体育祭
書きたい所だけ書いたのでよく分からない感じになってますがすみません…
体育祭の零涯です
涯くんは零くんの後輩設定
「涯くん!」
眩しい笑顔で宇海さんがこちらへ向かって走ってくる。ただでさえその端正な顔立ちで普段から目立っているというのに、イベントマジックにより、学年を問わず周囲を歩く人々の視線は更に彼に集中していた。
「オレ、今借り物競争出ててさ」
息を整えながら、宇海さんが話しかけてくる。汗が光を反射して眩しい。
「はぁ」
周りの視線が集まってる事が少し気になりつつも、いつものように相槌を打つ。
「涯くんが借り物のお題にぴったりだからさ!一緒に走ってくれないか?」
「…いいですよ」
体育祭など正直興味が無い。出来れば他人とできるだけ関わらずこのイベントを終えたい、競技に出て注目を浴びるなんてもってのほかだ、そう思っている。しかし宇海さんがもしお題に沿った人を他に見つけられなかったら気の毒だと思ってそう答えた。
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