鯛の鯛という言葉があります。鯛の中の、確か肩甲骨のあたりだったでしょうか、そこに、それによく似た骨があるので、それを鯛の中の鯛なんて言うようになったという訳です。この鯛の鯛、めでたい魚である鯛の中にまたある鯛として大層な縁起物なのでありますが、実は人間にも同じようなものがあります。
喉仏です。
そもそも喉仏というのは、喉にある骨の形が座禅を組んでいる人間の形に似ているからそう呼ばれているという話です。人間の中に存在する人間と解釈することもできるわけですね。
さて、本題に入りましょうか。
ここはとんでもない山奥なわけですが、ここから少し進むと沼があります。これはあくまで噂なのであまり本気にはとらないでほしいんですけど…
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