東間の保管庫
PASTパラダイス銀河で配布したペーパーですペーパー小動物系少年 [耶人→テンマ]
じっとしていることはまずない。
好奇心旺盛で、気がつけば隣にいたはずなのにちょこちょこと、どこかに行ってしまっていて慌てて探しに行くことも数知れず。
そして、どこでも寝てしまう癖。
「テンマァ…」
今日も午前中の訓練が終わった後に姿を消したテンマを探しに来て、日当たりのいい木の中腹辺りの枝にうまい事はまりこんで居眠りをしているテンマを見つけて、耶人はがくりと肩を落とす。
何もこんな猫のように隠れて寝なくてもいいのに、と溜息をついて木によじ登った。
「テンマ!」
わぁ、と耳元で大きな声を出すと、テンマは飛び起きて目を丸くする。よほど熟睡していたらしく、目を丸くして驚く姿が思った以上に可愛らしくて耶人はどきりとした。
1536じっとしていることはまずない。
好奇心旺盛で、気がつけば隣にいたはずなのにちょこちょこと、どこかに行ってしまっていて慌てて探しに行くことも数知れず。
そして、どこでも寝てしまう癖。
「テンマァ…」
今日も午前中の訓練が終わった後に姿を消したテンマを探しに来て、日当たりのいい木の中腹辺りの枝にうまい事はまりこんで居眠りをしているテンマを見つけて、耶人はがくりと肩を落とす。
何もこんな猫のように隠れて寝なくてもいいのに、と溜息をついて木によじ登った。
「テンマ!」
わぁ、と耳元で大きな声を出すと、テンマは飛び起きて目を丸くする。よほど熟睡していたらしく、目を丸くして驚く姿が思った以上に可愛らしくて耶人はどきりとした。
東間の保管庫
PAST聖闘士星矢LCでレグルス×テンマとシオンの話です。初対面珍しく童虎が沈んでいる。いつも騒がしい奴がおとなしいと不思議というより不気味だった。
「はー」
挙句に項垂れたまま溜息なんてつかれると、地雷を踏むと解っていつつも声をかけなくてはいけない気になってしまう。鬱陶しい湿った気配を感じるのはどうも苦手だ。
「どうしたんだ?」
「シオン」
情けない声で名を呼ぶ童虎に大きな溜息をついた。
「テンマがの…」
「テンマ?」
聞き慣れない名前に首を傾げた。テンマ、テンマ、と口の中で何回か呟いて思い当たる一人の子供に小さく頷く。童虎が気にかけている聖闘士候補生の一人だ。元気がいいのが取り柄のような、小柄な子供。
「それがどうしたんだ?」
「レグルスの嫁になってしまうかもしれんのじゃ」
1681「はー」
挙句に項垂れたまま溜息なんてつかれると、地雷を踏むと解っていつつも声をかけなくてはいけない気になってしまう。鬱陶しい湿った気配を感じるのはどうも苦手だ。
「どうしたんだ?」
「シオン」
情けない声で名を呼ぶ童虎に大きな溜息をついた。
「テンマがの…」
「テンマ?」
聞き慣れない名前に首を傾げた。テンマ、テンマ、と口の中で何回か呟いて思い当たる一人の子供に小さく頷く。童虎が気にかけている聖闘士候補生の一人だ。元気がいいのが取り柄のような、小柄な子供。
「それがどうしたんだ?」
「レグルスの嫁になってしまうかもしれんのじゃ」
東間の保管庫
DONE聖闘士星矢LCのテンマとレグルスが、可愛いなーっていう妄想が暴走しました…。vo-no獅子宮から人馬宮に行くには3つの宮を通過しなくてはならない。シジフォスに用があって石の階段を登っていく途中の天秤宮で足をとめた。いつも賑やかな童虎の声に混じり子供の声がする。ここは聖域の奥なのだから子供の声などするはずかないと不思議に思った。
聖闘士候補生だろうか。
少し前までの自分のいた立場を考えて、それを否定する。とてもではないが候補生がこんな奥まで来るはずがない。いや、来られるはずもない
「童虎?」
ちょっと通らせてもらうぞ、と声をかけてレグルスは中に入る。話し声はするのに返事がないの、どうしようかと考えているとひょこりと出てきた顔に声をあげそうになった。
「わぁっ!」
レグルスが声を上げるより先に、向こうが声を上げる。
1861聖闘士候補生だろうか。
少し前までの自分のいた立場を考えて、それを否定する。とてもではないが候補生がこんな奥まで来るはずがない。いや、来られるはずもない
「童虎?」
ちょっと通らせてもらうぞ、と声をかけてレグルスは中に入る。話し声はするのに返事がないの、どうしようかと考えているとひょこりと出てきた顔に声をあげそうになった。
「わぁっ!」
レグルスが声を上げるより先に、向こうが声を上げる。