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    オサハタ

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    オサハタ

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    半サギョSS(ふたりは付き合ってていちゃいちゃしてる)

    #半サギョ

    「いつもと違う、気がする」
    ……鋭いなぁ。
     確かに変えたものがある。
     だけどそれは、おそらくどちらかと言えば消極的な変化で、僕自身ですらすでに意識の外だった。
     だから、さすがだなぁ、と呆れつつも僕は多分、嬉しかったんだと思う。
    「そうか、香りが少ないんだな」
    勿体ぶるつもりはなかった、すぐに答えを教えるつもりだった。
     なのにそれより早く、頷きながら当てられてしまったものだから、僕はこみ上げる笑いを堪えきれなかった。
     それがくすぐったさから出た笑いだとでも思ったんだろう、離れようとした先輩を引き止めて、大丈夫、と示してから理由を話した。
     香りは痕跡になり、足掛かりになる、よって潜む機会の多い自分には不向きで、これまでのものより少ないものを見つけたから変えたのだと。
     納得した様子で、先輩は、改めて僕に近付いた。
    「うん、いいと思う」
    頭上から聞こえる声が、随分と弾んでいるのは何故だろう。
    「ここまできてようやく分かる」
    撫でながら、先輩が鼻先を埋めているのは、洗い晒しでまだ濡れている僕の髪。
    「だったらこれは、俺しか知らない」
    ああ、そういうこと。
     上機嫌の理由はそれか、と理解して、僕はまた笑ってしまった。

    *・゜゚・*:.。【シャンプーを変えました】。.:*・゜゚・*
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