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    ヰノ

    @tion130 落書きと進捗

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    POIPOI 28

    ヰノ

    MAIKING刀剣TRPGシナリオ書き始めてるんですけどこれでいいんですか…?合ってる…?本丸で迎える朝。
    【自室】
    障子から差し込む光が瞼に透け、あなたは目を覚ます。
    夢を見ていたような気がするが、よく思い出せない。
    同室は今日は厨当番らしく、既に姿はない。そうしてのろのろと[PCによってはしゃっきりと]身を起こした。
    朝食まであまり時間はない。

    【廊下】
    「(PC名)さん、おはようございます!」
    広間へ向かう道中、前田藤四郎[PCが前田の場合、他の刀剣]に声を掛けられる。
    「今日の朝食は何でしょうか?」
    *ここで<目星>
    -成功
     魚の焼ける匂いから、朝食は焼き魚であることを察する。
    -失敗
     あなたは鼻が詰まっているらしく、うまく匂いを嗅ぎ取れなかった。

    【広間】
    広間についたあなたは、盆を受け取り、うまく空いている席を見つけるだろう。
    正面には五虎退が座っていて、「おはようございます」と声を掛けてくる。
    大体の刀剣が揃ったところで、今日の近侍が「いただきます」の号令を掛ける。
    朝食は味噌汁、ほうれん草のおひたし、白米、焼き鮭だ。

    <目星>よく見ると焼き鮭の骨が一本飛び出ていて、そのまま口にしていたら舌に刺さったかもしれない。取り除こう。
    <聞き耳>昨日の酒宴の 764

    ヰノ

    MAIKING不思議なお店の話の冒頭の草案
    猫がいる本丸と南泉一文字
    その店は、万屋街の外に居を構えていた。
    小さな花屋の隣、ともすれば見落としてしまうほどのささやかな玄関。看板もないその店の存在に南泉一文字が気付いたのは、店先を掃除している一振りの短刀がいたからだ。
    「お困りですね」
    箒を持ったまま五虎退がいやに断定的な言葉を掛けてきた。
    南泉は何の事かと思ったが、すぐに自身が持つ『困りごと』の存在を思い出し、戸惑う。
    そんな様子を意に介さず、五虎退はアンティーク調のノブを引き、店内へ導いた。
    「どうぞ。お茶を用意します」
    誘われるままに踏み込んだ店は、洋風のアンティークなカフェを思わせる内装の、少し薄暗い雑貨屋だった。古臭くはあるが、煤けてはいない。手入れの行き届いた上品さがある。
    五虎退が勧めるソファに掛けると、その座面の柔らかさに驚いた。南泉がこれまでの刃生で座ったことのあるどのソファよりも(彼の本丸にソファはないので、彼は今まで政府施設の布張りのベンチをソファだと信じていた)柔らかいのだ。
    何故か連れ込まれた店内で持て余した時間を、ガラス瓶を逆さにしたようなランプが吊り下がっているのを眺めて潰していると、紅茶とクッキーをトレイに載せた愛染国俊 1728

    ヰノ

    DONE鶴丸さんの魔法の袂(漫画まとめ壱[https://www.pixiv.net/artworks/79053351]収録)
    セルフノベライズチャレンジそのいちです。
    「どうしたどうした、失くし物かい」
     平野藤四郎の耳にその声が届いたのは、出陣準備を終え転送門へ向かう道中、粟田口部屋弐の前を通った時だった。明るく軽い調子だが、決して茶化すような響きではない、気遣った声。室内を覗くと、べそをかく五虎退と向かい合う鶴丸国永の姿があった。
     「そういう時は深呼吸だ。道を遡って探してみような」
     ――この本丸の鶴丸様は、時折魔法使いのようになる。
     一つずつ思い出そう、と人差し指を立て、兄弟を導こうとする鶴丸の姿が、平野には不思議なものに見えた。本丸でも充分年長の部類に入る鶴丸だが、その振る舞いはときに子供のようであり、またときに老熟した賢者のようでもあった。
    「あっ!ありましたー!!」
     いち兄から貰ったハンカチを無事見つけ出し、安堵からかうえええと一層泣き始める五虎退に、鶴丸は少し呆れたような顔をして、「見つかったんだから泣くこたないだろう」と呟く。そしてその白い袂に片手を突っ込み、何かを探し始めた。
    「仕方ない、鶴さんのとっときだ」
     す、と引き出された手で掲げられたのは、セロハンで包まれたまるい飴玉だった。五虎退はそれに目を取られ、一瞬涙が止まる。 2560