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REHABILIタソガレドキの七夕、尊くん視点の短いお話です。山本さんが雑渡さんをひっぱたたいたりします。ご注意を。カプは無いけど雑渡さんへの気持ちが暑苦しめの山本さんが出てきます。有名なキャラのあの言葉を雑渡さんに言わせたくて書きました。※父上を亡くした雑渡さんを山本家で引き取った、などのつどい設定前提の描写があります。
星空への梯子七月。タソガレドキ領内の笹は大量に刈り取られる。タソガレドキ恒例の七夕祭りのためである。
忍者隊は城下の祭りに参加する暇などもちろん無いわけだが、立派な竹は敷地内に飾り付けられていて、願い事の短冊を重そうにまとっている。紙なんか貴重品だから、この日のために買っておいた綺麗な紙を使う人もいれば、失敗書類の白い所や薄色の布の切れ端を使っている人もいる。みんな思い思いの願い事を書いている。妙に古びたものもある。誰かお古の褌、使ってないよな。
「尊奈門、お前はもう書いたのか」
「高坂さん。書きましたけどまだ付けてません。高坂さんは?」
「いの一番に、今日のために都合した紙に書いて吊るした。願いは勿論、組頭…」
「想像つくからもういいです」
2842忍者隊は城下の祭りに参加する暇などもちろん無いわけだが、立派な竹は敷地内に飾り付けられていて、願い事の短冊を重そうにまとっている。紙なんか貴重品だから、この日のために買っておいた綺麗な紙を使う人もいれば、失敗書類の白い所や薄色の布の切れ端を使っている人もいる。みんな思い思いの願い事を書いている。妙に古びたものもある。誰かお古の褌、使ってないよな。
「尊奈門、お前はもう書いたのか」
「高坂さん。書きましたけどまだ付けてません。高坂さんは?」
「いの一番に、今日のために都合した紙に書いて吊るした。願いは勿論、組頭…」
「想像つくからもういいです」