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    mekepok

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    11巻 橋田悠に思うこと ネタバレあり思いついたことを思いついた順に書いてます。
    原作描写にのっとった感想も、考察ふう願望もゴッチャ混ぜ。


    橋田みたいな先生に子供のころ会っていたら、とってもとってもと~~っても大好きになっていたと思う。だって、優しいんだもん。
    優しい人のフリしてるホントは冷めた人、のフリしてる本当に情の深い優しい人なんだもん。
    子供のころにここまで言語化できなくても、その表面的に見える優しさをまったく安心して享受しまくって私もハート飛ばしまくったと思うな。そして、それからの人生、“橋田先生”と似たようなところのある人に、態度が甘くなっていたんじゃないかな笑

    橋田、ヘタしたら周りのニーズを満たさずにはいられない性質(それこそ小枝ちゃんみたいな)で、それを満たす技術もたいていの場面ではあるから、応えすぎて自分が壊れないように、今のキャラ付けになったんじゃないか。
    あんまり期待されすぎないような、且つ、孤立しすぎないキャラ。

    橋田、たまに人に顔近づけすぎるの、ワザと仕掛けてるんじゃなくて、本当に人との適切な距離感がわからないタイプなんじゃないか。ふだんは自分をおさえて普通っぽく振る舞えるけど、興味関心が高まるとそのブレーキ忘れて、ついうっかり近づきすぎたり、なにも言わないでガッと人の手つかんでしまったりする…
    髪も、切るというの分からないから伸ばしてるだけじゃないか?
    そして唯一知っている三つ編みという手法で、ジャマにならないようにしてるだけじゃないか?

    橋田が小枝ちゃんパパの手つかんだとき、八虎がすぐに「一枚で完成してる画なんすよ~」「テープでくっつけましょ、橋田先生」みたいなの言ってくれて、本当にありがとうと思った。はじめて八虎のこととっても好きになったかもしれない。パパにというか、橋田に呼びかけたところも含めて、好きだった。
    こういうフォローが入ることで、橋田に対する保護者の印象が「意味わからなすぎてキモイ」にならずに済むじゃん。
    橋田が恥をかかないようにしてくれて、社会的な立場が弱くならないようにしてくれて、ありがとう八虎!って思った。
    橋田はあの瞬間はこういう保身みたいなの、どうでも良かったかもしれないけど、それでも私は八虎がこういうのしてくれて嬉しかった。


    小枝ちゃんと橋田が合作しているシーン、とても好き。
    言葉のないあの見開きが好き。
    静けさのなかで、心の修復作業をしているような、とても印象的なシーン。
    八虎と翔也くんの場合は、患部を直接ビッと突いて治したってかんじだったけど、橋田と小枝ちゃんの場合は、患部には直接さわらないようにして、ちぎれた心が全部ひたるまで糊みたいな液体を満たしていって、完璧じゃないけど日常に支障が出ない程度には心をくっつけたよというかんじの、ゆるやかで痛みのない優しい治癒という印象です。


    橋田悠、最初に八虎に話しかけたのも、ヨタスケがあからさまにニガテなタイプに話しかけられて困ってるのを助けようとしたんちゃうか?
    「こういうの困ってそう」とか誰かに弱点があるみたいに考えるのを、おこがましいし間違ってるかもとか、乗り越える力を身につけるジャマになるかもとか、頭イイから色んな可能性が見えつつ、それでもついおせっかい焼いてたってことちゃうか…?
    でしゃばりすぎないように、相手が助けと認識しないような、変わり者の気まぐれみたいなていで、いっつも誰かに優しいことばっかしてきたんちゃうか!!


    「先生も学校がんばってね」って言われたときに、橋田悠が小枝ちゃんに「大丈夫そうやな」と思ったのか「ああ…ダメだったなぁ…」と思ったのか、わからん。どっちだろう?
    物語的には希望のある終わり方だったけど、この時点の橋田的にはホッとしたのか無力感を味わったのか、、どうやろなぁ。
    「先生にも向いてないわ」からは、子供に情をたっぷり持っていたことがうかがえるけど、あと“描くがわ”にも向いてないの前提としてるのが読み取れるけど。
    ところで佐伯先生と橋田、似てない?
    11巻表紙の佐伯先生の妖艶さみたいな、なに考えてるか分からない余裕ある強者感みたいなの、橋田をほうふつとするな~と思っていたら、内容でこの二人が関わっていたからテンションが上がりました。
    あとカバー下四コマで小枝ちゃんが、佐伯先生と橋田をステキで魅力的に感じていたので、やっぱ同じくくりだよね分かる~アレ?もしかして小枝ちゃんは私だった…?と思ったのですが。
    ちなみ先生といえば大葉先生も好き。マキちゃんも好き。
    予備校組のメンツ好きだわ~~!

    11巻、とにかく、橋田の優しいところ、可愛いところ、子供目線のステキ~なところ、激昂したり分かりやすく涙したりしない、抑制された表現だからこそより偲ばれる内面の情の深さや人間的な奥深さなど、橋田の魅力がたっぷり詰まっていて、心が栄養満点になりました。

    あと単純に、「僕エネルギーの強い人あてられてしまうねん」の仕草とか、コートの脱ぎ方とか可愛い!
    文脈とか深い考察~とかなくても、パッと見で可愛い!色っぽい!ってなる橋田のコマがたっぷりあって、目も幸せでした。
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