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    まろんじ

    主に作業進捗を上げるところ 今は典鬼が多い

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    まろんじ

    MAIKINGすごい穴ぼこだらけの書きかけ江さに♀見つけたので いつか完成するのかな?十八になった今でも、はっきりと思い出せる幼少の記憶がある。
    「あの向こうには、何があるの」
     岬の切り立った崖から私が指さしたものを、彼は正しく理解していたのだと思う。空と海の堺には、二つの蒼が融け合う一筋の白い線が通っていた。
    「……空の向こうにあるのは……幾筋もの道です」
     
    「みち?」
    「ええ。そして其処が、あなたの故郷」
    「……こきょう?」
     長い髪がさわさわと風に吹かれていた。海の蒼より、幾分か淡い色だった。
    「あなたもいつか……帰るのでしょうね」
     水平線に降る雪のような瞳は、ずっと遠くを見続けていた。
    「あの空の向こうへ──」




     ねえ。あの子、今日お山を降りたんだって。まだ四つなのに。昨日、あの子と遊んだんだ。何だか、変なこと言ってたな。白い布をかぶったお兄ちゃんが、こっちを見てるって──。
     ……忘れる?
     そうかなあ。忘れちゃうのかな、私。
     ──江雪兄様が言うなら、本当かもしれないね。


     お山を降りたら、働くんでしょう?
     あの子、四つなのにもう働くの?
     私はまだ働かなくていいの?
     いつ働きに行くの?
     江雪兄様にも、分からないことがあるんだね──
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