「弔くん起きて」
「ん"うぅ....」
ゲームをやるパソコンに頭を突っ伏しながら眠る弔くん。
普段ならお布団を掛けるところだが、夜遅くなのにお風呂に入っていないので起こしているのである。
でも、いくら揺すっても声を掛けても起きない。
先生から毎日お風呂に入りなさいって言ってたから...。
ずっと後ちょっと後ちょっとって言ってそのまま寝落ちしちゃった弔くんにデコピンをする。
顔を顰めたが起きなかった。
「困ったなぁ...」
タンスを開けて予備の服があるかを見る。
「あっ....」
そうだった。
予備の服はこの前キツくなっちゃって今ドクターに頼んでる所だった。
カレンダーに目をやり、明日の予定は何も入ってないのを確認する。
1577