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    Sasame

    @promenade2019

    RK推奨の字書き

    妄想を書き綴っております。
    原作者様、出版社様とは一切関係ございません。


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    Sasame

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    今日の二人はなにしてる
    お題ネタ。

    ギャグにしたかったのに……(´;ω;`)ウッ…

    原作以上の獠香ちゃん(うん…。多分ね…)

    #シティーハンター
    cityHunter
    #冴羽獠
    saeha
    #槇村香
    makiMurakami
    ##CH

    今日の細雪んとこのRK
    喧嘩をした勢いで嫌いだと散々言ってしまった。向こうが部屋に篭ってしまったので謝ろうとドアを開けると涙目で思い切り睨まれた。慌てて謝ると抱き着いてきて「好きって言ってくれたら許す」と小さく呟く。…
    #shindanmaker #今日の二人はなにしてる


    「だから! 何であんたはいつもいつも!」
    「だぁ! もう! 過ぎたもんは仕方ねぇだろ!」
    「仕方なくなんかなぁーい!!」
     香の叫び声がリビングに広がる。
    「はんっ! あいつと二人でいられて嬉しかったくせによ!?」
     獠の言う『あいつ』とは、つい先日まで護衛していた俳優のこと。
    「別にそんなこと言ってないでしょ! あたしはただ獠と一緒に行きたかっただけよ!」
    「どうだかね。あいつがここに泊まってる間、積極的に話し掛けてたじゃねえか」
    「命を狙われて怯えていたのよ? 少しでも気が紛れてくれたらって話をしただけじゃない」
     香の言葉を獠は首を横に振って鼻息を鳴らす。
    「ふんっ! どうだか? 本当はおまぁがアイツと話したかっただけじゃねぇのかよ?」
     横目でチラッと香を見るとプルプルと肩を震わせに姿に獠は焦りを覚える。
    「かお……」
    「何よ! 獠のバカ! そんなんじゃないって何度も言ってるじゃない!」
    「わ、悪かったよ、俺が言い過ぎた」
    「嫌いっ! 獠なんて嫌いよ! ばかぁ!」
    「なっ! 嫌いとか言うなよ!」
    「嫌い嫌い嫌い嫌い!! 獠なんかだーい嫌いよ!!」
     ふんっ! と今度は香が首を横に振って視線を外す。
    「……あぁそうかい!わかったよ! 」
    「えっ……?」
     思わぬ反応に香が視線を戻すと獠は背を向け自室へと繋がる階段へと向かっていた。
    「ちょっと! 獠っ」
    「俺は知らん! もう寝る!」
     ドスドスと音を立て歩く獠に香は呆然としてしまう。
     バタンっ! と大きな音をたてて閉まる部屋のドアに香はやっと思考を動かした。
    「な、なんで獠が逆ギレしてるのよ!」
     約束を破ったのは獠の方。俳優でもある依頼人から護衛のお礼にと舞台のチケットを二枚受け取った。
     香は獠と二人でその舞台を見に行くのを楽しみにしていた。けれど、獠は待ち合わせの時間に遅れ為、香は一人で時間を過ごした。
    「彼も獠に見てもらいたかったはずなのに……」
     獠は男の依頼人を嫌う。でも、今回の依頼人は獠に懐いていたし、獠も満更ではない顔をしていた。
     テーブルに置かれ一枚のチケット。
    『無理に誘ったのは僕の方なので気にしないでください』
     舞台終了後、特別に控室に通された香は獠の不在を謝罪した。
    「とても残念そうだったのに……」
     せめてそれだけは獠に伝えよう。と香は階段を駆け上がった。

    「獠ぉ、起きてる?」
     ドアをノックするけど反応はない。
    「獠がドアを開けてくれないと、あたし客室で寝るわよ?」
     獠の部屋は彼だけじゃなく香の部屋でもある。夜も同じベットで眠るようになって幾つもの月日が流れていた。
    「獠。ドアを開けて?」
     もう一度ノックをしようとしたら内側からドアがゆっくりと開く。
    「獠」
     ドアの前に不貞腐れた男の姿に香は苦笑した。
    「……なんだよ」
    「さっきは言い過ぎたわ。ごめんね」 
    『嫌い』と何度も言ってしまった。その言葉に対する謝罪と伝えるべき言葉がある。
    「彼も獠に会えなくて残念がっていたわよ」
    「他の男の話をする香なんか嫌いだ」
     獠に睨まれていると思う。でも香の目に映る獠の涙の方が気になってしまう。
    「じゃあ、あたしはどうしたらいい?」
     柔らかい口調で問えば逞しい腕が香を包む。
    「香が俺のことを好きって言ってくれたら許す」
     香は獠の背中に腕をまわして言葉を紡ぐ。
    「獠が好きよ」
    「本当に?」
    「えぇ。本当よ。あたしは獠が好き」
    「アイツより?」
    「当たり前でしょ。そもそもあたし年下には興味ないわよ」
     クスクスと笑う香に獠は尚も言葉を落とす。
    「最近のガキはませてるけど?」
    「だからって、彼はまだ高校生よ?」
     俳優の卵である元依頼人はまだ現役高校生。
    「数年後には香ちゃん後悔したりして?」
    「しないわよ。だってあたしには獠がいるもん」
     香が獠と始めて出逢ったのは高校生の時。それからずっと想いを寄せていた。
    「あたしは今までもこれからも。獠一人しか興味ないの」
    「へぇ。それは知らなかったな」
     香の顎に獠の指が触れ、じっと見つめる二人。
    「香」
     名を呼ばれ香は瞳を閉じた。 
     大好きな声に胸が高鳴る。
     チュッ、とリップ音が鳴り重なった唇が離れる。
    「続きは?」
     どうする?と獠は聞かない。
    「そんなの聞かなくてもわかるでしょ?」 
    「えー。獠ちゃんわかんないから香ちゃんの身体に聞こうかな」
     シリアスな雰囲気は何処かに消え失せ、この後は獠の独壇場となりめちゃくちゃセッ……(以下自粛)


     終わるん
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