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    シマウマ

    李南(りな)

    DONE【エアコレ2023展示小説】卒業後、マリィの家で初めて部屋デートする玲マリの話です。玲太くんとの関係が変わったことでより進展を意識してしまうマリィ
    好きから始める日曜日 玲太くんが久しぶりにわたしの部屋に来る……!
     高校の卒業式の日に玲太くんからプロポーズを受けて、二人だけの結婚式を挙げてから、玲太くんの家で一緒に過ごすことが増えた。だが、いつも玲太くんの家にお邪魔してばかりは申し訳ないと思い、たまにはわたしの家に来ないかと誘ってみた。
    「おまえの家?」
    「うん。いつも玲太くんの家ばかりじゃ申し訳ないし」
    「別に俺は構わないけど」
    「そりゃあ、玲太くんのおうちの方が広いし、一人暮らしだけど、たまにはうちにも来て欲しいな。今度の日曜日、お父さんもお母さんも出かけてるから……ね?」
    「……じゃ、お言葉に甘えてお邪魔しまーす」
     ということで、今度の日曜日に玲太くんがわたしの家に来てくれることになった。高校生の頃は玲太くんが家に来たのはイギリスから帰国してすぐの入学式の前日と、わたしが風邪を引いた時にお見舞いに来てくれた時くらいだったので、これからはもっとわたしの家にも来てくれるといいな、なんて。
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    にし乃

    REHABILIいんこさんよりアイディアを頂きました、『狭いロッカーに閉じ込められてむらむらむんむんしてしまうまだ付き合っていない五夏♀』です。好みで呪専時代の二人にしてしまいました。むらむらむんむんはしなかったかも知れません、すみません…。
    拙いものですが、いんこさんに捧げます。書いていてとっても楽しかったです、ありがとうございました!
    とても短いので、スナック感覚でどうぞ。
    In the ×××「元はと言えば、君が帳を下ろし忘れたせいじゃないか!何で私までこんな目に!」
    「うるせぇ、今は口より足を動かせ!」

    特級の二人は、呪専の敷地内を並んで激走していた。

    「待て〜!!」
    「待〜て〜!!」

    担任である夜蛾が放った、呪骸の大群から逃れるために。

    「チッ、しつけーなぁ!」

    呪骸達が悟と傑を追いかけくる理由は一つ、彼らの親(?)が大変にお冠だからである。
    事の発端は昨日の、二人の共同任務にあった。現場は三年前に廃業し廃墟となったコンクリート工場であったのだが、悟が帳を下ろし忘れ、彼の手加減なしの『赫』と傑が繰り出した一級呪霊の容赦ない攻撃が営業当時のままにされていた大きなタンクを破壊してしまったのだ。
    住宅街からは離れた場所にあったとは言え、空気が震えるような爆発音に周囲は一時騒然となり、野次馬達や緊急車両の他に、上空には新聞社やテレビ局のヘリコプターなどもやって来る大騒動となった。
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