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    シャンク

    dumb_bomb_

    DOODLEシャンバギ

    精神的にバギーに甘えてるシャンクス。
    シャンが当たり前のようにお酒を片手にバギに会いに来てます。
    その蜜を吸わせて 昔は少し触るだけで怒られていた。
    「お前、本当に俺と同い年か?」
    「なにをすっとんきょーなこと言ってんだァ? テメェはよォ」
     指から滑り落ちていった空色の髪をもう一度掬い上げて親指の腹でさらりと撫でる。
    「俺の髪と全然違うじゃねぇか」
    「あったりめーよ! おれ様はちゃんと手入れしてんだ。テメェのなんかのと一緒にすんじゃねェ!」
     昔は、海賊見習いだった頃は、ニット帽に隠されたバギーの髪を暴きたくて暴きたくて、ちょっかいをかけては怒られた。突き刺すような陽射しの下でも、嵐に濡れた夜でも。夏島の蒸し暑い中でも。バギーは帽子を外すことはなかった。
     ハゲてるのかと聞いた時には「シャンクスじゃあるめーし、んなわけあるか!」と失礼なことを言われた。流石に子どもの時分からハゲることはない。あの時は言い返してレイリーさんから拳を落とされたなと思い出す。今思えばなかなかアホみたいなことで喧嘩したものだ。いつもそうだったが、あの時の自分は真面目に怒っていた。きっとバギーに言わせてみれば今でもその時のことは当たり前だと答えてくれるだろう。
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    dumb_bomb_

    DONE模索しながら書いたシャンバギ

    頂上戦争後、シャンクスの船に乗って逃げることにしたバギー
    酌み交わすだけの夜であっても 肩の重みに溜息は尽きない。
     宝の地図を条件にお願いを聞いてやったはずが、咄嗟の嘘だった、なんてことを言い出した。だからマリンフォードから安全に離れる為に船に乗ってやった。船員は何やら言いたげな顔をしていたが、船長が承諾したのだから仕方なく受入れたようだった。
     それからしんみりしているのは似合わないと飲めや騒げやと宴が始まる。あれだけの海賊や海軍が死に、世界を変えるほどの戦争で体力も精神もそれなりに削れたはずだが、旨い酒が提供されたとたんこの騒ぎだ。おれもさっきまではその中心で飲んで騒いでいた。今じゃ人の少ない端まで移動して、というより引きずられるように連れて行かれた。
     「バギー飲まないか」と振り返らなくてもわかる声に背中で拒否を示したが、連れてきた囚人たちは四皇から声が、酒の誘いを断ったぞ、さすがキャプテンバギーだ、と勝手に騒ぎだす。注目され崇められるのは嫌いではないが、誘い相手はあのシャンクスだ。ここで酒を飲み交わしたいとも思わないし、話したいことも何もない。「おめェとは飲まねえ」「飲もうぜ」繰り返される変わらない問答。こうなった時に大体折れなきゃいけなくなるのは「高い、いい酒があるんだ」どうだと出てきた銘柄に舌打ちをしながら頷く自分である。
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