スパさん
torin_diff
DONE最初は「あ〜スパさんがポイズン打たれたんやな〜」って思っておいてください⚠️制限つけるならR15かな〜って感じですが、結構濃厚(激しい)です。後悔しないでね。
あと昔リタはピュアって言ったけどアレ嘘です。 22
rara_wcat
REHABILIリハビリにヤマもオチもなーんもないの書いてしまったのでまたお焚き上げ。アス君と星を見に行ったスパさん。アス君星空を眺める時だけでもいいからキラキラ澄んだ目でいてほしい。厄災に魅入られてもなお、星を見る時だけは元の自分に戻る的な感じで
澄んだ虎目石の瞳[スパ+アス] 星を見るからついてこいと言われて夜の砂漠に赴いたのはいつだったか。
その時はまだ彼と我らとが結託してすぐだったと思う。
星の動きを見て占いを行うと聞いてはいたが、実際に星を見る占い師殿を見たのはその時が初めてだったように思う。
「ゲルド砂漠は砂嵐でもこない限り星が見放題なのは助かる」
そんな事を若干嬉しそうにしていたのが印象的だった。
いざ天球儀を持って星の動きを読む占い師殿はなるほど堂が入っていた。
的確に星を見つけその動きから少し先の未来の天候などを割り出していく姿は、この者が本当に占い師なのだという認識を深く刻みつけられた。
印象的と言えば、いつもは人を寄せ付けないような濁った虎目石色をしていた瞳が、星を見る際は澄んでいたことだ。
713その時はまだ彼と我らとが結託してすぐだったと思う。
星の動きを見て占いを行うと聞いてはいたが、実際に星を見る占い師殿を見たのはその時が初めてだったように思う。
「ゲルド砂漠は砂嵐でもこない限り星が見放題なのは助かる」
そんな事を若干嬉しそうにしていたのが印象的だった。
いざ天球儀を持って星の動きを読む占い師殿はなるほど堂が入っていた。
的確に星を見つけその動きから少し先の未来の天候などを割り出していく姿は、この者が本当に占い師なのだという認識を深く刻みつけられた。
印象的と言えば、いつもは人を寄せ付けないような濁った虎目石色をしていた瞳が、星を見る際は澄んでいたことだ。
rara_wcat
MOURNINGスパさん視点。バナナの皮を淀みなく剥いてるスパさんとその様子に思わず目がいってしまったアス君の話清(さや)けき指先[スパ+アス] 太刀のごと清(さや)けさ帯びた指先で
バナナ剥きけりイーガの参謀
―――イーガ団アジト、食堂
「あまりジロジロ見られると集中できぬでござる」
「! あ、あぁ、すまない」
コーガ様からいただいたバナナ一房を一本一本丁寧に剥いていたら、二席ほど離れた位置から占い師殿が私を見つめていた。
「お前がひどく慎重にバナナの皮を剥くから気になってしまったのだ」
頬杖をつきながら占い師殿はこちらの出方を窺うように口を開く。
「本当にそれだけにござるか?」
「本当だとも。相変わらず信用されておらぬようだな」
「……」
あまり他人には興味のない御仁だと思っていたので意外と言えば意外だった。他者への興味も思いやりも実は人並にあるのかもしれない。
1155バナナ剥きけりイーガの参謀
―――イーガ団アジト、食堂
「あまりジロジロ見られると集中できぬでござる」
「! あ、あぁ、すまない」
コーガ様からいただいたバナナ一房を一本一本丁寧に剥いていたら、二席ほど離れた位置から占い師殿が私を見つめていた。
「お前がひどく慎重にバナナの皮を剥くから気になってしまったのだ」
頬杖をつきながら占い師殿はこちらの出方を窺うように口を開く。
「本当にそれだけにござるか?」
「本当だとも。相変わらず信用されておらぬようだな」
「……」
あまり他人には興味のない御仁だと思っていたので意外と言えば意外だった。他者への興味も思いやりも実は人並にあるのかもしれない。
rara_wcat
MOURNINGアス君短歌作ったついでに書こうとしてたSSの書きかけ。どこもまだまだ修正が必要だけど、これ以上は難しそうなのでここで供養居眠りアス君にスパさんが毛布かけてあげるだけの話。イーガ襲撃前くらい。スパさんがあの作戦の吉凶について聞くためにアス君の部屋を訪れたイメージ
童子の寝顔[スパ+アス] ――深夜、イーガ団アジト アストルの自室前
「占い師殿、今少しよろしいでござるか?」
入口でノックしてみたが返事がなかったので彼の部屋に静かに踏み入ると、世にも珍しい光景が広がっていた。
「………………すぅ」
黒衣の占い師は机に広げた本に突っ伏して静かに寝息を立てていた。
調べ物をしていたようだが、そのまま眠ってしまったようだ。広げられた本には古代シーカー族のものとされる文字がぎっしり詰まっている。
そういえば今日、イーガ団が管理している古文書数冊を団の研究員から借りていたのを見かけたのを思い出した。
隠者ような落ち着いた(悪く言えば慇懃な)いつもの態度とは裏腹に、眠りに落ちた占い師殿の丸くなった背中は小さく幾分若く見える。
1391「占い師殿、今少しよろしいでござるか?」
入口でノックしてみたが返事がなかったので彼の部屋に静かに踏み入ると、世にも珍しい光景が広がっていた。
「………………すぅ」
黒衣の占い師は机に広げた本に突っ伏して静かに寝息を立てていた。
調べ物をしていたようだが、そのまま眠ってしまったようだ。広げられた本には古代シーカー族のものとされる文字がぎっしり詰まっている。
そういえば今日、イーガ団が管理している古文書数冊を団の研究員から借りていたのを見かけたのを思い出した。
隠者ような落ち着いた(悪く言えば慇懃な)いつもの態度とは裏腹に、眠りに落ちた占い師殿の丸くなった背中は小さく幾分若く見える。