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    AKtyan5560

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    AKtyan5560

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    『You of the eyes of the sk』
    空の瞳の君へ恋をした

    バーでピアノのバイオリンの演奏者として雇われる武道の元へ、初めて聞きに来た真一郎に武臣に若狭が武道に惚れて、毎日通いつめすったもんだした上に、告白し幸せになるまでの話し


    ※武道が音大卒
    ※真一郎に若狭に武臣が演奏家
    ※初代黒龍がクラシックコンサートチーム
    ※武道がピアノとバイオリンできる

    #真武
    zhenwu
    #臣武
    ministerialPower
    #ワカ武
    manWhoIsPopularWithWomen
    #明武
    mingwu

    『You of the eyes of the sk』太陽のような存在の君の音色は、水流のように美しく、時に濁流のように激しさがある荒々しさを奏で、そんな君の情熱が音から伝わる。君の音楽が大好きだ武道。

    真一郎と武臣と若狭は酔いが心地好く回る中、もう一件行こうと飲み屋を探し歩く。路地裏に入ると隠れたバーがあり、何故か惹かれ扉を開けると軽やかに奏でる美しいピアノの音が聞こえてきたのに、何故かその音に心を捕まれテーブル席に着くと、メニュー表を見て注文をマスターに告げる。
    ピアノが弾み仔犬のワルツを奏でる音は、草原を走り回る犬達が彼の周りに集まるのを想像できた。心に響く音色を聴きながら、真一郎に武臣に若狭は自然に語る。
    「良い音出すな。心地好い好きな音だ」
    「人柄が出てるな、ピアニストでもやって行ける音だが見たことねぇな」
    「聞いてて落ち着く音だなぁ……こりゃハマりそうだ」
    真一郎に若狭に武臣が静かに話しながら、ピアノの彼を見つめる心は彼がどんな人間かが気になり、ピアノを弾く彼の音と金髪のフワフワした髪と真剣に細められたアクアマリンを暴きたくなる。彼を知りたいと胸内が暴れ出しそうになる。
    引き終わり客に会釈をした彼は、ピアノの隣から何かを取り出すと使い込まれたバイオリンに顎を乗せ憂いを帯た瞳で弾き始めた。
    バーに広がる高音は滑らかで情熱的で、水流のように流れる静かさに時に濁流のように激しく奏でるその音色は三人の胸を鷲掴んだ。太陽のような雰囲気に憂いを帯た大人の色気を纏わせ、その大人の色気に水流のような音色に彼の童顔が混じり益々年齢を分からなくさせる。真一郎に若狭に武臣は彼を知りたい気持ちが胸を締め、弾き終わり挨拶をする年齢不詳の成年の元へと行く。
    「良い音だな。良かったぞ」
    「お前さんの音に惚れそうだ」
    「お前名前は」
    真一郎に武臣に若狭が大人の笑みを浮かべ話しかけるのに、武道は客に話しかけられるのは慣れている為に明るい太陽のような笑顔で答える。
    「ありがとうございます!俺普段褒められる事無いんで嬉しいです。名前ですか?花垣武道です」
    武道の太陽のような顔から一変大人の色気を纏う姿に、彼等の喉がゴクリと鳴る。武道をもっと知りたいと渇望しまた真一郎が言葉をかける。
    「なんでバーで弾いてんだ?」
    「あー、前の職場のレンタルビデオ屋を辞めて路頭に迷ってた時に、駅に置いてあったピアノ弾いてたらマスターに誘われて」
    武道の言葉に彼を拾ったマスターの目は確かなんだろうと思う。彼の腕前は本物できっと音大にも通って居たのだろうと思え、才能があるのに何故個々で弾いてるかと思う程だ。若狭が疑問を尋ねた。
    「音大とか行ってただろ」
    「良く分かりましたね…!音大には行ったんですが才能が無いのに気づいて、てか今の時代音楽で食ってくのは厳しいし……」
    彼の才能に気付かず伸ばさない音大が馬鹿なのか、だが彼を薦める者は少なからず居ただろうとは思えた。それだけ武道の音色は人の心を狂わせる。武臣が純粋に尋ねる。
    「武道は才能あると思うけどな。世の中見目がねぇな」
    「え?!そんな事無いですよ!!」
    武道の謙遜が進む道を拒んだが、才能ある者は自然とその道に進むようにここに辿り着いたのかと武臣は考察すると、出会えた喜びを噛み締めた。
    それから武道と沢山の事を話し彼の魅力を沢山知った。コロコロ変わる表情に、驚いた顔から太陽のような笑顔に変わる時は可愛く、無意識に纏わせた色気の笑みは蠱惑的に男を誘うのだろうと思うと敵は多く、遠回しに伝えても鈍感な鈍さに三人は長期戦を覚悟した。
    それから真一郎に若狭に武臣はバーに通い出した。武道の弾いてる時の真剣に清純な色気と、話す時の太陽な顔にズブズブと惚れていきながら、武道を落とそうと頑張っているが武道に毎回無意識に代わられてしまう。「何か食べないか」と言うと「メニューありますよ!」と渡され「今度何処かで奢るわ」と言うと「ここに持ってきてくれるんですか!」と言われ今は惨敗続きである。
    だが武道の音色を聴くとどうでも良くなり、それと共に彼が欲しいと本能が渇望する。武道の音色は人を狂わせる。それを毎日聴きに来る。まるで水の中に浸るようだ。

    三人はコンサートが終わり、そのまま楽器を持ちながらバーに向う。武臣だけは持てない為事前にバーに楽器を送っていた。今日は試したい事がありマスターに許可を取っていたのだ。
    扉を開けると武道がピアノを弾いており、弾き終わるまでいつもの席に座ると曲を聞いてゆく。今日も綺麗な水が流れる音色に聴き入ると安心する音色に目を瞑るといつの間にか音が終わった。
    武道の視線が此方に向くと、マスターが椅子をピアノの周りに用意し、バーのいつも居る客が何だと思うと真一郎と若狭が楽器ケースを開け、真一郎がバイオリン、若狭がフルートを取り出し立つと、武臣が席にあるコントラバスを持つと、武道と視線を合わせると演奏が始まった。緩やかなバイオリンからフルートにコントラバスが合わさり、ピアノが奏でる音がピッタリ合わさり美しくメロディーを刻む。駒鳥が森の中で宿木で鳴くような美しい音は、心を落ち着かせバーに居る人は静かに其方を見つめる。
    曲の激しい情熱の中にある軽やかなメロディーが音を際立たせ、蠱惑的にも聴こえる音に客は惚れる。動画を撮る者も居るが、この穏やかな空間を汚したく無く、SNSには載せない事を胸の中で誓う。
    空間が音色で包まれ奏でる音達は舞踏会で踊る王子と公爵令嬢のようにとても美である。
    演奏が終わると自然に拍手が鳴り響き、頭を下げる彼等に客はチップを演者に渡す。特に武道には多くチップが渡され、武道が気に入る者が多い事に三人は喜べば良いのか嫉妬すれば良いのか複雑な想いだった。
    バーを出る時に武道が駆け寄り三人を呼び止めた。
    「今日はありがとうございました!とっても気持ち良かった……」
    「その言葉が聞けただけで満足だ」
    バーを出ると、真一郎が笑い武臣も悪い大人の顔をすると若狭も同じ顔をした。
    「武道可愛いな」
    「ああ、悪大人にすぐに引っ掛かりそうだなぁ」
    「それは俺達だろ」
    静かにくふくふと笑う姿は何かを企む姿は正しく悪い大人の見本で、その姿は余り武道の前では出さず、今は優しいお兄さんで対応している。
    「アイツが落ちて来なくて大変だな」
    「思ってもねぇこと言うな」
    「真ちゃんそんな事思ってないだろ」
    辛辣な言葉は彼等の信頼を表し、同時に今落とし囲おうとしている彼の事を話す。
    「だがもう少しだな」
    武臣の言葉に真一郎と若狭は無言の肯定で答え、東京ネオンに彩られた夜空に浮かぶ月を眺める。もう少しで愛しの宝玉が手に入る。人を惑わす危ない宝玉を自分達の手に隠すのだ。
    「今日は満月だな」
    そう呟くと彼等は曲がり角でそれぞれ別れ帰り道を歩んだ。

    あの日のセッションから少しずつ客が増え、口コミで客が広まると席はほぼ満席の中で、ピアノの前にある席は予約の札が置かれるようになった。マスターの測らいで三人がいつも座る特等席は、誰も座らせずに彼等が来るまでは空席である。真一郎に若狭に武臣が来ると予約済と札を取り当然のように席に座り、武道の曲を聴き時々セッションに混じる。そんな風景がバーでは定着してきた。
    その日も演奏をいつも通り弾く武道は、彼等がいつ来るかと胸を躍らせバイオリンを弾いていると、カランコロンと扉が開く音が聞こえ視線を向けると彼等が来たのに、歓喜し演奏のリズムが乗ってゆく。いつもの席に座り此方を見つめ聞く真一郎に武臣に若狭の視線を心地好く感じ武道は音楽を奏でてゆく。
    演奏が終り武道は三人の元へ駆けてゆくと、やっと会えた飼主に犬耳と尻尾が生えて見える。近くまで来ると、三人を見上げる武道が悦ぶさまに自然と口元が弧を書く。
    「どうした?武道」
    「来てくれたんですね!!」
    「ああ、いつも来てるだろう」
    「皆さんに会えて嬉しいです」
    「今日も良い音色だな」
    「ありがとうございます!ワカ君!!」
    武道の悦びように自然に頭を撫でる三人に囲われ武道を隠す形で触る姿に、周りはいつも通りの様子に安心する者や、中には観察しながらメモやイラストに起こすちょっと危うい趣味のお姉さんがいるが、回りなど気にせず三人は触れ合い話を続ける。
    「今日は何を弾いたんだ?」
    「色々弾きました!」
    「何か飲むか奢るぞ」
    「じゃあ、ジントニックで」
    「演奏前に酒飲んでヘマすんなよ」
    「俺一応音大出てんですよ!大丈夫ですよ!」
    ムンと両手を握りを胸に持ち怒る姿に、悶えそうなのを耐え、若狭は髪を撫で謝ると武道はピアノの元へと走りこの時間が終りもう少し話したかったと思うと、そういや大切な事を伝え忘れたと思い出した。
    「そういや伝えてねぇな」
    「そうだな次に話す時に言うか」
    若狭と真一郎が話すのに、此奴らはすぐ忘れるだろうと武臣が覚えて置くことにする。今日も武道の音色は心地好く美で体に染み渡り胸の中に届く。
    暫聴いていると、武道が立ち上がり此方に来るのに武臣はすっかり忘れた様子の二人に顎をクイクイとすると、思い出したように真一郎が武道に話す。
    「なぁ…武道」
    「何ですか?真一郎君」
    真一郎は口角を上げ視線を逸らさずに武道を見て何かを企む悪い大人の見本で笑うと、武道に確信を持ち尋ねる。
    「俺達の家に来ないか」
    勿論武道の為に買った家だが、と言うのを伏せて伝えると武道は、口を開き目を輝かせ満面の笑みで笑うとバー中に響く大きな声で頷く。
    「はい!ぜひ行きます!!」
    その大声に客は武道の方を一気に見るが、気づいた武道が恥ずかしそうに焦りペコペコと頭を提げると何事も無かったかのように日常に戻る。武道は嬉しそうに輝かせた目を細めると蠱惑的なな雰囲気の中に、宝石が散らばったような輝きの瞳に目を奪われた。武道は嬉しい時は目が輝くのかと思うと、真一郎に若狭に武臣は新たな発見に嬉しい気持ちになった。
    武道は緊張していた。都内高級住宅地に建つその建物は周りより少し大きく、高そうな家のチャイムを震える指で押すと恐怖に目をギュッと瞑った。
    「はい」
    真一郎の声に安心し武道は笑顔を浮べインターホンのマイクに話す。
    「こんにちは!武道です!」
    「入って良いぞ!」
    武道は言葉通り玄関を開けると、広い玄関な驚き端の方に靴を脱ぐと、触り心地のよいスリッパを履き廊下を真直ぐ歩くとリビングが広がり、それぞれ寛ぐ三人はこの家に馴染み、同時に顔が良いと再確認した。真一郎が座る広いソファに座ると、沈み込み武道は絶対高いと悟る。真一郎と一席分開け座ると、詰められすぐ隣で触れそうな距離でいる真一郎に、武道は近いと感じたがこれが普通なのかと思う事にした。すぐ隣に武臣が座るとココアを武道の前に置き話し出す。
    話は弾み沢山の話をする。時々飲物に手を付け揶揄われたり、撫でられたり、抱きしめられたりと色々される中で、武臣が練習に行くと言って武道に聞いてきた。
    「練習見るか」
    その言葉に武道は音楽の先輩の言葉に喜んで頷き着いていくと、地下の防音室で椅子に座り、弦を調整すると何かの音楽を弾く武臣をを傍で見つめる。真剣に弾く横顔はいつもの飄々どした顔では無く無表情で、指は繊細に動かす姿に音楽家なのだと再び思い知る。低音が響く室内で武道は目を瞑り音楽を聴く事に集中する。今度のコンサートの曲だろうか、音楽に満たされる意識の中に揺蕩うと、突然隣から声が聞こえてきた。
    「珍しいな」
    「わっ!」
    真一郎が隣に座り若狭がの反対隣に座り挟まれるのに、武道は少し身動ぐが隣から聞こえてきた真一郎の言葉に目を見開いた。
    「武臣が人に練習を聞かせる事は殆ど無いんだ」
    「武道を信頼してんだな。当然か」
    武道は真一郎と若狭の言葉に嬉しく頬が緩むのを耐えられなく、響く音に自然に真一郎と若狭が混じり音を奏でる。心地好い空間に自然と浮かぶ想いは武道の胸で膨らんでゆき、自然と口から零れた。
    「いいな、俺も住みたい」
    武道の声に音が一気に止み此方を向く三人に、武道は言っちゃいけない事を言ったかと青ざめると、真一郎が笑みを浮かべ武道に語り掛ける。
    「一緒に住むか?」
    真一郎の言葉は冗談に聞こえない。周りの若狭と武臣がが見つめる空気もそれを助長させ、武道は息が詰り答えが出ない。自分はいつもの顔を出来ているだろうかと思うが、出来てないだろうと思うと詰めていた息を吐き返す。
    「考えさせて下さい」
    不安そうに揺れる瞳で呟かれた武道の言葉に、三人はただ見つめる。その日はこれを最後にでお開きになった。

    武道はそれから大いに悩んだが答えは出なずに、バーで弾く曲は失恋ソングや鬱曲が多く、客は少し不安そうに見つめていた。いつも来る三人とも話さず只管演奏する武道に、三人はただ見つめるだけで、何かあったのかと客は察しそっと四人の恋路を見守った。
    悩みが音に出る武道は、一緒に住むかと言われ即答したかった。だが彼等は武道の恋心を知る筈が無く、武道はこの恋心を隠しながら一緒に住めるとは思わないのだ。
    彼等はそんな事無く一緒にシェアハウスしようと感覚だろうが、武道は違うこの汚い感情を知られず住むのは難しい。武道の三人に向けた感情は綺麗な物だけでは無い。三人が客の事を見たり店員に話すだけで、透明な水に黒い墨汁を垂らしたように広がってゆく。その感情を知られたくないのだ。子供のように自分だけを見て欲しい等知られたくない、武道が悩む答えが出ずに今日も曲を弾く。
    夜も深い三日月が輝く空で閉店ギリギリに来た客に驚くと、最後の客が帰り弾くのを辞め、今日は来ないのかと思った三人が、椅子に座り酒を飲む武道の元へ行くとある物を渡した。
    「三日後のコンサートチケットだ」
    真一郎から渡されたチケットに武道は驚き、見上げると三人はいつもの笑みを浮かべる。
    「待ってるぞ」
    「絶対来いよ」
    そう語る武臣と若狭に武道は驚く。いつもなら来れたらこいと言うのに、絶対来いと言うからには何かがあるのだと思うと不安になってくる。このコンサートを最後に縁を切られるのだろうか、そう不安になるが三人を見上げると真剣な顔に、武道は何故か絶対に行かなきゃ後悔すると思うと、覚悟を決めた爛々と輝く青い瞳で自然に答えを返していた。
    「行きます」
    その答えだけで満足そうに頷いた三人は、手を振りバーを出てゆくのを見送るとチケットを見つめる。
    その選択が武道の人生の岐路になるのを何となく感じていた。

    コンサートに行くと中央の真中の一番見易い席で、15分前なのに既に人が殆ど埋る席に彼等の人気があるのだと分かった。席に座り不安はあるが最後の彼等の姿を眺めようと武道は思い吹っ切れると、席の周りを眺め女の人が多いが男の人も多いことに気づく。男女人気あるのかと思っていると、時間が来たようで観客席が暗くなる。
    燕尾服を来て出てきた四人に、武道は前に話していたベンケイかと思うと、演奏が始まったのに圧倒される。力強く活力溢れ、生命力が底から湧いてくる音に聴き入る。とても言葉に出来ないほど美しい音色に、あっという間にトークタイムになってしまった。
    「あー今日は来てくれてありがとな。黒龍リーダー佐野真一郎です。忙しい中を削って来てくれた皆には感謝してる日常生活を忘れて楽しんで欲しい。
    ​─────突然私情になるが、俺佐野真一郎と今牛若狭に明司武臣には共通した好きな奴がいる」
    その言葉に武道は息を飲む好きな人とは誰なのか他に女の人と会っていたのか、不安で押し潰されそうになり席から逃げたいのに、身体が縫い付けたように動かない。けど彼等の好きな人も聞きたい。
    絶対無いことだが自分なら良いなと思う武道の耳は、次の瞬間驚きの言葉を拾う。
    「俺達の好きな奴は、恋愛の意味で好きな奴だ。そいつは太陽のように笑ってコロコロ変わる表情が可愛くて、水が流れるような音色を奏でる奴なんだ。俺達はそいつに今日伝えたく曲を作った。本名は全部は言えないがそいつの名前は武道って言うんだ。聞いてくれ武道俺達の作った曲を」
    『You of the eyes of the sk空の瞳の君』
    最初は静かに入り壮大に上がっていく音楽に鳥肌が立つ。武道は自分の名前が呼ばれた事に視界が滲み、涙を流しながら演奏を聞いていた。自分の恋心が実ったのに、彼等が自分と同じ気持ちだったのが嬉しくて幸せで、人生で一番嬉しい時だった。
    コンサートで泣いてる変な人かと思うが、あちこちから花を啜る音が聞こえ少し安心した。
    愛を伝える曲は、まるで自分達の出会いから今までを奏でてるような曲に、また涙が浮かび上がる。
    泣いても泣いても止まらなく幕が下がるまで泣いていた武道は、暫椅子に座っているとスタッフが話し掛けて来たのに着いていくと、そこは彼等の楽屋の前でそっと開けると、此方を勢い良く向き武道だとわかると笑みを浮かべ手を振られ招かれるれる。そっと入ると三人の前に立った。
    「お前は聞いたかもしれねーが、これが俺達の答えだ。お前が好きで好きで身を焦がしそうな想いで接していた。だから一緒に地獄まで落ちてくれ」
    真一郎の言葉に武道の瞳には涙が滲む。
    「初めてお前を見た時から音楽を聴いた時からお前に惚れてんだ。姫に全てを捧げて良い俺の人生渡せるぐらい好きなんだ。姫、武道お前が生まれ変わっても見つけ出して見せる」
    若狭の言葉に涙が溜まるを我慢する。
    「武道、お前の音楽を聴いた時、こんな才能ある奴が何処に隠れてたんだって思うと同時になぁ……好きになっちまったんだ。お前になら狂わされても良いと思っちまったんだ。なぁ、永遠に一緒にいてくれよな」
    武道の瞳は等々決壊し鼻音を立て、泣きじゃくる。彼等は見守り武道の答えを待つ。暫泣く武道が嗚咽混じりに答えを返すのを聞き愛しいと感じる。
    「ぅ、びっぐ、そんな、の、ずるいでずよ!!」
    武道の言葉に髪を撫で、背中を擦りとすると抱きついて来た武道を抱きしめる。三人を一気に抱きしめる武道を抱きしめ愛いこの存在から伝わる温もりに安心する。
    泣きじゃくる武道を撫でる時間が心地好く幸せである。ずっとこうしていたいと思いその幸せを噛み締める。
    楽屋の中からは四人の泣き声が聞こえてきた。

    それから武道は引越しをし、あの遊びに行った家に住んでいる。家にいる時はそれぞれ武道に構い、音楽を奏で常に部屋の中は明るい空気が流れている。誰かと寝る時は交代生で、彼等の部屋の布団に武道が眠りに行くのだ。夜の営もし武道の体には早々に快楽が叩き込まれた。
    日常では相変わらず武道はバーで働き、彼等はコンサートを開いて稼いでいるいる。
    今日もバーは盛り上がりで演奏し武道は楽器を弾く。バーの扉が開いたのに武道は見ると愛しの彼等が立っていた。
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    AKtyan5560

    DONEイノゼロifマシュ
    運命の番のワスとマシュとオタは出会うい愛を育み軈てオタとワスが告白し番になる約束をする。マシュを気に入らないモブが悪意を企てそれに怒りに満ちるオタとワスがモブを制裁し番になり、祝福され軈て子供が出来るまで

    ※マシュとオタとワスの子供出ます
    ※モブがマシュを襲おうとしますが未遂です
    ※イノ0や兄弟にマシュが抱かれる表現あります
    ※マシュが二人と番になれるオメガです
    ウインティーに誓う雲が優雅に泳ぐ青空を眺め街を歩く青年が一人マーケット通りを歩いていた。青年は人気店のゴブリンシュークリームの新作を並んで買うと、その場から離れ空を眺め食べ始める。平和な街の姿に平穏を謳歌する事に、城に居ては体験出来ない日常に満足し歩いていると、前から歩いて来た人に当たってしまう。視線を上げると顔を顰めるサングラスをした青年が、マッシュを訝しげに見ている。
    「おいテメェ何処見てんだ!」
    「すみません空見てました。あ、シュークリームついてる。すみません弁償します」
    青年は目の前のマッシュルームヘアーがそんなに悪い者には見えずに、溜息をひとつ付くとハンカチを出し服を軽く拭い呆れ声で答える。
    「はぁ……別に怪我したわけじゃねぇしもう良いわ」
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    AKtyan5560

    DONEイノ0マッシュがイーストンに潜入で入学す事になる。魔法不全者と隠し平和に暮らすマッシュは、毎週休日遊ぶオーターという相手がいた。身分を偽るマッシュはオーターに恋をし、オーターも恋をする。だがマッシュは生きる事を諦めており、色々あり全てがバレてオーターはマッシュを救う決意をする

    ※オーターの愛が重い
    ※イノ0マシュ
    ※イノ0マシュ愛され
    ※マシュ愛され多め
    胡蝶蘭が花開く「マッシュお前はイーストン校に潜入して来い」
    ある日父親から下された命令は、マッシュの運命を大きく揺るがす事になったのだ。魔法不全者なマッシュが、名門魔法学校イーストン校に入学する経緯は、ドミナがヴァルキスに入学が父親のシリルから下された時に、同時にイーストン校への監視も欲しかったとしてマッシュが抜擢された。幸いマッシュは任務が余り無く、神覚者に顔も知られて居ずに、何より鍛え抜かれ魔法不全者でも兄弟達を上回る力を示したマッシュが、魔法不全者だと知られずに通う事を条件に出されイーストン校へと行く事になった。
    その時にマッシュを愛する四人の兄弟達がマッシュを掴んで、抱きしめて離さず大変だったが自身で何とかし事なきを得地上へと、数年前に歳で降りていたレグロの元へと向かったのだ。
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    AKtyan5560

    DONE某殺人鬼の子孫のパロなんですが本編を知らなくても読めます。
    水木の家系には殺人鬼がいた。史上最悪の一人に数えられるその人物は水木を呪い人を殺せと囁く。村へ行く中で水木の中に湧き上がる殺人衝動が限界になり、ゲゲ郎へと話してしまう。ゲゲ郎はその殺人の真似事の行為を受け止めると言と水木に言った。
    ※水木の先祖に殺人鬼がいる
    ※水木に呪いがある
    ※水木が望んでない殺人衝があり
    ※父の首を水が絞める
    のろいあいむかしむかしある国で、四百人を殺した快楽殺人鬼がいた。その殺人鬼は二本の鎖を使い、長い鎖で吊し上げ動けなくし、もう一本の鎖で喉元をゆるりと絞めながら段々と強くしていき、最後には息が止まり死ぬ程の苦しみ藻掻く様を楽しんでいた。男は後の未来で映画にもなる程の最悪の殺人鬼の一人に数えられ、現代に語り継がれている。
    時は昭和三十一年血液銀行に勤める男がいた。
    男は兵隊上がりで祖国に帰ると国に絶望し、成り上がろうと野心を持ち今迄やって来た。そしてそれは彼の中に眠る"ある衝動"も強めて行った。
    世の中にはある能力を受け継いだ殺人鬼の子孫達が存在する。世間の人達は知らず、醜聞と言う組織に管理されたその子孫達にはある共通点があり、過去に名のある殺人鬼が居た事だ。
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    DONEレストランパルテールは一人の凡庸な店長が営んでいる。これはその店にくるちょっと個性的な常連客と店長の記録である。

    ①店長の武道と店に来た真一郎と若狭が美味そうに食べ、それにツッコミを入れる武臣が武道とイチャイチャする。
    ②イザナが武道の店に来て武道の料理を食べ、満足して少し多い金額を押し付け武道を困らせる。
    ③恋人の武道が作る料理を食べる真一郎に武臣に若狭達。
    いっぱい食べる君が好き
    路地裏に佇むレストラン 東京の大通りを抜け、路地裏にヒッソリと佇むレストラン『パルテール』という店がある。その店は路地裏にあるにも関わらず常に繁盛し、店は常に客が途絶えない。店の店長は平凡な容姿でだがその青い目が不思議な魅力のある青年である。そんな店には個性的な常連客の多くが通い続けており、その中でも店長と年齢問わず古くからの知り合いが多い、そして皆美男美女である。俗に言うイケメンだ。
     そんなレストランパルテールでの日常を紹介しよう。そして気に入れば店に来て欲しい、とパルテールの常連客は言った。

     昼のピーク時間の混みどきも落ち着き、午後の人が空いて来た頃武道仕込をしていると、ドアが開く音がして店内に人が入ってきたのが分かり武道はカウンターに顔を出した。
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    AKtyan5560

    DOODLE路地裏で猫を庇い殴られていた少年に、若狭は興味を持ち助けた。その決意の強さと蒼穹の瞳に恋をした若狭は、少年基武道と連絡を交換し取り合っていた。巷では最近黒龍が大人しいと聞きその総長が挨拶に来た時若狭は驚く事になる
    武道を気に入り恋したワカが必死に武道を落とそうと奮闘する話し

    デイジーは太陽が出ている時に咲き、曇りの時に咲かない事から太陽の花


    ※武道が黒龍総長
    ※真一郎が生きてる
    デイジーに愛寵を 隣に眠る愛しい金髪を撫でる。可愛い可愛い恋人が自分に落ちるまでに苦労したと若狭は思うのだが、その金髪蒼穹や愛しい子供が手の內に入り、今では抱き合う仲になった。若狭は『俺に甘えてくる警戒しないこの蒼龍は、自分が恋情を抱えてで近づいたか分かって無いだろうな』と笑うと隣に生まれたままの姿で眠る子供の髪を撫でる。
     何故若狭がこの子供に執着するようになったのか、それは2年前に遡る。

     最近黒龍が大人しいと噂を聞いた、若狭は疑問に思い悪名を欲しいままにした最近の黒龍が大人しくなる理由を探っていた。八代目から悪名高き地に落ちた龍を十代目で持ち直したが、矢張り暴力を売りにしている中で汚名は払拭出来ていない。十代目総長のあの大寿が大人しくしているかと考えるが即座に否定する答えに、これには関わっている黒幕がいると若狭は考えた。
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