お久しぶりです、お姉ちゃん②朧「はい、お待たせ」
ち「わーい!ありがと〜」
あ「お姉さんありがとう!」
朧「どういたしまして。……さてあいるちゃん引いちゃってー」
あ「はーい。……えい!」
【質問 春夏秋冬、どの季節が好き?】
朧「冬…かな」
ち「?寒いのに何で?」
朧「……昔、啓悟が寒いの嫌いで、引っ付いてくれてたから」
あ「ホークスさん可愛い…!」
朧「でしょ!?可愛いでしょ!?可愛いんだよあの子は…!!……まぁ大人になってからはエンデヴァーに引っ付いてるから僕のとこ来てくれないんだけどね…」
お姉ちゃんちょっと寂しい…。……まぁ恋人できたらそうなるか…。
ち「………ぎゅー」
朧「ち、ちよちゃん?どうしたの?」
ち「ホーくんの代わりに引っ付いてみた!ぎゅー」
あ「あ、私も!ぎゅー」
待って可愛い可愛い可愛い二人とも可愛い僕死んじゃう…!!!!
ち「おねいちゃんいい匂い…」
あ「大人な匂いだぁ…香水…?」
ち「甘いけど…ちょっとスパイシーな感じ…?ぼく好きだなぁ…」
あ「私も好き…」
朧「あああああああああああありがと……」
僕はしばらく二人から抱きしめられた。お願い離して僕もう持たない…!!!!
朧「ち、ちよちゃん…次……次引いて…」
ち「おねいちゃんグッタリしてる…?」
あ「だ、大丈夫…?」
朧「だ…大丈夫だから……ちよちゃん次どーぞ…」
ち「うん……じゃあこれ!」
【質問 いま一番欲しいものは?】
朧「……こういう質問困るんだよなぁ…」
あ「どうして?」
朧「もう欲しいものないんだよね…」
ち「そーなの?何が欲しかったの?」
朧「………友達」
僕は二人を見ながら言った。…僕、友達が欲しかったんだよねぇ…。職場の同僚ならたくさんいるけど、友達はいなかったから…。
ち「…おねいちゃん…」
朧「なあに?」
ち「もう一回ぎゅーってしていい?」
朧「ちよちゃんもうぎゅーってしてるよ?」
あ「私もぎゅーってしていい?」
朧「あいるちゃんももうぎゅーってしてるよ?」
事後報告できて偉いね二人とも…。僕はキュン死にしそうだけどね?
朧「欲しいもの…あえて言うなら休暇かな?はい次あいるちゃんどーぞ」
あ「お姉さん休んで…?………これ」
【質問 髪の毛の色は?】
朧「黒です。見た通り」
ち「ツヤツヤ…!」
あ「綺麗な黒髪…!」
朧「ありがとう。二人も綺麗な髪だよねぇ…。しっかりお手入れされて…。………維さん?」
あ・ち「「つなぐくん」」
朧「どこの世界の維さんも同じだねぇ。お手入れ好きなのは……。次行こっか」
ち「そだねぇ……こーれ!」
【質問 印象に残っている映画は?】
朧「『ジョン・ウィック』……戦闘シーンは見習うものがあります…!!」
あ「お仕事の勉強のため?」
ち「えらいねぇ…」
朧「アクションシーンマジでカッコいいです…!!何回も見返してます…!!……次行こう。語ると長くなっちゃう」
あ「とっても好きなんだね……はいこれ」
【質問 お酒は好き?】
朧「好きだけど弱いから程々にしてるんだよねぇ…」
あ「お姉さん偉い!」
ち「つなぐくんも見習って欲しい…」
朧「ちよちゃんのところの維さんはたくさん呑むの?」
ち「うん…それでぼくに絡んでくる…お酒臭くてイヤ…」
あ「そんなつなぐくんちょっと見てみたいかも…」
ち「あいるちゃん止めといたほうがいいよ…?」
あ「そ、そんなに?
朧「酔っ払いってタチ悪いから…」
酔っ払って絡んでして次の日記憶に残らないのタチ悪いよねぇ…。…まぁ僕のことなんだけど。
朧「ちなみに僕は基本的に甘いお酒を飲むけどたまに日本酒呑むよ。…すぐ酔うけどね。13個目かな?」
ち「これで14個目ー!」
【質問 ハイ、ポーズ!】
朧「これ質問か?」
あ「どんなポーズ取る?ってことかな?」
朧「しょうがない…ちよちゃんもう一回言って?」
僕は椅子から立ち上がり、少し離れる。…あるかな……あ、あった。よしよし。
ち「いくよ?…ハイ、ポーズ!」
朧(『ケータイの持ち方かっこよ』って言われたジーニストのポーズ)
あ・ち「「つなぐくんだー!」」
朧「スマホ持っててよかった…」
ち「持ってなかったらどーしたの?」
朧「持ってなかったら?これかな」(『私たちは紡ぐ!!一縷の希望を!!』のジーニストのポーズ)
あ・ち「「つなぐくんだー!!」」
カッコいいもんねぇ…維さんのポージング…。
朧「……つ、次行こっか」
あ「お姉さん照れてる?」
朧「………ちょっとね」
コソコソ真似していた成果がこんなところで発揮されるとは思わなくてね…。
【質問 好きな色は?】
朧「黒、青、黄色、赤かな」
あ「つなぐくんの色だ!」
ち「赤はホーくん?」
朧「うん。…まぁよく身につけるのは黒かな。仕事着の色だし」
あ「スーツカッコいいよね〜」
ち「まっくろなお姉さんカッコいいねぇ」
朧「ありがとう。スーツとシャツは黒で、ネクタイの色は変えてるんだ」
濃い青の日や濃い赤の日とかもあるよ。
朧「15個目……先は長いねぇ…」
ち「頑張ろうねぇ」
【質問 今から何か叫んでください】
朧「何で?」
ち「時々意味わかんないねぇ…」
もう一度立ち上がり、二人に背を向ける。息を吸い、誰もいない方へ向かって思いっきり叫ぶ。
朧「シュア!ベストジーニスト!」
あ「カッコいい〜!!」
朧「久々に大声出したよ…。あいるちゃん次は?」
あ「次これ!」
【質問 今までで一番高い買い物は?】
朧「あ〜何だろう………バイク?」
ち「バイク!」
あ「お姉さんバイク乗ってるの!?」
朧「便利でねぇ……こんなヤツ」
スマホの写真を見せると二人の目が丸くなった。かーわいー…。
ち「思ったよりゴツいんねぇ…なんてやつ?」
朧「HO◯DAのReb◯l 1100」
ち「れぶ…?」
あ「これ二人乗りできるの?」
朧「できるよ?今度する?」
あ・ち「「する!!」」
朧「じゃあ今度乗ろうか。とりあえず短距離ね」
楽しみだなぁ…。
ち「おねいちゃん次これね〜」
朧「はーい。ありがと」
【質問 小さい頃何してました?】
朧「必死に生きてました。はい次」
あ「早い!!」
ち「もうちょっと詳しく…」
朧「聞いてて面白い話じゃないから止めとこ?あいるちゃん次次」
ち(…お話したくないことかなぁ?)
あ(じゃあ止めとこうか…。)「次これ!」
【質問 苦手なことは?】
朧「苦手なことは…………………………………甘えたり、頼ること?とか?まぁ、甘えるのは、最近、できるようになった、かも……///」
あ「お姉さん可愛い〜!!」
ち「おねいちゃんのつなぐくんのおかげだねぇ…」
朧「〜っ次!次お願い!」
あ「お姉さんはどんなふうに甘えるの?」
朧「えっ」
ち「聞きたいなぁ」
朧「ちよちゃんワクワクしないで…!」
…ちよちゃんだけじゃない、あいるちゃんもワクワクしてる…!!ひぇ……。ど、どんな…どうって…。
朧「……と、突然膝に頭乗っけたり、とか…///」
あ「うんうん!他には?」
朧「ほ、他!?ええっと……だ、抱きついたり…///」
ち「あとはあとは?」
朧「まだ言うの!?……………突然、キス、する…//////」
あ「突然キス!?」
ち「大人やねぇ…」
朧「もう勘弁して…///」
恥ずか死んでしまう……。
【質問 得意なことは?】
朧「得意…………得意…?」
あ「はーい!優しくエスコートしてくれる!カッコいいこと!」
ち「頑張ること!なでなで上手!抱っこ上手!」
朧「あいるちゃんのそれは得意なことにしてもいいのかなぁ…カッコいいが得意って…」
あ「イケメンムーブが得意ってことで!」
朧「そっかぁ…」
とりあえずあいるちゃんを撫でておいた。
ち「ぼくもおねいちゃんにエスコートされたい…!」
あ「私抱っこされてみたい…!」
朧「いつでもしてあげるよ?」
今度お出かけしようか、三人で。楽しみだねぇ…。
朧「えーっと…次が21個目?」
【質問 お化け見たことある?】
朧「ないなぁ……お化けはない」
ち「お化け『は』!?」
あ「何なら見たことあるの!?」
朧「さぁ……何だろねぇ…んふふっ」
手を取り合ってビクビクしてる二人可愛いなぁ…。でもごめんねぇ、アレは内緒にしないとだから…。
朧「…次行こっか」
【質問 アクセサリー好き?】
朧「アクセサリーっていうか、ピアス好き」
ち「たくさんつけてる…」
あ「い、痛くないの?」
朧「……僕、痛いの平気だから大丈夫」
うん、痛いの平気。平気平気。………平気だよ?
朧「あと首輪、じゃない、チョーカーも好き」
ち「…それ首輪じゃないの?」
朧「チョーカーだよ?」
あ「…首輪に見えるよ?」
朧「……チョーカーにしておいて?はい次ー」
ち「ご、ごまかした…」
【質問 好きな動物は?】
朧「犬。猫も好き。あと狼」
あ「犬、狼はわかるとして…猫はどんなとこが好き?」
朧「ちよちゃん見て?」
あ「?うん」
朧「可愛いでしょ?」
あ「うん」
朧「だから猫好き」
あ「そっかぁ…」
朧「あいるちゃんも猫っぽいよね。可愛い」
ち「理由になってるような…なってないような…」
可愛いが理由だから大丈夫だよ。
朧「23個目おしまい。次はー?」
【質問 人以外に変身するなら?】
朧「犬」
ち「推すねぇ…」
あ「お姉さんが猫さんになっても可愛いと思うよ?」
僕が猫か…。
朧「………一日中寝て過ごしてそうだなぁ」
ち「猫さんにできる個性の人どこかにいないかな?」
あ「お姉さんを猫さんにして休ませるんだね!?つなぐくんに頼んで探してもらおう!」
朧「コラコラやめなさい」
【質問 ストレス解消法は?】
朧「暴れる、もとい体を動かすかな?」
あ「暴れるの!?」
朧「……個性使って物投げたりとか…」
ち「おねいちゃんの個性って…」
朧「『希釈』物の重さとか濃度とかいろいろ軽くできる個性だよ。自分を体重を軽くして身軽にしたり、触った物の重さを軽くして持ち上げたり……あとは、体内に入った毒物とかの濃度を下げて効果を薄くしたり?」
ち「難しそうな個性だねぇ…」
あ「大変そう…」
朧「慣れたら楽だよ?」
まぁ…慣れるまでが大変だったけど。ひたすら訓練してようやく慣れてねぇ…。
朧「あとは…格闘技を少々?」
あ「格闘技!カッコいい!何をやったの?」
朧「いろいろやったよ?合気道、八極拳、カヤリパヤット、システマ、カポエラ、」
ち「わかんないのばっか…」
朧「まぁ、手当たり次第やったかな。知るだけでも充分武器になるから…。…次行こっか。物騒な話になりそうだし」
二人に戦闘の話は似合わないしねぇ…。
【質問 最近できるようになったことは?】
朧「…………甘える、かな…。あとは……休む?」
あ「休むことができるようになったってどういうこと!?」
朧「休日にゴロゴロできるようになったんだよねぇ…今まではバタバタ家のことしてたから…」
維さんと家事を一緒にするから時間ができたんだよね…。いやー…本当にいい彼氏だよ…。僕にはもったいないくらい。
朧「維さんが一緒に休みじゃない日は家事やった後にベッドでゴロゴロ本読むのが最高に気持ちいい…!」
ち「よかったねぇ…」
ちよちゃんにまた撫でられる。…次行こうか。
【質問 最近ハマっていることは?】
朧「えー……何だろう…………料理?作り置きできるのを作るのが好きでねぇ…」
ち「お料理楽しいよねぇ」
あ「得意な料理は?」
朧「…きんぴら蓮根?」
まだ凝ったのは作れなくてねぇ…。もっと精進しないと…!
朧「……二人に弟子入りでもしようかなぁ」
ち「みんなでお料理!?楽しそう!!」
あ「やりたいやりたい!」
朧「僕足手まといにならないといいけど…」
【質問 好きな花は?】
朧「花……んー…………パッと出たのは彼岸花。あとは桜…ダリア…菊……百合……アネモネとか?」
ち「おねいちゃんに似合うねぇ」
あ「ねー」
朧「ありがと…。アクセサリーとかも彼岸花モチーフがあったら買っちゃうんだよねぇ」
【質問 もしあと一週間しか生きられなかったら何をする?】
朧「何も?いつも通り普通に生きる。……贅沢を言ったら、最期は維さんの腕の中で死にたいなぁ」
あ「贅沢じゃないよぉ…!!」
ち「おねいちゃん死なないでぇ…!!」
朧「二人とも…これ質問だから…大丈夫だから、泣かないで…」
ティッシュティッシュ…いやタオルがいいかな…。
朧「あらら泣き止まない…。……僕が引こうか」
【質問 恋してましたか?】
朧「…………………してたよ?叶うわけないと思ってたけど叶った恋」
あ「ぐすっ………つなぐくん?」
朧「もちろん。初恋なんだ」
ち「……初恋叶ったんやねぇ」
朧「うん。叶ったよ。…二人とも大丈夫?」
あ「平気…」
ち「だいじょぶ…」
朧「…次行こうか」
【質問 ルールや規則は守りますか?】
朧「基本守る。場合によっては破る」
ち「意外…」
あ「意外だね…」
朧「破らないとできないこともあったりするからねぇ…。…必要悪、ってことで」
…まぁ、この辺りは二人が知らなくていいことだけどね。
朧「次32個目か…。その前に飲み物入れよう。いちごミルク作ろうか?」
あ「いいの!?お願いします!」
ち「楽しみ〜」
朧「ちょっと待っててねー」