フロリド
twst_nk
DONEwebフリ展示①🦈🌹フロリド
キミがいれば
ありふれた、でも特別で、一等尊い
沢山笑って、呆れて、煽って、むくれて、怒って、
飾らないありのままの姿を見せ合って
そんな瞬間をいっぱい横で浴びせ合って噛み締めあってほしいです
君ありて幸福の花言葉を持つゼラニウムを添えて 7
おわり
PAST今現在、恋愛感情なんか微塵もないアズリドとフロリドの未来の子供がやってきてなんやかんやのクソ冒頭並行世界チャイルド それは、授業中の出来事だった。
グラウンドの上。辺りが急に暗くなり、さらに大きな穴が空いた。雷鳴轟かせる穴。その口から吐き出された二つの塊が、このとんでもない事件の発端になるとは、この時はまだ誰も知る由もなかった。
* * *
授業中、慌てたゴーストがリドルを教室まで呼びに来た。緊急だと言われ、急いで学園長室まで向かうと、その扉の前でアズールとフロイドと出会った。
苦手な同級生と、胡散臭い同級生兼同じ寮長である二人を見て、リドルは自然と眉を顰めた。
「あー! 金魚ちゃんだぁ〜!! なになに、金魚ちゃんもマンタせんせぇに呼ばれたの?」
「僕たちも先ほど緊急の知らせを受けて来たんです」
この組み合わせなら自分ではなくジェイドが呼ばれるべきなのでは? とリドルは思った。どう考えても、二人と一緒に呼ばれた理由が分からない。こんな所で立っていても仕方ない、コンコンとドアをノックすれば、学園長室からバタバタと走り回る音が聞こえた。中からは、やめなさい! と言う声や、甲高い子供の声と泣き喚く声が聞こえた。
4497グラウンドの上。辺りが急に暗くなり、さらに大きな穴が空いた。雷鳴轟かせる穴。その口から吐き出された二つの塊が、このとんでもない事件の発端になるとは、この時はまだ誰も知る由もなかった。
* * *
授業中、慌てたゴーストがリドルを教室まで呼びに来た。緊急だと言われ、急いで学園長室まで向かうと、その扉の前でアズールとフロイドと出会った。
苦手な同級生と、胡散臭い同級生兼同じ寮長である二人を見て、リドルは自然と眉を顰めた。
「あー! 金魚ちゃんだぁ〜!! なになに、金魚ちゃんもマンタせんせぇに呼ばれたの?」
「僕たちも先ほど緊急の知らせを受けて来たんです」
この組み合わせなら自分ではなくジェイドが呼ばれるべきなのでは? とリドルは思った。どう考えても、二人と一緒に呼ばれた理由が分からない。こんな所で立っていても仕方ない、コンコンとドアをノックすれば、学園長室からバタバタと走り回る音が聞こえた。中からは、やめなさい! と言う声や、甲高い子供の声と泣き喚く声が聞こえた。
朱々(すず)
DONE悪魔のリドくんを召喚したフロの話④(終)※ 何でも許せる方向け。捏造しかないパロディ漫画です。
※この話のフロくんは人間なので、海の生き物にちなんだあだ名で呼ぶ設定にしておりません。リドルくんのことを名前で呼んでいます。
※悪魔設定のリリアが出ます…
※事後表現があります。 21
樽酒瓶子
DONEフくんが「金魚ちゃん軽~い♡」って言うから馬鹿にされたと思って暴れるリくんと、にこにこ笑いながらも絶対落とさないように気をつけてるフくんです。フロリドちゃんの姫抱っこは何度見てもいいもんだと思います。
2024.2.19追記
ようやく完成しました。二枚目以降は作業工程です。これ線画も塗りも全部同じボールペンで描いてるんだぜ。笑っちゃうだろ。 4
torita_t
PROGRESS年明けインテで発行予定のフロリド家族パロ本2ですwebフリ用に冒頭部分のお話を展示します
線画、下書きだけなので少し見辛いかもしれません🥲
イベントで発行できるように頑張ります! 6
おわり
SPUR ME『それは、終焉という名のミーティア』 リドル視点フロリド・アズリド同軸 男性妊娠
キミは始まりのミーティア 前編 3(2)目が覚めると、性の匂いのしない部屋で、ボクは何事もなかったかのように眠っていたようだ。
あれだけの性行為を繰り返した身体はやけにさっぱりしているし、昔からお母様が懇意にしていた洋服店のシルクのパジャマを着て、清潔なベッドで眠っていると、あれはただの酷い夢だったのではと思ってしまう。
今日もなんでもない一日が始まるんだと、そう思って起き上がろうとしたけれど、身体はちっとも動きやしなかった。重だるい身体の奥は、未だに穴が空いているかのような空洞を感じる。それは、彼らとの性行為が現実だということだ。
それよりも誰が後処理をしてくれたのかと、人の気配のある方に顔を向けると、アズールがあの時の様に椅子に座ってボクを見ていた。
3207あれだけの性行為を繰り返した身体はやけにさっぱりしているし、昔からお母様が懇意にしていた洋服店のシルクのパジャマを着て、清潔なベッドで眠っていると、あれはただの酷い夢だったのではと思ってしまう。
今日もなんでもない一日が始まるんだと、そう思って起き上がろうとしたけれど、身体はちっとも動きやしなかった。重だるい身体の奥は、未だに穴が空いているかのような空洞を感じる。それは、彼らとの性行為が現実だということだ。
それよりも誰が後処理をしてくれたのかと、人の気配のある方に顔を向けると、アズールがあの時の様に椅子に座ってボクを見ていた。
おわり
SPUR ME『それは、終焉という名のミーティア』 リドル視点フロリド・アズリド同軸 男性妊娠
キミは始まりのミーティア 前編(1) 翌日、休日の喧騒とは違う外の騒がしさで目が覚めた。
あの後、そのまま寝てしまったようで、体の節々が痛む。もう一度寝てしまいたい欲求を振り切って、ボクはどうにか起き上がる事ができた。
鏡に向かい、マジカルペンを一振りして身だしなみを整え、ボクはハーツラビュルの寮長として、この騒ぎの原因を突き止めにドアの外に出た。
ハーツラビュル寮は、最上階に一部屋だけある寮長部屋、その下の階に滅多に帰ってこない四年生と三年生の個室。その裏手に別棟として二年生と一年生の部屋がある建物と本館二階の渡り廊下で繋がっている。
問題が起こっているのは、寮本館一階のエントランスホールだ。
ボクが部屋を出て廊下を歩いていると、皆がギョッとした顔でボクを見ては、廊下の端に移動した。見世物じゃないぞと眉間にシワを寄せて、一階エントランスホールを見下ろせる階段の踊り場までやってくると、トレイン先生とクルーウェル先生を筆頭に他数名の教師が囲み、皆同じ赤いラインの入った黒い呪いよけローブを纏った集団ともみ合っていた。
7258あの後、そのまま寝てしまったようで、体の節々が痛む。もう一度寝てしまいたい欲求を振り切って、ボクはどうにか起き上がる事ができた。
鏡に向かい、マジカルペンを一振りして身だしなみを整え、ボクはハーツラビュルの寮長として、この騒ぎの原因を突き止めにドアの外に出た。
ハーツラビュル寮は、最上階に一部屋だけある寮長部屋、その下の階に滅多に帰ってこない四年生と三年生の個室。その裏手に別棟として二年生と一年生の部屋がある建物と本館二階の渡り廊下で繋がっている。
問題が起こっているのは、寮本館一階のエントランスホールだ。
ボクが部屋を出て廊下を歩いていると、皆がギョッとした顔でボクを見ては、廊下の端に移動した。見世物じゃないぞと眉間にシワを寄せて、一階エントランスホールを見下ろせる階段の踊り場までやってくると、トレイン先生とクルーウェル先生を筆頭に他数名の教師が囲み、皆同じ赤いラインの入った黒い呪いよけローブを纏った集団ともみ合っていた。
おわり
SPUR ME『それは、終焉という名のミーティア』 リドル視点フロリド・アズリド同軸 男性妊娠
キミは始まりのミーティア 前編 1 それは、まるでボクに拾われるのを待っていたかのように、目の前に転がっていた。
週に一度、ボクの健康ためという名目で行われる数十分程度の公園の散歩は、先を歩くお母様の後ろを付いて歩くだけという簡素なものだった。
けれど、机の上に積み上げられた参考書や、実践魔法の訓練、社交のために必要な礼儀作法やダンスと、挙げればきりがない勉強漬けのボクにとっては、ただ歩くだけであっても勉強から離れられる時間は、毎週の楽しみだった。
もちろん勉強が嫌いなわけではない、ただあの息が詰まる様な部屋から出たかっただけなんだと、今になって思う。
そしてその日の散歩もいつもと変わりなく、鳥のさえずりや、木々が揺れ葉が擦れ合い立つ音を聞きながら、ボクは緑の空気を肺いっぱいに吸い込んだ。この数十分だけは、あの時のように約束を破って失わない様、大切にしなければならない。
9781週に一度、ボクの健康ためという名目で行われる数十分程度の公園の散歩は、先を歩くお母様の後ろを付いて歩くだけという簡素なものだった。
けれど、机の上に積み上げられた参考書や、実践魔法の訓練、社交のために必要な礼儀作法やダンスと、挙げればきりがない勉強漬けのボクにとっては、ただ歩くだけであっても勉強から離れられる時間は、毎週の楽しみだった。
もちろん勉強が嫌いなわけではない、ただあの息が詰まる様な部屋から出たかっただけなんだと、今になって思う。
そしてその日の散歩もいつもと変わりなく、鳥のさえずりや、木々が揺れ葉が擦れ合い立つ音を聞きながら、ボクは緑の空気を肺いっぱいに吸い込んだ。この数十分だけは、あの時のように約束を破って失わない様、大切にしなければならない。