燭台切が行く道に迷っていた黎明期。
大倶利伽羅が、対話の不得手さからその支えになれなかったように。
当本丸の日本号もまた。
黒田家への思いを打ち明けてくれた長谷部のことを、その弱さをどう支えてやればいいかと。迷っていた時期がありました。
sayoko ーjazz arrange-の頃です。
『https://www.nicovideo.jp/watch/sm27467670』(※リンク先人力注意)
日本号は長谷部の不器用な心のうちを聞いて。
戦場では、必ずその背を守ってやろうと決めてはいたものの。普段の暮らしの中ではどうも口喧嘩ばかりしてしまって、癒しの一つにもなってやれやしない。
だからこそ。不器用な長谷部の心の支えになってくれるよう。器用な性質の燭台切に、その日常を託した。というのが、のちの偽実況シリーズ「ミノニヨク遠征」における、核心の一つでした。
当時はミノニヨク遠征について、なかなか日本号サイドの心境を解説する場を設けられなかったので。約7年越しに説明させていただくことになりました。
続けていると、いつか機会は巡ってくるものですね。
そうして長谷部の心の細やかな部分を託すため、意を決して身内の弱みを他刃に話した日本号。今の燭台切にはその時の記憶すらないというのですから、日本号としては困ったものです。
甘いお酒を飲んで、果たしてぷちみちは当時のことを思い出してくれるでしょうか。
あの日、お酒を飲みに誘ったのは。燭台切の方だということも、今のぷちみちの記憶にはありません。
果たしてこの先、彼の7年間の記憶は戻ってくるか。
続きもどうぞお楽しみに。