ぐれ
ぐるてん
MEMO覗いてくださる方ありがとうございます髪の毛二次元っぽい色にしたいけどついつい黒白グレーにしてしまう
第二の都市(布たっぷり)/国境沿いの都市(ので他国の影響でジャケットタイプ)/湾岸(土台が作業着)
黒(藍染)の布に金糸銀糸の刺繍があったら確定でお金持ち
syunenmei
DONETSロジャグレ 流れでやらかした話「あ、の……ロージャさん?」
「なーに?」
「分かってるくせに」
背中には無慈悲な壁。
これ以上下がれないのに、距離を詰めて来る男を怪訝に見上げた。
「ち、近い」
「うん、抱きしめていい?」
「そんなこと今更……」
男女の仲になってハグは何度もしたしされた。体格差のせいですっぽり包まれてしまうのが心地いいと、まだ本人に言えていない。こちらからは片腕しか回せないのが残念でならないとも。
「えっと、じゃあ、ちょっと待ってくれる?」
「うん?」
「腕の袋取って来るから」
ロージャを静止して夜眠る時などにつけている革の袋を探す。
その気になれば革くらい裂いてしまえる腕だが、寝ている間程度なら覆いとして役に立つ。
特に、理性がちかちかして無我夢中で彼にしがみつかないといけないような夜には必須だった。
725「なーに?」
「分かってるくせに」
背中には無慈悲な壁。
これ以上下がれないのに、距離を詰めて来る男を怪訝に見上げた。
「ち、近い」
「うん、抱きしめていい?」
「そんなこと今更……」
男女の仲になってハグは何度もしたしされた。体格差のせいですっぽり包まれてしまうのが心地いいと、まだ本人に言えていない。こちらからは片腕しか回せないのが残念でならないとも。
「えっと、じゃあ、ちょっと待ってくれる?」
「うん?」
「腕の袋取って来るから」
ロージャを静止して夜眠る時などにつけている革の袋を探す。
その気になれば革くらい裂いてしまえる腕だが、寝ている間程度なら覆いとして役に立つ。
特に、理性がちかちかして無我夢中で彼にしがみつかないといけないような夜には必須だった。
「堀亀堂」@おはぎ紅茶
DOODLEヲタ友へのたんぷれで描きました。初ゾロ×サンジ
ゾサですね。絵文字調べたら、⚔️、🍙、🕒、🚬など色々あるんですね。
この子たちはなんでしょうなあ、拙者やぱ両片想いが至高なり、ゾのがやきもち焼きだったらたまらんちで、サンにはひょいひょい交わしてもろて、でもいざ交戦では立場逆転サンがゾロにめろめろみたいな、くんずほぐれつ両想いになるが昼間はそういうのを全出ししないが、ちょい出しで袖引っ張っ(r
syunenmei
MOURNINGTSロジャグレ「たまには、グレッグからキスして」
ぼんやりとした頭と気だるい体。
やっと激しい熱が引いたところで、そんなお願いが届いた。
「私から?」
「うん」
少し汗ばんでいる髪をさらさらといじりながらロージャが頷いた。
キスして欲しい……と、言われても。
普段は他の目があるからできないし、そもそもこの身長差だ。立ってキスするだけで首は真上に向くし、背伸びしたところで届かないから意味が無い。……この歳で、背伸びしてまでキスしたいと思われるのも、少し恥ずかしい。
だからこうして二人の時に出来なかった分を埋めるようなキスをする。座って、寝そべっていれば身長なんて関係ない。ロージャとのキスはす、好きだから。
「さっき散々したのに」
676ぼんやりとした頭と気だるい体。
やっと激しい熱が引いたところで、そんなお願いが届いた。
「私から?」
「うん」
少し汗ばんでいる髪をさらさらといじりながらロージャが頷いた。
キスして欲しい……と、言われても。
普段は他の目があるからできないし、そもそもこの身長差だ。立ってキスするだけで首は真上に向くし、背伸びしたところで届かないから意味が無い。……この歳で、背伸びしてまでキスしたいと思われるのも、少し恥ずかしい。
だからこうして二人の時に出来なかった分を埋めるようなキスをする。座って、寝そべっていれば身長なんて関係ない。ロージャとのキスはす、好きだから。
「さっき散々したのに」
ベイマックス好き@シェゾ最推し
DONE出来ました✨✨衣装は少ないですが、好評だったらもう少し増やそうと思います!!ネップリに登録しようかな…
#エヴァンゲリオン #エヴァ #惣流・アスカ・ラングレー #ミニキャラ 2
syunenmei
DONETSロジャグレ 手と手「グレッグの手って大きいね」
一日が終わり、休息の時間。
素っ裸で寄り添って、言葉と共に合わさる手。
ロージャはその体にふさわしく手も大きい。私の腰程度なら両手で掴みきれてしまう。
そんな彼の手と比べたら随分と小さいが、彼の感覚では大きいらしい。
「普通だろ」
「そう?」
合わせた手を、そっと指が絡んでいく。
すっぽりと包まれるような感覚が温かい。
やがて、うと、うと。
「もう寝る?」
「うん……眠い」
高い体温と消耗した体力が穏やかな夢を連れて来る。
手を握ったまま、彼が前髪に口づけた。
「おやすみグレッグ」
とろけるような甘い声。
好ましい体温と、大きな手。
寝てしまうのが勿体ないくらい穏やかな時間におやすみと。
全身の力を抜いて、彼の隣で夢を迎えた。
344一日が終わり、休息の時間。
素っ裸で寄り添って、言葉と共に合わさる手。
ロージャはその体にふさわしく手も大きい。私の腰程度なら両手で掴みきれてしまう。
そんな彼の手と比べたら随分と小さいが、彼の感覚では大きいらしい。
「普通だろ」
「そう?」
合わせた手を、そっと指が絡んでいく。
すっぽりと包まれるような感覚が温かい。
やがて、うと、うと。
「もう寝る?」
「うん……眠い」
高い体温と消耗した体力が穏やかな夢を連れて来る。
手を握ったまま、彼が前髪に口づけた。
「おやすみグレッグ」
とろけるような甘い声。
好ましい体温と、大きな手。
寝てしまうのが勿体ないくらい穏やかな時間におやすみと。
全身の力を抜いて、彼の隣で夢を迎えた。
しぐを生お
MOURNING表紙と空放1つ目に使うやつなんだけど表紙はビキニ付きで大部分を切っちゃう上に本文は脱ぎ差分でもグレスケ処理でカラーを載せる場所がないので供養。らくがき貯まったらXfolioに移動させるかも。左にテーマ落書き右にすけべ3コマにするか逆にするかまだ迷ってる 2
蒔野祐
DOODLE気まぐれに首絞めようとしてきたティーチとマスター夢主の話( FGO / エドワード・ティーチ夢 / ひげぐだ ・ 髭ぐだ ※)
夢主 : うちのひげぐだカルデアのマスター
(ぐだのことをゲーム主人公と藤丸立香と原作寄り夢主の総称と扱っている人)
ビジュアルは女主人公、NOT藤丸立香
それでも明日はやってくる 略奪。陵辱。それらを人のかたちに固めたような立派で最悪な海賊。いくらそいつが英霊という型に填められていようとも、周囲に身を案じる輩が両手じゃ足りないほどに居ようとも関係ない。ただの道化だと侮ったならばその場で首を引きちぎってやることも辞さない男だ。
それなのに。
「したいの?」と、澄んだ目でまっすぐにこちらを見つめてくる相手を前にしたとき、たじろいだのはこちらだった。命乞いでもない、破滅願望でもない、慈母のような受容でもない。ただ単純に、「諸々の不利益を被ってまで、それをしたいのか」と問いかけてくるのだ。些細で気まぐれな行動に、大真面目に応じてくる様は、かといって肝が据わっているとも見えない。
自分の生も死もどこか遠くにあるような、ふわふわとした面持ち。そこから繰り出されるのが「ここだとすぐロマニたちが来ちゃうよ」という、脅しというよりも”別のロケーションの方がいいんじゃない?”というニュアンスの、半ば共犯者じみた発言なのだ。
2223それなのに。
「したいの?」と、澄んだ目でまっすぐにこちらを見つめてくる相手を前にしたとき、たじろいだのはこちらだった。命乞いでもない、破滅願望でもない、慈母のような受容でもない。ただ単純に、「諸々の不利益を被ってまで、それをしたいのか」と問いかけてくるのだ。些細で気まぐれな行動に、大真面目に応じてくる様は、かといって肝が据わっているとも見えない。
自分の生も死もどこか遠くにあるような、ふわふわとした面持ち。そこから繰り出されるのが「ここだとすぐロマニたちが来ちゃうよ」という、脅しというよりも”別のロケーションの方がいいんじゃない?”というニュアンスの、半ば共犯者じみた発言なのだ。
syunenmei
DONETSロジャグレ 髪の話呼吸が喉を焼くようだ。
久しぶりの酸素を必死で取り込んだせいで変な風にむせてしまう。
チカチカする視界。
背中に添えられる大きな手が温かい。
「大丈夫?」
頭の上からかけられる言葉に嫌味は無い。だから余計に、窒息寸前のキスに怒れないのだ。
「落ち着いた?」
「ぁ……ああ。もう平気」
「そっか、よかった」
心から安堵したようにふわりと笑う美人に呆れを通り越して関心すら覚えた。
彼は、私を愛している。
こんな腕で、あんな過去を持つ私を。
戦場で旗を掲げ、数多の憎悪を受ける私を。
物好きだ。酷い変わり者だ。
そして、仕方ないほど愛しい男だ。
「グレッグ、髪解けそう」
「え? ああ、結び直さないと」
「ねえ、よかったら私にやらせて。こう見えても髪結ぶの得意なんだよ」
934久しぶりの酸素を必死で取り込んだせいで変な風にむせてしまう。
チカチカする視界。
背中に添えられる大きな手が温かい。
「大丈夫?」
頭の上からかけられる言葉に嫌味は無い。だから余計に、窒息寸前のキスに怒れないのだ。
「落ち着いた?」
「ぁ……ああ。もう平気」
「そっか、よかった」
心から安堵したようにふわりと笑う美人に呆れを通り越して関心すら覚えた。
彼は、私を愛している。
こんな腕で、あんな過去を持つ私を。
戦場で旗を掲げ、数多の憎悪を受ける私を。
物好きだ。酷い変わり者だ。
そして、仕方ないほど愛しい男だ。
「グレッグ、髪解けそう」
「え? ああ、結び直さないと」
「ねえ、よかったら私にやらせて。こう見えても髪結ぶの得意なんだよ」
ひおり
PAST今年の誕生日絵と漫画を描いていて振り返りたくなったから秀鋭誕生日絵&テキストと漫画の自己満足まとめ 去年の誕生日漫画でグレーで書き出していた方は網点で書き出しし直してみた2年前の絵が直視できない……去年の漫画はどっちもネタは気に入っている 4
ks5keigo
PROGRESSはば学男子制服GS1版&羽学男子制服作成途中。はば学ズボンを羽学ブレザーと同じ色の生地で作ったんだけど…ちょっと色違う…?もう少し黄色みがかったグレーの方がいいかな…?
あすい
MEMOほのぼのかもしれないライグレちゃんメモというか妄想?..φ(・ω・*)自分用でもあるので、ついった~で呟いていたものも持ってきます。
下に行くほど新しいです。
最終更新日🐾2024/04/18
PW:グレイアの身長 1352
syunenmei
DONE戦うグレおじ② 戦闘シーン練習……だと思う吹き飛ばされる体。
痛みと共に一回転する世界。
「っ!」
ぶれで揺らいで乱れた平衡感覚を気合いで引き戻して無様な着地を回避する。
瓦礫や肉片が散乱して安定しない足場に立ち、つんざくような鳴き声を上げる敵を見据えた。
元は人間だったはずのそれはぼんやりと人型がうかがえるだけで、うぞうぞ蠢く様は人とは程遠いところにある。
哀れだ。
哀れで、可哀想で——慈悲を与えてはいけない相手だ。
ヤニと一緒に吐き出したため息は、きっと届いてはいない。
「俺は……英雄にないたいわけじゃないんだが」
呟いて、腕を構える。
先ほどまでの攻防から相手の方が早さで優ることは把握済み。
こちらから出て行って、接近中に襲われたら面倒この上ない。
パワーも申し分なく、まともな意識さえあればどこかで雇われて立派な暮らしができただろう。まともな意識さえ無いから、こうして化物に成り下がってしまったんだろうが。
816痛みと共に一回転する世界。
「っ!」
ぶれで揺らいで乱れた平衡感覚を気合いで引き戻して無様な着地を回避する。
瓦礫や肉片が散乱して安定しない足場に立ち、つんざくような鳴き声を上げる敵を見据えた。
元は人間だったはずのそれはぼんやりと人型がうかがえるだけで、うぞうぞ蠢く様は人とは程遠いところにある。
哀れだ。
哀れで、可哀想で——慈悲を与えてはいけない相手だ。
ヤニと一緒に吐き出したため息は、きっと届いてはいない。
「俺は……英雄にないたいわけじゃないんだが」
呟いて、腕を構える。
先ほどまでの攻防から相手の方が早さで優ることは把握済み。
こちらから出て行って、接近中に襲われたら面倒この上ない。
パワーも申し分なく、まともな意識さえあればどこかで雇われて立派な暮らしができただろう。まともな意識さえ無いから、こうして化物に成り下がってしまったんだろうが。
umei3588
DONEセイレーンの手署3ページ目の、ポールダンス後の契約書セックスシーンのグレードアップ版です。グレードアップ……してるのか?とりあえず長さは倍くらいにはなってます。突然始まり突然終わるので、前後を思い出したい方はお手数ですがhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21870303
までお願いします。はぁーR18苦手……伸び代しかない…… 7166
tkrb6gm
MOURNINGアシュグレ自分の描きたかったとこだけ描いて満足した3枚しかない自己満足です。なので細かいところは気にしないでください🙏
性器は出てないので🔞表記してませんが、性行為の描写はありますのでご注意ください。 4
syunenmei
DONETSロジャグレ 甘いあまーいリップクリームの話ちゅう。
ちゅ。
可愛すぎるリップ音がちょっとだけ照れ臭い。
私の薄くて手入れもそこそこな唇と違って、ロージャはケアに関心があるからキスしていて気持ちがいい。ハリがあって、すべすべで——少し、甘い。
「イチゴの飴でも食べたのか?」
キスに溺れそうなのを誤魔化しつつ、気になった匂いについて聞いてみた。
腰を抱く腕はそのままに、やや考える素振りを見せる。
「甘い匂いがする」
「ああ、香り付きリップ付けてるからね」
「香り付き?」
「そ。今日はイチゴの香り付きリップクリーム」
ロージャがポケットから出したのは淡いピンク色をしたリップクリーム。
見た目は一般的なそれと変わらないが、キャップを開けると確かに甘い匂いが鼻をくすぐる。
856ちゅ。
可愛すぎるリップ音がちょっとだけ照れ臭い。
私の薄くて手入れもそこそこな唇と違って、ロージャはケアに関心があるからキスしていて気持ちがいい。ハリがあって、すべすべで——少し、甘い。
「イチゴの飴でも食べたのか?」
キスに溺れそうなのを誤魔化しつつ、気になった匂いについて聞いてみた。
腰を抱く腕はそのままに、やや考える素振りを見せる。
「甘い匂いがする」
「ああ、香り付きリップ付けてるからね」
「香り付き?」
「そ。今日はイチゴの香り付きリップクリーム」
ロージャがポケットから出したのは淡いピンク色をしたリップクリーム。
見た目は一般的なそれと変わらないが、キャップを開けると確かに甘い匂いが鼻をくすぐる。
でゅわー
DOODLE⚠軽度なキュートアグレッション表現あり玉子焼きを作る小さな裟羅さんにやられて描きました。みこさらとえいさらです。
みこさらはTwitter相互様のツイートから着想得させて頂きました。 2
syunenmei
DONETSロジャグレ ミニスカメイド服の話「だぁから! そんなの私には似合わないって!」
「やってみないと分からないですよ」
「そう。やってみたら案外しっくりくるかも」
「しっくりこなかった時の代償がでかすぎるんだよ! ほらあの隅見てみろ! 良秀が腹抱えて笑ってやがるじゃないか!」
橙色の乙女と、無表情の中に期待を滲ませる美女に追い込まれて喚き散らす。
年長者としてみっともない? 大人なのに情けない?
やかましい。彼らが持つそれらから逃げられるなら無様にだってなってやる。
「せっかくウーティスがグレゴールのために裾上げまでしてくれたのに……このミニスカメイド服」
「上げすぎだろ。私の足はそんなに短くないぞ」
イシュメールが手に持った白いフリルと黒いスカート生地のコントラストが絶妙な、所謂メイド服を撫でる。どこから調達したのか知らないが、デザイン自体はよくあるコスチュームプレイに使用されるようなオーソドックスなものだ。スカートの丈が異常に短いことを覗けば。
1297「やってみないと分からないですよ」
「そう。やってみたら案外しっくりくるかも」
「しっくりこなかった時の代償がでかすぎるんだよ! ほらあの隅見てみろ! 良秀が腹抱えて笑ってやがるじゃないか!」
橙色の乙女と、無表情の中に期待を滲ませる美女に追い込まれて喚き散らす。
年長者としてみっともない? 大人なのに情けない?
やかましい。彼らが持つそれらから逃げられるなら無様にだってなってやる。
「せっかくウーティスがグレゴールのために裾上げまでしてくれたのに……このミニスカメイド服」
「上げすぎだろ。私の足はそんなに短くないぞ」
イシュメールが手に持った白いフリルと黒いスカート生地のコントラストが絶妙な、所謂メイド服を撫でる。どこから調達したのか知らないが、デザイン自体はよくあるコスチュームプレイに使用されるようなオーソドックスなものだ。スカートの丈が異常に短いことを覗けば。
syunenmei
DONETSロジャグレ 紫色の匂い彼女とのキスはいつも紫色の匂いがする。
「ふ……ん……っ」
小柄な体は膝の上に乗せてもまだこちらが見下ろすけど、立っているよりくっついてる感じがして好きだ。
自分の腕の中で小動物みたいに震えるのも、思わず笑顔になってしまうくらい可愛い。
片腕で頑張ってすがってくる背中をぎゅっと抱き寄せて、気まぐれに髪に隠れたうなじをくすぐると舌の付け根が気持ちよさげに震えた。
「はふ……」
甘いキスに甘い吐息。
そして——紫色の匂い。
グレッグが愛する銘柄は煙が重く、味もひと吸いで舌がしびれ眩暈がしそうなほど濃厚な代物だった。そんなものを日頃から、戦闘中も手放せないせいで彼女には紫色の匂いがしみついている。
ゆらゆら揺れて、夢のように霧散する紫煙の匂いが。
575「ふ……ん……っ」
小柄な体は膝の上に乗せてもまだこちらが見下ろすけど、立っているよりくっついてる感じがして好きだ。
自分の腕の中で小動物みたいに震えるのも、思わず笑顔になってしまうくらい可愛い。
片腕で頑張ってすがってくる背中をぎゅっと抱き寄せて、気まぐれに髪に隠れたうなじをくすぐると舌の付け根が気持ちよさげに震えた。
「はふ……」
甘いキスに甘い吐息。
そして——紫色の匂い。
グレッグが愛する銘柄は煙が重く、味もひと吸いで舌がしびれ眩暈がしそうなほど濃厚な代物だった。そんなものを日頃から、戦闘中も手放せないせいで彼女には紫色の匂いがしみついている。
ゆらゆら揺れて、夢のように霧散する紫煙の匂いが。