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    宮下の落書き帳

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    宮下の落書き帳

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    百合漫画にしようとしたのを
    ボイコネ台本にしたやつ

    ゆずりんご
    0:(チャイム音)放課後の教室

    悠陽:「ねえ、何みてるの?漫画?」


    莉音:とぅいったーで推している大好きな
    莉音:神百合絵師、キイロさんが
    莉音:とぅいーとした新作百合漫画を
    莉音:見ていた私は、慌ててスマホを隠す
    莉音:しかし、少し遅かったようで
    莉音:いつのまにか後ろから覗き込んでいて
    莉音:バッチリ見えていたらしい。


    悠陽:「なになにー??」

    莉音:後ろの席の悠陽(ゆうひ)さんは
    莉音:ニヤリと笑ってこちらをみてくる
    莉音:この人、最近何かと声掛けてくる
    莉音:…んだよなあ…嫌いではないんだけど
    莉音:…正直あまり不良ズには関わりたくない


    悠陽:「へぇー莉音(りお)って
    悠陽:そういうのに興味があるんだ」

    莉音:「う、えっと、あの、こ、これは…」
    莉音:あー言い訳がすぐに出てこない辺りやば…
    莉音:どうしよう、と、しどろもどろに
    莉音:なっていたら後ろの席に座っていた
    莉音:悠陽さんが立ち上がって私の前に来た


    悠陽:「あたしにも見せてよ」

    莉音:「へ?」
    莉音:どうしようか迷っていたら
    莉音:悠陽さんは勝手にスマホを奪って
    莉音:百合漫画を読み始めた


    悠陽:「ふむふむー」

    莉音:「ちょっと!?」

    悠陽:「いいじゃんーいいじゃんー」


    莉音:焦る自分をよそに悠陽さんは
    莉音:軽く言い放つ
    莉音:いや待って、全然良くない
    莉音:良くないからああーー!!?


    悠陽:「あ、なるほどー!やっぱり」

    莉音:「んんんんんー」
    莉音:何がやっぱりなのかさっぱり
    莉音:分からないんだけど


    悠陽:「これ、あたしが描いたやつ」

    莉音:「は??」
    莉音:え?どういうこと??と驚いていたら
    莉音:不良ズが悠陽さんに話しかけに来た


    0:不良ズ(ふたりずつ兼役お願いします)

    0:姫乃:「ゆーゆーー!タピ行かね?」
    0:愛美:「ゆっぴー行こうずー?」
    0:寛子:「ゆっちーはよはよー」
    0:奈々:「ゆーひーまだー?」

    悠陽:「あ、ごめーん今日用事出来たー!
    悠陽:またタピろーな!」

    0:姫乃:「んだよ、付き合いわりーな」
    0:愛美:「まあまあ、また明日行こうず」
    0:寛子:「しゃーねーよ用事じゃ」
    0:奈々:「さいならー!」

    悠陽:「じゃなー!また明日ー!」


    莉音:不良ズが去ると悠陽さんは
    莉音:また、私のスマホを見始めていた

    悠陽:「ごめんなーあいつら騒がしくってさー
    悠陽:てか皆呼び方違うのマジウケるよな‪」

    莉音:「あー…そうだね、えっと」

    悠陽:ん?何ー?」
    莉音:「……えっと、話戻すけど、悠陽さんって
    莉音:……………ほんとに………
    莉音:あの………キイロ…さん?」


    悠陽:「そうだよ、キイロ!
    悠陽:ちらっと見えた時まさかー
    悠陽:って思ったんだけどーちゃんと見たら
    悠陽:やっぱ自分の漫画だったわーwww
    悠陽:ああ、信じられないなら、ほら、みて」


    莉音:とぅいったーを開いて
    莉音:こちらに見せる悠陽さん
    莉音:スマホを覗き込むと本当に
    莉音:キイロさんのホーム画面だった

    莉音:「ほんとだ…このアカウント…!
    莉音:キイロさんだあ……バイヤー…!?」

    悠陽:「でっしょー?………信じた??」

    莉音:「まさか、推しが、推してる…神が…
    莉音:神百合絵師さんが後ろの席の
    莉音:悠陽さんだったとは…」

    悠陽:「莉音がまさか百合好きで
    悠陽:あたしのフォロワーだったとは…
    悠陽:いつも反応くれてたよね
    悠陽:…………リリアさん?」


    莉音:「うっ…………その名前で呼ばないで…
    莉音:すごい偶然というか…なんというか…
    莉音:世界は狭いというか、、、やばい、、」

    悠陽:「あはは!バイヤーだわ…」

    莉音:「ジーマーで…」

    悠陽:「ゴイスーだね…」

    莉音:「ゴイスーだよね……」


    悠陽:「あ!ねえ莉音この後、暇…だったらさ
    悠陽:………今から……あたしんちこない?」

    莉音:「え?いいけど、なんで悠陽さん家?」
    莉音:首をかしげて悠陽さんに聞くと

    悠陽:「ふふっ」
    莉音:と、笑いながら距離を詰めてきた。
    莉音:え、待って、近い、ちかくない??


    悠陽:「こういう漫画とか、百合漫画好きなら
    悠陽:あたしの部屋に漫画たくさんあるからさ
    悠陽:…良かったら……………どうかなーって
    悠陽:百合バナとかも莉音としたいしー?」


    莉音:ああそういう事ね、なるほどー??
    莉音:なんか気まずいけど百合話できるなら…
    莉音:「漫画は読みたいし…行きたい!」


    悠陽:「おけまる!じゃ決まりな!
    悠陽:あとさ、莉音とこういう事、したい」

    莉音:「ん??」
    莉音:……………こういう事ってどういう?
    莉音:え、、?百合漫画みたいな事?
    莉音:てか顔…ちかっ…


    悠陽:(リップ音)「………ふふっ」



    莉音:…………ん??んんんん~っ!?
    莉音:ま…待って?処理が…
    莉音:追いつかないんだけど…
    莉音:あ、私、今、ほっぺに…
    莉音:悠陽さんに、キスされ…た!?


    悠陽:「ふっふふーん♪早く行こ!莉音!!」


    莉音:テンパる私と、私のスマホを
    莉音:置き去りにしてカバンを持って
    莉音:教室をダッシュで出ていく悠陽さん
    莉音:…ちょっ…??早っ!?…なんなの!?
    莉音:「もう!!待ってくださいー!!?」



    0:間

    悠陽:まさか莉音が私のファンだったとは…
    悠陽:後ろを振り返ると
    悠陽:慌てて追いかけてきてる莉音
    悠陽:昇降口で靴を履きかえると校門に向かう
    悠陽:さっき勢いでほっぺにチューしちゃったけど
    悠陽:嫌われて……………ない………よな…?


    莉音:「はぁ、はぁ……………悠陽さん早すぎ…」

    悠陽:「あ、やっと来た…」


    悠陽:「てゆか…前々からさ、
    悠陽:気になってたんだけど
    悠陽:なんであたしに対してさん付けなの?」

    莉音:「あっ…えーと」

    悠陽:「あ、さてはー近寄り難いとか
    悠陽:ヤンキーだからーとか?」

    莉音:「うっ」

    悠陽:「え!?図星?」

    莉音:「…ごめんなさい」

    悠陽:「ふっ、あはは…!
    悠陽:いいよいいよ謝らなくてー」

    莉音:「えっ」

    悠陽:「なんか、わからなくもないし
    悠陽:金パだしさ、見た目不良だし?
    悠陽:アイツらとつるんでるしさ…」

    莉音:「…………」

    悠陽:「でも、百合…友?としてはー
    悠陽:さん付けやめて欲しいなーって
    悠陽:思うんだけどさー?」


    莉音:「百合友…そうだね…」

    悠陽:「あ、アイツらみたいに
    悠陽:あだ名とかでもいいよ?」

    莉音:「あー…それはちょっと……
    莉音:…………じゃあ…ゆ…ゆう…ひ…」


    悠陽:「…………っ!!」

    莉音:「悠陽?」


    悠陽:名前呼びの威力やばたにえん…!!


    莉音:「あー…だめだった?」

    悠陽:「駄目じゃない…!」

    莉音:「良かった…じゃあ、悠陽呼びで」

    悠陽:「あざまるー!」


    莉音:悠陽に着いてくと住宅街に差し掛かった


    0:(雑談アドリブをどうぞ、なくてもOK)


    莉音:しばらく進んでいくと悠陽が
    莉音:急に立ち止まった、ここ…かな?


    悠陽:「……………っと、着いたよーここ!」


    0:(鍵を回して扉が開く音)


    莉音:「お、お邪魔しますー」

    悠陽:「あ、うち誰も今いないから」

    莉音:「え?」

    悠陽:「あたしさ、母さんと二人人暮らしでさ
    悠陽:母さんはこの時間働いてるから居ないし
    悠陽:父さんは仕事で県外に単身赴任してて
    悠陽:そっちで住んでるから居ないんだよねー」

    莉音:「…なるほど…そうなんだ」

    悠陽:「莉音何飲む??コーラ?カルピス?
    悠陽:(アドリブで飲み物の名前)」

    莉音:「あ、じゃ(好きな飲み物の名前)で」

    悠陽:「おけまるー」


    0:間


    悠陽:「はーい、ここがあたしの部屋ー!」

    莉音:「わ、本がたくさんあるー!!」

    悠陽:「まあ好きなとこ座って
    悠陽:ゆっくり好きなの読んでいいからー」

    莉音:「う、うん…あ、これ新しいやつだ」
    莉音:私がソファーに座ると悠陽も隣に座った
    莉音:少し気まづい気持ちになり本棚を見ると
    莉音:百合漫画雑誌の百合嬢で連載していて
    莉音:自分がまだ持っていない漫画を
    莉音:発見したので、思い切って本棚から
    莉音:取り出して読み始めることにした


    悠陽:「あ、それこないだ百合嬢からでたやつー」

    莉音:「私…百合嬢最近買ってないなあ…」

    悠陽:「そうなの?」

    莉音:「推しの作家さんが
    莉音:皆居なくなっちゃって…」

    悠陽:「あー!まじそれな!!
    悠陽:わかりみが深いわー
    悠陽:あたしも好きな古参作家
    悠陽:全然居なくなった!」

    莉音:「悠陽も??ナカーマ…」

    悠陽:「黒乙女椿さんとかー!七草かゆさんとかー!あと、梅田かおりさんとか好きだったのにさー!」

    莉音:「あ、黒乙女さんと七草さん私もすきだったー!あと、シロクジュウさんとか!MOTOKOさんとか」

    悠陽:「わっかるー!シロクさんの最後の連載のスイーツパーラー?あれあたしだいすきだった!」

    莉音:「私も!…ってあるじゃん!?
    莉音:スイーツパーラー!」

    悠陽:「あったりまえよ!」

    莉音:本棚からスイーツパーラーを手に取り
    莉音:パラパラめくり流し読みする

    悠陽:「ふふ、いい品揃えでしょー」

    莉音:「たくさんあるとは思ったけど…
    莉音:読みたかったのたくさんありすぎて…
    莉音:あっ⋯⋯(察し)
    莉音:ここが百合漫画天国か…」


    悠陽:「あはは、気に入った?
    悠陽:……またいつでも来てよ」

    莉音:「えっ、いいのー?」

    悠陽:「いいよ?莉音なら大歓迎」

    莉音:「ほんとに…?」


    悠陽:「うん。あたし、莉音の事大好きだから
    悠陽:今日だけじゃなくてさ…
    悠陽:もっと莉音と…一緒にいたい」

    莉音:「それって…どういう…」
    莉音:突然大好き宣言&爆弾発言されて、
    莉音:理解できずに思わず聞き返してしまった


    悠陽:「だから………大好きなんだってば!
    悠陽:友達としてじゃなくて…その、さ、
    悠陽:恋愛感情………的な、意味でね?」


    莉音:「………え?」
    莉音:女の子から告白されたのなんか初めてで
    莉音:百合漫画じゃなくて?夢じゃなくて?
    莉音:私、今、悠陽から、告白され…た?


    悠陽:「ずっと、可愛いなあって思ってたし
    悠陽:独り占めしたくてたまらなくて…さ
    悠陽:…莉音…あのさ、莉音は私の事…
    悠陽:……………どう……思ってくれてる?」

    莉音:「……っ…私は…………え?」
    莉音:私は…悠陽の事、どう思ってんだろうと
    莉音:思った瞬間。前を見ると
    莉音:悠陽の顔が至近距離にあった

    悠陽:「ごめんね」(リップ音)

    莉音:「………っ…んぅ」
    莉音:悠陽の唇が、私の唇と、重なる
    莉音:え、え、ほっぺじゃなくて、くち…!

    悠陽:「(呼吸を整えて)…やっぱいい
    悠陽:…今の質問無し、無かったことにして」

    莉音:「ふえ?」
    莉音:心臓がバクバクいってる、顔絶対赤い
    莉音:というか体が熱い……まだ顔近いし…!

    悠陽:「嫌だったら突き飛ばしてよ
    悠陽:じゃなかったら」

    莉音:「じゃ、なかったら?」

    悠陽:「………期待しちゃうけど、いい?」




    莉音:(ごくりと唾を飲み込む)
    莉音:「……………………………いい…よ?」
    莉音:キイロさんの事はガチ恋しちゃうくらい
    莉音:大好きだったし、悠陽のことも
    莉音:今日話してたらギャップ萌えというか
    莉音:多分、実感したくなかったけど
    莉音:「…好き………だし」


    悠陽:「……莉音…」(リップ音)

    莉音:「…んっ……ゆう、ひ…」

    悠陽:「…………莉音好き、大好き」

    莉音:「…わた、しも…………」

    悠陽:「本当に??」

    莉音:「本当だよ」

    悠陽:「…夢みたい…というより百合漫画みたい
    悠陽:………………ね、こういうことも
    悠陽:…していい?」

    莉音:悠陽はベッドへ私を押し倒すと私の制服に手をかけると緊張しているのか少し震えている悠陽の手が、私の制服の中にゆっくりと、侵入してきた………


    悠陽:「いいよね?莉音…………」

    莉音:「え?ぇぇえ??………っ!?」

    0:
    0:間
    0:


    莉音:「え?ぇぇえ??………っ!?」

    悠陽:「ん?」

    莉音:「………ちょ、名前…!!てか
    莉音:これってほぼ私たちのなれそめじゃ…」

    悠陽:「ああ、名前?ちゃんと差し替えるし
    悠陽:まだまだ…だけどね、それ」

    莉音:数年後、悠陽は百合嬢連載中の
    莉音:売れっ子百合漫画家に、私は
    莉音:百合嬢の編集者になっていた


    莉音:今日は新作の構想が出来たからと
    莉音:悠陽…キイロ先生に呼ばれて、新作
    莉音:漫画を描いたネームを読んでいた…

    悠陽:「どう?莉音」

    莉音:「これ…ほとんどノンフィクション…」

    悠陽:「新刊これにしようと思うんだけど
    悠陽:いーい?」

    莉音:「これを?」

    悠陽:「コレを!」

    莉音:「これを??」

    悠陽:「コレを!!」


    莉音:「うーん…名前違うなら…いいけど」

    悠陽:「おっ!!…けど??」

    莉音:「新刊、私にも買わせてね?
    莉音:………………キイロせんせ?」

    悠陽:「もっちろん!!てかタダでいいよ?
    悠陽:…リリア担当?」

    莉音:「だからその名前で呼ばないでって!」

    悠陽:「なんで?いいじゃんリリア…リリア…リリア…リリア?」

    莉音:「連呼すんなし…」

    悠陽:「しっかし、リリアって…
    悠陽:どっかで………うーん…なんだっけ?」

    0:間

    莉音:「……金糸雀(かなりあ)リリア」

    悠陽:「あっ、ぇぇえ!?マ??
    悠陽:えっ、待って…ジーマーで??」

    莉音:「キイロ先生の初期作…金糸雀と夕焼けの金糸雀リリアちゃんがめちゃくちゃ好きで………勝手に名前…お借りしてましたー!!」

    悠陽:「ああ、なるほど…な…あ、ありがとう?
    悠陽:えーと……なんつーか作者冥利に尽きる?」

    莉音:「あーもう…恥ずかしい…」

    悠陽:「あ、いいこと思いついた!」

    莉音:「なに?」

    悠陽:「次のコミケで再録本出すんだけど」

    莉音:「待って、聞いてない」

    悠陽:「だって今思いついたんだし
    悠陽:でさ、一緒に売り子してくれない?」

    莉音:「へ??」

    0:
    0:間
    0:

    悠陽:コミケ当日
    0:

    莉音:「待って???売り子って聞いてたけどなんで私、リリアコスさせられてるの?てか、悠陽の暁月 紅(あかつき くれない)ヤバい…やばくない?ヤバい……………!めちゃくちゃ似合いすぎてるっていうかちょっと待って???何??本人が本人?目が幸せ…待って…好き…最の高ありがとう」

    悠陽:「あはは、限界オタク化してるよリリア……落ち着いて?…えーと、ありがとうリリア、でもさあ、名前キイロって呼んで欲しいな?」


    莉音:「……っ!!?分かった…ごめん!」


    0:モブA
    0:「あのー…いいでしょうか?」

    0:モブB
    0:「えっと…キイロ先生…御本人ですか?」

    悠陽:「あっ、はーい、そうでーす!」

    0:モブA
    0:「金糸雀と夕焼けのコスされているってとぅいーと拝見したのですが…再現度…高すぎませんか…?あとそちらの方は…売り子さん??」

    悠陽:「あー担当編集者のリリアです」
    莉音:「…ちょっとぉ!?キイロ先生?」

    0:モブB
    0:「え!あのリリアさんですか!??百合嬢編集者の!?百合トピアの??」

    莉音:「あは………そう…です」

    0:モブA
    0:「え?あの、百合嬢の百合コラムの?」

    0:モブB
    0:「私大好きですー!!先週の百合トピアのキイロ先生とのコラボ会談コラムめちゃくちゃ良かったです!」

    莉音:「あ、ありがとうございます…」

    悠陽:「ふふっ…ありがとう」

    0:モブA
    0:「あ、すみません…えっと新刊と再録本2部ずつ…あとこのサイン本ください!」

    0:モブB
    0:「私はとりあえず全部1部ずつください!あと紅さんの色紙…も…お願いします!」

    悠陽:「ありがとうございますー!」
    莉音:「あ、ありがとうございます!」


    0:間

    悠陽:「いやー…売れたね…完売 完売…」

    莉音:「凄かった…………コミケ…ヤバい…」

    悠陽:「途中で買い出し交互に行けたから今回は戦利品ばっちしだしリリアのリリア見れたし、キイロさん大勝利&大満足ー!ありがとねリリア」

    莉音:「こちらこそ…あ、この後どうするの?」

    悠陽:「そうだねー撤収したら挨拶回りしてー
    悠陽:近場のラブホとか入って…
    悠陽:女子会ならぬ百合会しますか?」

    莉音:「百合会??」

    悠陽:「そ、戦利品を堪能するの」

    莉音:「それは…いいかも」

    悠陽:「じゃあ決まりね、あ、撤収前に」

    莉音:「ん?」

    悠陽:「はい、新刊!あと、おまけに再録本」

    莉音:「覚えててくれたんだ…
    莉音:再録本まで…いいの?」

    悠陽:「うん、ご褒美というかなんというか」

    莉音:「ありがとう…!!
    莉音:あ、名前……変えたよね?」

    悠陽:「あ、ちゃんと変えたよ?
    悠陽:柚子と林檎にしたった」

    莉音:「ゆずりんご…まあ、いいかな…」

    悠陽:「じゃあ、てっしゅー!」

    莉音:「撤収ー!!!」

    0:
    0:
    0:
    悠陽:ゆず
    莉音:りんご

    0:完
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