休日の昼下り尾形と谷垣の住む部屋のチャイムが鳴る、台所で茶碗を洗っていた谷垣はちらりと尾形を見るがソファで本を読んでいる尾形は微動だにしない。
仕方なく水を止めインターフォンを確認しに行けば液晶には宅配員が映る、何か頼んだだろうか?と思いながら「はい」と答えれば「こんにちは〜や○と運輸でーす、尾形百之助様へのお荷物お届けに伺いました〜」と絶妙に緩い声が部屋に響く
オートロックを解除し尾形の方を見る
「あんた…何買ったんだ…?!」
「残念ながらお前が喜ぶ物は買ってないぞ」
「あんたの買った物に喜んだ記憶がないし何一つ信用してない」
「おいおい、こないだ買った玩具相当気にい「気に入ってない!!!」
ギャーギャー騒いでいると再度チャイムが鳴り宅配員の到着を告げる
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