イケメン仏頂面上司が女子高生みたいな告白をしてきた件について3(終) 時計がお昼の十二時を指す。皆、パソコンのディスプレイをオフにし、お昼の休憩に入った。ジータも例外ではない。その日は同期の女の子数人とのランチ会だった。食堂で昼食を購入しいつも集まる席に向かう。
「こっちこっち!」
早く来ていた子が席を取っておいてくれたらしい。ジータを見つけると軽く手を上げ声をかけてくれた。
「おつかれ!」
「まだお昼なのにくたくただよー」
少し経つと他のメンバーも集まり、食事を取り始めた。皆チームはバラバラで、いい意味で距離感がある。だから、自分のチームはこうだとか、先輩がこうだとか、情報交換を行う。チーム外だからこそ聞ける話もあり、何かといい刺激にもなっている。
今日もそんないつもどおりの話をしていたのだが。
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