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    yaginoura0811

    @yaginoura0811

    キショウタニヤマボイスの世界で13年くらい生かされてます。

    雑多なものの基本は総じて右側。推しの移り変わり激しい人間。推しの右側エロ大好き!!!!!!性癖色々。

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    yaginoura0811

    PROGRESSマナリア学園に再び禁薬騒動の予兆を聞きつけた教授達がエルモート、ツバサ、ショウに解決助力を求める話。
    前半。
    最近は落ち着きつつあったマナリア学園に再び妙な噂が立ったのはつい3日前の事だった。
    ジル教授に呼ばれたツバサとショウはエルモートとミランダ先生に連れられて職員室に来ていた。

    「ジル教授、話ってなんだ?」
    「すみません急にお呼びだてして。実は、また折り入って頼みたいことがあるのです」
    「…また面倒な事ですか?」
    「度々申し訳ない…。実は最近ドモン君のお仲間たちが集まって何か行動を起こしている様です」

    ドモン、荒狂学園で名を馳せた荒暮愚連隊のリーダーで過去にショウにタコ殴りにされた恨みを持って復讐しにやってきた男だ。
    ショウやツバサのお陰もあって事件は解決に向かっていたのだが…。

    「ほう…なんだかヤな予感がプンプンしやがる」
    「ドモン君がいない今荒狂学園も束ねていたお仲間たちは別々に行動しているようでして…」
    「…ヒエラルキーの崩壊…か」
    「はい。自由度の増した荒狂学園ではさまざまな問題が横行していると、知り合いの先生達から助けの声が届いたのです。是非ともまた力を貸して頂きたい」
    「で?その依頼ってのは?」
    「今回特に根が深そうな案件なのですが……ドモン君が使っていたという禁薬とは別 4260

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    DONEガーターベルトって……いいよね。ラカアオ♀ほんのりR。
    薔薇のガーターベルト付けて🌹
    どうした事だろうか。

    ラカムは自分の置かれた状況に酷く困惑する。

    「どうだ?アカイドス」
    「…どうだって…言われても……」


    ラカムが自室で就寝の準備をしている所に現れたアオイドスは、獲物を捉えた猫のようにしなやかな動きでラカムのベットに膝をついた。
    ずい、ともれなく距離を詰め、ラカムの方へ身体を寄せる。
    後ろに手をついて後ずさるラカムの姿に、小悪魔的な笑みを浮かべたアオイドスは両手を交互に付いて更に距離を詰める。

    「たまにはこういう格好で迫られるのも良いだろう?」
    「へぁ?あ…あぁ…どう、だかな」

    まともな返答すら出来ずラカムは耐え難そうに視線を逸らした。
    ジリジリと迫るアオイドスの姿と、嫋やかに揺れる谷間と、誘惑的なフレグランスの香りがラカムをもどかしいくらいの塩梅で燻ってくる。
    更に身につけているガーターベルトの存在がより一層色気を際立たせている。

    明確に自分を誘っているのが分かって、ラカムは脳内で鳴り響く警報に頭を横に振りかぶった。

    「そ、それよりだ!それ…自分で買ったのか?」
    「ああ、そうだが?」
    「だ、誰かの受け売りとかじゃない、よな?」
    「質問が多いぞ。いい 1546

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    DONE好きの感情が迷子になったラカムとアオイドスの話。シリアス。アオイドスはふいに感じた重みに夢の中に片足を突っ込んだままの状態で薄っすらと目を開けた。
    暗闇のせいで何も見えなかったが、確かに感じる重みに身を捩る。
    遠くの意識の中で捉えた影はもぞもぞとアオイドスの胸元で動いている。

    これは夢なのか。
    それとも現実なのか。

    明確にならない世界の中でアオイドスは肌寒さを感じていた。
    今日は風もないし気温も低くはなかった。
    だが、確かに感じる寒気に少しずつ世界が明確になる。

    静かな部屋に寝息が響く。
    それが自分の寝息である事は分かる。

    そして今感じている寒気の原因も。

    ん、と寝息らしい息を漏らしてまた身を捩る。
    一瞬、戸惑ったように止まった影は一旦アオイドスから離れていく。
    だが、変わらず寝息を立てるアオイドスに再び重なっていった。

    唇に何かが触れる感覚がして目を閉じたままそちらに意識をやる。
    鼻腔を擽る嗅ぎ慣れたスモーキーな匂いに癒しさえ感じる。

    ふとした瞬間、その匂いが恋しくなる時がある。
    どうしようもなく。

    おそらく、相手も同じ事を思っている。
    そう思うだけで心が温かくなる。
    だけど、もしかしたら、それは自分の勘違いで、相手はそんな 1214

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    DONE『人前で果実は食べさせるな!』


    ただ果実を食べているだけの話。ラカアオ。アホです。
    おやつ時の午後3時。
    籠いっぱいに入ったリンゴを見てビィが歓喜の声をあげていた。
    リンゴだけではなく、桃や葡萄といった種類豊富な果物が彩りよく盛られている。

    「どうしたんだよこんなにたくさんの果物!!」
    「街の人から貰ったんだよ。たくさんあるから貰ってくれってな」
    「ナイスだぜラカムゥ♪早速食べようぜぇ」
    「そうしましょう!」

    ビィは真っ先にリンゴを手に取りそのままかぶりついた。果実の香りがふわりとリンゴから漂う。
    一方のルリアは葡萄を一つもぎ取ってそのまま口に放り込む。

    「おいお前ら皮剥いて食えよ渋いだろ?」
    「むあ?んな事ねぇぜ?」
    「はい!とても甘いです!」
    「ならいいけどよ」

    あっという間に食べ進める二人をよそにラカムの元へアオイドスとバアルも休憩のために部屋に入ってきた。

    「やけに楽しそうだな」
    「あ、二人もこれ食べてみろよ♪甘くて美味しいぜぇ♪」
    「これはまた豪華なフルーツ盛りだな」
    「ラカムが街の人から貰ったみたいなんです。アオイドスさんも食べたいものどうぞ」
    「では、遠慮なくもらうとしよう」

    ルリアに促されアオイドスも顎に手を当てて果物を吟味し、桃に手を伸ば 2091

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    DONE夏になれば思い出す。
    儚さを目指したラカアオ。
    すっかり気温も高くなり、夏特有の蒸し暑さにラカムは眉を顰めながら作業をしていた。
    ダラダラと汗が垂れ落ちる感触の気持ち悪さと、鬱陶しいほどの熱の纏わりつく感覚に思わず舌打ちする。

    「今日は特にあちぃな……ちょっと休憩…」

    作業もひと段落したところであったのでラカムはタオルで汗を拭きながら木陰を探して歩く。
    耳に入ってくる虫の鳴き声にふと耳を澄ましてみると、少年時代の頃を思い出してラカムはふっと笑みが溢れる。

    「蝉かぁ…」

    少年時代、夏になれば虫籠を下げて採取しに行っていた思い出が蘇ってくる。
    今でも蝉の声は聞く度に青春を必ず思い起こさせてくれる存在だった。

    あの時のように蝉の姿を探して木を一本一本見て回る。

    「…んー、いねぇなぁ………ん?」

    なかなか見つけられない中ふと木の近くに立って上を見上げているアオイドスを見つけた。
    とても真剣な顔にラカムは首を傾げる。

    「アオイドス、どうしたそんな真剣な顔して」
    「ああ、あれを見ていたんだ」
    「あれ?」

    アオイドスが指を差した先を見てみると、先程までラカムが探していた蝉の姿を発見した。

    「あ、こんなところにいたのか。あれは蝉 1325

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    DONEやってはみたものの色々ナーバスになるラカアオR。一体どうしたらいいのだろう。

    ラカムは今自分の腕の中で震えている人物にどう声をかければいいのか悩んでいた。
    そもそもの発端はアオイドスの提案からだった。



    「実は昨日から色々考えていたんだが、アカイドスのパトスをより感じるにはどうしたら良いかと模索していたんだ」
    「ほお。それで?」
    「これを使って視覚的パトスを減少させた状態でアカイドスのパトスをどれだけ感じるか実験したい」

    アオイドスが手にしていたのは何の変哲もない布切れだった。
    これを一体どうするのだろう。そしてそれをやる意味というものが見えなかったラカムはアオイドスに聞いてみる。


    「単純さ。目隠しをして君の声、体温、感情をどこまで汲み取れるか試すのさ」
    「…なんか、聞いててもよく分かんねぇけど…それやって何の意味が?」
    「体感として感じるアカイドスのパトスを今後のGIGに活かしたい。センションの質を向上させる目的もある。ギターとベースはそうしてお互いを意識し合う事で演奏の向上が期待されているからな」
    「…それで、これか?」

    突拍子もない発想だが、実行してくるあたりアオイドスは本気らしい。
    確かに、演奏に必死でアオイド 3782

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    DONEベンアオRです。お互いに身を寄せ合ってます。意味深な意味で。ベンジャミンの就寝は早い。
    双子の弟であるアオイドスは深夜を過ぎても就寝する様子はない。

    生活リズムの全く違う二人が対面する時間はあまりない。
    休みもまばらで会話もほんの少し交わすだけで終わってしまう日もある。
    だからこそ、少しでも一緒にいる時間を作ろうとアオイドスは提案をするものの、前記の通りベンジャミンの就寝は早い。
    とにかく寝てしまう前にアオイドスはベンジャミンの部屋を訪れた。

    「……なんだアオイドス。用が無いなら俺は寝る」
    「まぁ待てベンジャミン。久しぶりにこうして話すんだ。たまには就寝を遅らせるのもいいだろう?」
    「俺は眠い」

    寝たいベンジャミンと何としてもベンジャミンとの時間を作りたいアオイドスの攻防が繰り広げられる。
    ベッドに潜ろうとするベンジャミンを阻止するアオイドスが毛布を跳ね除ける。

    埒があかない攻防戦で最初に折れたのはベンジャミンだった。

    「……15分だけだぞ?」
    「それだけあれば充分だ」

    アオイドスが勝ち誇った様子でそう言うのでベンジャミンは深いため息をついた。

    「ところで、15分で何を……何をしている?」

    ベンジャミンが問いかけ終わる前にアオイ 2052

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    DONEラカムさんGiの話。アオイドス少し出。最近なんだかんだでドタバタしていた。
    グランサイファー含め、他の艇の修理や製作の依頼で立て込んでいて俺はベッドに入って即堕ちの日々が続いていた。

    体力的にも精神的にもギリギリというところでなんとか落ち着きを見せてきた作業は俺の手がなくても進む所まで来ている。

    やっと、休める。

    俺は数日変えていない自分の臭いの染み付いたシーツを嗅いで思う。

    (そろそろ変えてやらないとな)


    依頼が立て込み始めた時、俺はアオイドスにその旨を伝えなるべくバンドの練習は入れないように頼んでいた。
    特に急ぐ出演依頼もなかったので承認は得られた訳だが。

    アオイドスが決まって俺の部屋を訪れては好き勝手に雑談して戻ることもあれば、そのままそういう行為に流れる事もあった。
    そういう関係になったのはそんなに遠い記憶じゃない。
    普通の恋人同士が行うスキンシップやキスし合う行為を繰り返しては、明確にならない気持ちにモヤモヤしていた時期もあった。
    アオイドスはああいう感じで余裕のある素振りを見せてくるが、肝心の俺はアタフタしてる。

    だが、一方のアオイドスも事を起こした時にはその余裕はどこにと言った感じで健気な反応 2228

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    DONEラカアオに幸がありますように。
    愛を奏でるシンフォニー。
    俺は、一台決心した。

    ずっと踏ん切りがつかなかった事にケジメを付けるために。
    それはアオイドスとの関係に一区切りをつけるための準備。

    思えばアオイドスと出会って2年近くになる。
    操舵士とミュージシャンという全く違うフィールドにいた俺達がこの広い世界を、団長を通じて出会った事は奇跡と言っても大袈裟じゃ無い筈だ。

    最初アイツと会った時、名前を名乗るよりも先にバンドを組もう!とか言われるし、今では呼び慣れたアカイドスという変なあだ名まで付けられちまったのが今では懐かしい。

    何もかも分からない状態でアオイドスと旅をする事になって、弾いたこともないベースを持って慣れないパフォーマンスに明け暮れて、気がつけば年月は経ってた。
    勿論、楽な道じゃなかったしアオイドス自身も自らの無くした記憶との葛藤もあってお互いに過去を受け入れて成長したというか、そうやって一緒に旅をしてアオイドスの事を知るきっかけにもなっていった。

    何処を切り取っても思い返せばいい思い出だったと思う。

    そして、いつしかそれが当たり前になっていった。
    その当たり前がふと無くなった時、俺はなんだか物足りない気持ちになった。
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    DONE闇夜に横たわるベリジャミンR。

    この眼が焼き付けたいのは悪魔のベッドシーン。
    その男は決まって闇の深い夜に現れる。

    前触れはなんとなくだがベンジャミン自身感じ取っている。
    いや、向こうが仕向けていると言って良いだろうか。

    もはや無抵抗。退屈そうに瞼を閉じるベンジャミンを組み敷いた漆黒の男はニヤリと口の端を上げて笑う。

    「相変わらず君は退屈そうだね」
    「アァ…全部お前のせいだ」
    「そう噛みつかないでよー。せっかく塗ってあげた口紅が崩れちゃうじゃないか」
    「その時はお前の血で代用してやる」
    「良いねぇ。そういうの嫌いじゃないよ」

    交わす言葉同士が噛み合わない、というよりベンジャミンにとってこの男の言葉に翻弄されるのは不本意であるだけである。
    わざとかわしつつも重くのしかかって来るベリアルの身体を押し除ける。

    半ば噛み付く形で唇を奪われてまた退屈そうにベンジャミンがベリアルの背中を足で蹴り落とす。

    「いったいなぁ。骨が折れるじゃないか」
    「折れるぐらいならまだマシだと思え」
    「おいおい、まさか砕くつもりかい?砕かれるのは理性だけで充分なんだけど?」

    口説き文句の様で泥臭さの残さも感じる言葉にベンジャミンが苦虫を噛み潰したての顔で唾を吐く。

    「いっそ魂ま 2100

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    DONE再び声が出なくなるアオイドス。その原因は?

    ラカアオシリアス。モブ女の子騎空士登場。名前はない。
    突然、アオイドスの声が出なくなってしまった。
    前触れもなく、本当に当然に。

    歌うことは出来る。何故かステージの上ではいつもの伸びやかな歌声が出た。
    ただ、日常会話をする中での発声は全く出来なくなってしまったのだ。
    人間が自分の意思を伝える上で欠かせない声。

    まるで、ノイズの中で過ごしていた子供の頃に戻ったようだとマネージャーはなんともやるせない顔で言った。
    なんとかこの状況を打開する策はあるのだろうか。

    精神に関わることだとしたら何が原因なのだろう。
    アオイドスはどうするつもりなのだろう。



    「アオイドスさん、お昼にしませんか?」

    ルリアがアオイドスを呼びに部屋まで来ると、その声に手を上げて応えた。
    とことこと走ってきたルリアはアオイドスの手のひらに指で文字を書いて内容を伝えた。
    今日のお昼はオムライスだと。
    アオイドスは笑って分かったと口を動かして答える。
    ルリアがそれを確認して部屋を出て行く。

    普段の日常会話はこうしてやりとりしている。スケッチブックに文字を書いたり短い単語は口を動かして伝えたり。
    なんとかそうやって生活は出来ているものの、アオイドスは人知れず頭を抱え 4545