一緒にお風呂に入りたいラギ監シリーズ08「ほら、ユウくん。もっとくっついて。」
「は、はい…。」
恋人という関係になってから、初めて迎えたラギー先輩の誕生日。
誕生日パーティーが終わってから、ラギー先輩はオンボロ寮に泊まりにきた。
今まで何度か一緒に夜ご飯を食べたり、遅くまで勉強をみてもらったりしたことはあったけど。
どんなに遅くなってもラギー先輩はサバナクロー寮へと帰っていた。
なのに…。
今日は外泊届けを出してきたッス。
…何もしないから、一緒に寝よ?
誕生日だから、いいッスよね?
プレゼントを何か用意しなくては、と思いながらも今日を迎えてしまい。
いつもよりも豪華なドーナツと元の世界の記憶をたどりながら作った和食をふるまって。
パーティーでさんざん食べてお腹がいっぱいのはずなのに、ラギー先輩はどれもおいしいと言いながらたいらげてくれた。
2350