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    dorothy_ito

    れんこのポイピクです。

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    dorothy_ito

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    dorothy_ito

    PROGRESS自分のことをセフレだと思ってるフの無風。
    新しく書いたとこまで
    私たちの始まりについて


    風息は強かに酔っているというのに、若草のような爽やかでどこか甘いにおいがした。
    決して不快ではない、それどころか良い香りだと思うが嗅いでいるとどうにも落ち着かなくなる。

    金属製の能力で勝手に鍵を開けて家の中に入り、ぐでぐでの身体をソファに預けた。
    風息は口元をむにゃむにゃ言わせながら大人しくソファに横になる。
    大の男の姿だというのに、猫科の動物を思わせる動きが不思議と可愛らしく見えた。
    愛らしい様子に庇護欲をそそられた訳ではないが、水の一杯もやってから帰ろうと台所を物色する。目についたコップに水道水を入れて風息の元へと向かった。

    「風息、水を…」
    突然首を引かれ、言葉が途切れる。
    風息の顔が近づき、そのまま唇が重なった。
    ぬるりとした物体が口の中に侵入してくる。ワンテンポ遅れてそれが風息の舌だと理解する。差し込まれた舌が口内の形を確かめるように這い回る。溢れた唾液と一緒に舌を吸われ、無限の頭がジンとしびれる。
    溺れるものが空気を求めるような切実さのある情熱的な口付けだった。
    とろけるような顔で微笑まれ、視界が真っ赤に染まるような錯覚を覚える。
    それと同時 553

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