顔でにへらと笑い、肺いっぱいに酸素を取り込むように深く呼吸をした。いつも以上に高い体温が俺の身体に纏わりつく。
     見ての通りと言うべきか、今悠仁の口から吐き出される呼気は酒気を帯びていた。
     夕方に連絡があったが、今日は任務終わりの術師同士で突発的な飲み会があったそうだ。悠仁はベロベロというふうに見える。時間も早いし、この様子だときっと二次会の前に帰されたのだろう。
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    Linco_juju

    DONE俺の先輩4 展示作品
    祝!伏黒恵誕生祭✨🎂✨
    これは、高専卒業後バディを組んで任務に当たっている伏棘のお話です。とある伏黒君の誕生日、この二人はどんな風に過ごすのかなと妄想した次第です。新刊「拝啓、親愛なる相棒殿」の世界線ですが、読んでいなくても読めるかなと思います。甘くないです。ご了承ください🙇
    冬至の候、ご多忙のことと存じます 爆弾低気圧とやらで大荒れとなったとある冬の日。午前中は二学期の終業式に形だけ参加し、昼からは学長から押し付けられた面倒な用事で都心へ出向いた。吹きすさぶ風に乗って、ちらほらと白いものが混じり始めたと思ったのも束の間、あれよあれよという間にその欠片は大きくなり、道に溜まる体積を増し、用事が済んだ頃にはすっかりアスファルトの姿が見えなくなっていた。突然の大雪と強風で電車のダイヤは大いに乱れ、足止め状態。タクシー乗り場は長蛇の列。途方に暮れているところに掛かってきた学長からの電話は、助け船などではなく、追加のお遣いで。
    「足止め喰らってんならちょうどいいじゃん。どうせ、帰ってこれないんでしょ?」
     絶対今度殴ろう。あっけらかんと言い放つ男の言葉を思い出してはポケットの中で拳を握りしめた。
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