無題「は?そんなことってあんのかよ!」
「まぁ…打ちどころが悪くて…でも!場地と一虎の扱いが変わったってだけで済んで良かったじゃねぇか。」
「だけってなんだよ!ふざけんな!」
この話は数時間前に遡る。
いつものように集会場所の神社でだべっていると不意に隣にいた千冬が視界から消えた。と思ったら階段の一番下まで転がっていってしまってたのだ。
千冬は昨日から体調が優れていなかったらしくずっと顔色が悪かった。
オレが休めと言っても
「熱もないんで大丈夫です。大きな抗争もないですし明日も集会だけですよね?」
と言って聞かなかったのでしょうがなく千冬が倒れないように付きっきりで隣にいることを条件に集会へ連れてきた。
しかし運悪く、抗争ほど大きくはないが変な輩に絡まれてさっきまで取っ組み合いをしていたのだ。勿論、千冬も「壱番隊副隊長」として有名になってしまっているので変な輩達も千冬を狙っている。
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