今朝地下鉄乗りながら『大地とこんにちは』をボンヤリ聞いてたら、すごく今更なんだけど「この星はたまご 殻にひびを入れたら」って歌詞、くわわがツルハシを持ってコンクリート割ってるあれが、たまごの殻を割ってるんじゃん?てふと思って、とてもしみじみした気持ちになりながら出勤してた。
殻を割ったら何かが生まれる、何が飛び出す。時が経てば植物に覆われてしまうと言っているから、何かしなくても生命があって生まれてくる星だとわかっている。けど、そこに「何を植えようかなあ」って、手を加えようとする。誰もいなくなっちゃって、乾いた風が吹くだけの世界になっちゃったから。きっと寂しくないように。
さよなら、こんにちは、はじめまして。地上に人がいて交わされた言葉たちを、物語を、桑名が独りでやっている。誰もいないから。かつてあったそこにあった営みを忘れないように、大地に聞かせていたのかもしれない。
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