ミラプト
🌰プトっ…!歯ぁ…食いしばれ…!
PASTだいぶ昔に書いたまんまメモの中に公開しないまま沈んでた病みプトです。カプ要素は無いけれど私がミラプトの民であるため人によってはそう感じる場面があります。ODはマジで危ないから良い子も悪い子も健全な子も不健全な子もリアルでは絶対にしないでね(詳しい危険性はググッたら色々でてくるからそれ見てね。あとお薬飲む時は用法用量を守ってね) 2031
deme
DONE5/13洋ゲーフェス展示作品。ミラプト漫画のクリプト視点です。
ドローンの不具合でゲーム参戦後から今までのことを忘れてしまったクリプトが、ミラージュと一緒に暮らす中で恋心に気づくお話です。
※性行為を匂わせる表現があります。 51
___
DOODLEミラプト/胡蝶の夢白亜の蝶は夜に羽ばたく ────星が、瞬いている。
うっすらとした闇が空を覆って、その薄闇の中を幾つもの光が漂っている。
その小さな光の一つひとつを繋げていけば、何らかの形になるのだという。
だが生憎と、あの朗らかな博士のように天文学の知識を然程有していないからか、ただの光の粒にしか見えなかった。
そうして見上げた視界の端、遠くで輝く星よりも近距離で桃色の花びらが風によって散る様が見える。
忘れ去られつつあったボレアスの地、その頭上で煌々としていた惑星クレオがシンジケートの手によって【ゲーム】のアリーナへと変貌を遂げたのは最近の出来事だった。
本来ならばボレアスが【ゲーム】開催地となる筈だったが、シアを主導としたその計画は頓挫まではいかずとも、どうやら予定調和とはいかなかったらしい。……シンジケートが一枚噛んでいる時点で、希望通りに行く方が珍しいのだろうが。
6107うっすらとした闇が空を覆って、その薄闇の中を幾つもの光が漂っている。
その小さな光の一つひとつを繋げていけば、何らかの形になるのだという。
だが生憎と、あの朗らかな博士のように天文学の知識を然程有していないからか、ただの光の粒にしか見えなかった。
そうして見上げた視界の端、遠くで輝く星よりも近距離で桃色の花びらが風によって散る様が見える。
忘れ去られつつあったボレアスの地、その頭上で煌々としていた惑星クレオがシンジケートの手によって【ゲーム】のアリーナへと変貌を遂げたのは最近の出来事だった。
本来ならばボレアスが【ゲーム】開催地となる筈だったが、シアを主導としたその計画は頓挫まではいかずとも、どうやら予定調和とはいかなかったらしい。……シンジケートが一枚噛んでいる時点で、希望通りに行く方が珍しいのだろうが。
shiki_gameover
DOODLE描いたけどぽろりしちゃったのでワンクッションhttps://twitter.com/shiki_gameover/status/1589802897373822977?s=46&t=KJV6FpWDjkZMWlIaAzjVAg
___
DONEミラプト/対ニューキャッスルのアルティメットボイスネタ/10月2日のミプオンリー展示品※相変わらずな捏造があります。
新刊で書いた時空の二人ですが、本を読まなくても何ら問題なく読めます。
ミより一枚上手で、お兄ちゃんらしく、かつ、イケメンなプがすごい好きなオタク。
そうして、ミが甘え上手なのも好きです。(??)
Mr.ガーネットより愛をこめて 着ているパーカーの袖を捲り、手に触れたワイングラスの繊細なステムを指先でなぞるようにしてから握る。
滑らかな曲線を描くボウル部分から真っ直ぐに繋がるガラスで出来たそのラインを揺すれば、中に注がれた赤い宝石じみた液体が芳醇な香りを周囲に広げた。
自室に設置している秘蔵のワインセラーから"取って置き"の逸品を出してきたのは、他でもない、隣に居る可愛らしい恋人のご機嫌を伺う為だった。
柔らかな牛革製のカウチソファーに座り、目の前のテレビに投げやりな視線を向けているクリプトの姿を目で追う。肌触りの良さそうな素材で出来た白無地のハイネックと、細さをそのまま象るようなピッタリめの黒スキニーパンツを履いた脚は、慣れた様子で組まれている。
7419滑らかな曲線を描くボウル部分から真っ直ぐに繋がるガラスで出来たそのラインを揺すれば、中に注がれた赤い宝石じみた液体が芳醇な香りを周囲に広げた。
自室に設置している秘蔵のワインセラーから"取って置き"の逸品を出してきたのは、他でもない、隣に居る可愛らしい恋人のご機嫌を伺う為だった。
柔らかな牛革製のカウチソファーに座り、目の前のテレビに投げやりな視線を向けているクリプトの姿を目で追う。肌触りの良さそうな素材で出来た白無地のハイネックと、細さをそのまま象るようなピッタリめの黒スキニーパンツを履いた脚は、慣れた様子で組まれている。
ayato7060
DOODLEリクエスト完成!パーティーに誰も来なくて泣いちゃったミラージュ
申し訳なく思ったクリプトは何でもすると言ってしまった…password:18? yes/no
#ミラプト #Cryptage #Mirage #Crypto
___
DOODLEミラプト/スーツミプ※いつも通りの捏造
ネクタイネタと予約時に相手の名前呼ぶネタ
君に首ったけ 首元に締めたネクタイは気に入りのモスグリーン。
それに合わせてイエローゴールドで作られた目立ちはするが、しつこくないデザインのタイピン。
纏ったスーツは、俺のファンなんだと言って、いつもよくしてくれるオーナーが仕立ててくれたダークブラウンのダブルスーツ。
胸ポケットには嫌味の無い程度に忍ばせたチーフが慎ましく咲いている。
我ながら、かなり良い男に見えるだろう。
勿論、スーツを着ていても着ていなくても俺は良い男である事は間違い無いのだが。
しかしながら、俺との待ち合わせ場所で苛立ったように立ちながら手首の腕時計型デバイスを弄って微かに眉をしかめている恋人の姿に、俺は自分が負けているような気がしてならなかった。
4043それに合わせてイエローゴールドで作られた目立ちはするが、しつこくないデザインのタイピン。
纏ったスーツは、俺のファンなんだと言って、いつもよくしてくれるオーナーが仕立ててくれたダークブラウンのダブルスーツ。
胸ポケットには嫌味の無い程度に忍ばせたチーフが慎ましく咲いている。
我ながら、かなり良い男に見えるだろう。
勿論、スーツを着ていても着ていなくても俺は良い男である事は間違い無いのだが。
しかしながら、俺との待ち合わせ場所で苛立ったように立ちながら手首の腕時計型デバイスを弄って微かに眉をしかめている恋人の姿に、俺は自分が負けているような気がしてならなかった。
___
DONEミラプトWeekly用【陽炎/ひまわり/ウィンク】/転生ネタ/ハピエン(予定・続きはいつ書くか未定)※ここからほぼ捏造になります、苦手な方はご注意ください。
大丈夫な方だけよろしくお願いします。
リインカーネーション-Ⅱ ゆらゆらと揺れる陽炎の向こうに消え行く後ろ姿が、脳裏にこびりついて離れてくれない。
〔リインカーネーション-Ⅱ〕
「よいしょ……っと。はぁー、今日は随分あちいなぁ」
ガイアのオフィス街の中心地にある名もなき小さな公園。
日々働きに出てくる社会人達にとって、憩いの場ともなっているその公園の名物として有名な慎ましくも逞しく咲き誇るヒマワリの花壇の前にて、乗ってきた黄色の小型キッチンカーから取り出した立て看板を地面に置いたエリオットは、額に流れ出す汗を拭いながら、穏やかな空気の漂う公園を一瞥する。
ほどよく筋肉のついている褐色の腕に取り付けられた時計の針先は午前十一時半を僅かに過ぎた辺り。
4348〔リインカーネーション-Ⅱ〕
「よいしょ……っと。はぁー、今日は随分あちいなぁ」
ガイアのオフィス街の中心地にある名もなき小さな公園。
日々働きに出てくる社会人達にとって、憩いの場ともなっているその公園の名物として有名な慎ましくも逞しく咲き誇るヒマワリの花壇の前にて、乗ってきた黄色の小型キッチンカーから取り出した立て看板を地面に置いたエリオットは、額に流れ出す汗を拭いながら、穏やかな空気の漂う公園を一瞥する。
ほどよく筋肉のついている褐色の腕に取り付けられた時計の針先は午前十一時半を僅かに過ぎた辺り。
___
DOODLEミラプト/デートに行く二人/糖度高※相変わらずねつ造してます。
頂いたネタで書かせて頂きました、ありがとうございます。
マジカルミラクルハッピーアワー 「ミラージュ」
背後から飛んできた聞き慣れたその声に、シップ内にある簡易キッチンでコーヒーを今まさに淹れようとしていた俺は、掴んでいた自分用の【Mirage】というロゴが入った黄色いマグカップのつるりとした表面を見ていた顔をゆっくりと上げた。
後ろに立っている人物は見なくたって分かる。
コイツは俺の淹れるコーヒーがなんだかんだ好きだから、きっとキッチンの近くを通りかかったタイミングで、ついでに自分の分も淹れてもらおうとでも思って声をかけてきたのだろう。
まぁその前に今日の【ゲーム】の開催地であるオリンパスに向かうまでの僅かな道中に、後ろに居る奴に話しかけるきっかけが欲しくてわざわざコーヒーを淹れて持っていってやろうと思い立ったのが先ではあるのだが。
7640背後から飛んできた聞き慣れたその声に、シップ内にある簡易キッチンでコーヒーを今まさに淹れようとしていた俺は、掴んでいた自分用の【Mirage】というロゴが入った黄色いマグカップのつるりとした表面を見ていた顔をゆっくりと上げた。
後ろに立っている人物は見なくたって分かる。
コイツは俺の淹れるコーヒーがなんだかんだ好きだから、きっとキッチンの近くを通りかかったタイミングで、ついでに自分の分も淹れてもらおうとでも思って声をかけてきたのだろう。
まぁその前に今日の【ゲーム】の開催地であるオリンパスに向かうまでの僅かな道中に、後ろに居る奴に話しかけるきっかけが欲しくてわざわざコーヒーを淹れて持っていってやろうと思い立ったのが先ではあるのだが。
___
DONEミラプト/Weekly用【両片思い/海/さよなら】/糖度低※当然の如くねつ造してます。
このあとまだ続くつもりだけど、次がいつ出るかは不明(脳内ではハピエン予定…)
大丈夫な方だけどうぞ。
リインカーネーション-Ⅰ それはさながら、地獄へと続く門のようだった。
〔リインカーネーション-Ⅰ〕
昼間は空から降り注ぐ光によって溢れんばかりのサファイアブルーを湛えた海は、今はその表面に僅かばかりの白い波を立たせ、沖へ岸へと寄せては返す。
漆黒というのが相応しい色の中に、太陽と入れ替わるようにして空へと昇った月と、それに付き従う星々がその闇へと仄かに輝きを落としている。
そんな世界の中で、鼻に押し入る潮の匂いと、耳へと伝う波の音を聞きながら、白い砂浜の上にクリプトはただ一人腰を下ろしていた。
いつもゲーム時に纏っている着慣れたコートや黒いパンツに細かな粒子である砂粒がこびりつく。
それを気にもせず、ただ真っすぐに前を見ていたクリプトの目には、やはりどこまでも底の見えない深く黒い海だけが映っていた。
4447〔リインカーネーション-Ⅰ〕
昼間は空から降り注ぐ光によって溢れんばかりのサファイアブルーを湛えた海は、今はその表面に僅かばかりの白い波を立たせ、沖へ岸へと寄せては返す。
漆黒というのが相応しい色の中に、太陽と入れ替わるようにして空へと昇った月と、それに付き従う星々がその闇へと仄かに輝きを落としている。
そんな世界の中で、鼻に押し入る潮の匂いと、耳へと伝う波の音を聞きながら、白い砂浜の上にクリプトはただ一人腰を下ろしていた。
いつもゲーム時に纏っている着慣れたコートや黒いパンツに細かな粒子である砂粒がこびりつく。
それを気にもせず、ただ真っすぐに前を見ていたクリプトの目には、やはりどこまでも底の見えない深く黒い海だけが映っていた。
umsscc
MOURNING #ミラプトweeklyお題:雨宿り
雨宿りするミラプトと一般通過パス
S9後くらいのつもり
情けは人の為ならず雨は嫌いだ。セットした髪型は崩れるし、お気に入りの靴も濡れちまう。バッチリタイプの女性がいても傘が邪魔で声をかけづらい。まあ残念ながら俺は今、バケツをひっくり返したような土砂降りを前に傘を持たず立ち往生していて、近くにいるのはバッチリタイプどころかハナの差で殺人ロボットよりマシなおっさんだけなのだが。
折角チャンピョンを取ったのにインタビューが終わってさあ帰ろうと思ったらこれだ。ざあざあと甲板を叩く雨足は強くなるばかりで一向に止む気配がない。ソラスの雨は希な代わりに降り出すと長いんだ。砂漠気候のこの星にとっては恵みの雨でも、俺にとっては勝利に水を差されたような、そんな気分になっちまう。シャンパンシャワーならともかく、砂混じりの雨を浴びて帰るのはごめんだ。
3882折角チャンピョンを取ったのにインタビューが終わってさあ帰ろうと思ったらこれだ。ざあざあと甲板を叩く雨足は強くなるばかりで一向に止む気配がない。ソラスの雨は希な代わりに降り出すと長いんだ。砂漠気候のこの星にとっては恵みの雨でも、俺にとっては勝利に水を差されたような、そんな気分になっちまう。シャンパンシャワーならともかく、砂混じりの雨を浴びて帰るのはごめんだ。
___
DOODLEミラプト/引退後の二人・朝食ネタ/糖度高※ミラプト引退後妄想
いつも以上にねつ造です、大丈夫な方だけどうぞ
欲しいもの全部あげる カーテンの隙間から射し込む光の筋が眠っていたテジュンの目蓋を撫でる。
ふるりと揺れた睫毛の下から現れた黒い虹彩は何度目かの瞬きの後にようやくしっかりと開かれ、それと同じくやや厚みのある唇は起き抜けの大きなアクビを一つ洩らした。
窓の外では既に人々の生活が始まっている為に、微かな車の音が聞こえる。
白く乱れたシーツの波間に埋もれていたテジュンは、横たえていた身体をゆっくりと起こしがてら、襟首がよれたTシャツと着古したスウェットというラフな格好のまま両腕をよろよろと突き上げた。
パキリ、と骨が元の位置へと収められた音に呼応するように、隣を見遣ったテジュンの視線の先にはもぬけの殻となったもう一人分の痕跡が残されている。そこに手を伸ばし触れたテジュンの指先に伝わる温度は冷たい。
5066ふるりと揺れた睫毛の下から現れた黒い虹彩は何度目かの瞬きの後にようやくしっかりと開かれ、それと同じくやや厚みのある唇は起き抜けの大きなアクビを一つ洩らした。
窓の外では既に人々の生活が始まっている為に、微かな車の音が聞こえる。
白く乱れたシーツの波間に埋もれていたテジュンは、横たえていた身体をゆっくりと起こしがてら、襟首がよれたTシャツと着古したスウェットというラフな格好のまま両腕をよろよろと突き上げた。
パキリ、と骨が元の位置へと収められた音に呼応するように、隣を見遣ったテジュンの視線の先にはもぬけの殻となったもう一人分の痕跡が残されている。そこに手を伸ばし触れたテジュンの指先に伝わる温度は冷たい。
___
DONEミラプト/ミプWeekly/【雨宿り/後ろ姿/言えない】※相変わらず捏造しかありません。
このミプは普通に同棲してる設定。
タイトル変えるかも
Chrysoprase ざぁざぁとバケツをひっくり返したように空から降り落ちる大粒の雨を【本日臨時休業日】と書かれたポスターがシャッター前に貼られたベーカリーの軒下から眺める。
店の前を濡らして申し訳ないと思いながらも、コンクリートの地面に持っていた袋を置くと、すぐさま接地面が灰色から黒に変わっていくのにため息を吐きたくなった。
今日の降水確率は二十%だと言っていたのに、どうやら二割の方を引き当ててしまったらしい。
運が悪い時もあるものだと、ため息を吐かなかったかわりに、被っている黒いキャップの固い布地すらも通り抜けた雨水が髪を濡らしているのを感じて、その不快さに思わずキャップを一度脱いで頭を振る。
隣に居るミラージュも同様に髪に乗せていたサングラスを外してシャツの胸元に引っかけると、湿り気のせいでウェーブの伸びた前髪が額に張り付くのを嫌がるように髪をかきあげていた。
3139店の前を濡らして申し訳ないと思いながらも、コンクリートの地面に持っていた袋を置くと、すぐさま接地面が灰色から黒に変わっていくのにため息を吐きたくなった。
今日の降水確率は二十%だと言っていたのに、どうやら二割の方を引き当ててしまったらしい。
運が悪い時もあるものだと、ため息を吐かなかったかわりに、被っている黒いキャップの固い布地すらも通り抜けた雨水が髪を濡らしているのを感じて、その不快さに思わずキャップを一度脱いで頭を振る。
隣に居るミラージュも同様に髪に乗せていたサングラスを外してシャツの胸元に引っかけると、湿り気のせいでウェーブの伸びた前髪が額に張り付くのを嫌がるように髪をかきあげていた。
___
MAIKINGミラプト/とりあえず途中まで載せる続くかはわからない
調整甘いので気が付いたら直してくやつ
インディゴに沈む その日は、酷く蒸し暑い日であった。
「俺さぁ、お前の事、案外好きかもしれねぇわ」
不意に投げ掛けられた薄っぺらい響きの混ざった言葉にクリプトは一人、瞠目する。
だが、それを悟られるワケにはいかないと、覗いていたセンチネルに取り付けられた四~八倍スコープから目を離した頃には、既に普段通りの冷静さを取り戻していた。
【APEX】を一度でも観戦した事のある人間にしてみれば、特に印象深く頭に残るであろう【クリプト】というコードネームからはイメージし難い白いジャケットを纏い、さらに正体を隠すように何枚も衣服を重ね着した最奥に確かに存在している日に焼けぬ背中をジワジワと伝う汗が湿度の高さを物語っている。
惑星ガイアにあるストームポイントは、天候の安定しにくいエリアではあったが、基本的には亜熱帯らしく高い温度と湿度をしている事が多い。
7141「俺さぁ、お前の事、案外好きかもしれねぇわ」
不意に投げ掛けられた薄っぺらい響きの混ざった言葉にクリプトは一人、瞠目する。
だが、それを悟られるワケにはいかないと、覗いていたセンチネルに取り付けられた四~八倍スコープから目を離した頃には、既に普段通りの冷静さを取り戻していた。
【APEX】を一度でも観戦した事のある人間にしてみれば、特に印象深く頭に残るであろう【クリプト】というコードネームからはイメージし難い白いジャケットを纏い、さらに正体を隠すように何枚も衣服を重ね着した最奥に確かに存在している日に焼けぬ背中をジワジワと伝う汗が湿度の高さを物語っている。
惑星ガイアにあるストームポイントは、天候の安定しにくいエリアではあったが、基本的には亜熱帯らしく高い温度と湿度をしている事が多い。
___
DOODLEミラプト(どちらかというとミラ←プト)/頑張ってミを慰めようとするプト/糖度低※相変わらず捏造しかありません。
大丈夫な方のみよろしくお願いいたします。
ベルベットの向こう側にて 奴の様子がいつもと違うのに気が付いたのは、今朝の事だった。
けれど、どこが違うのか明確に言えと言われたならば、伝えられない程度の違和感。
さりげなく観察してみてはいたものの、ミラージュという男はその名の通りに常に他人に真意を汲み取らせない事に長けている。
勿論、全てがわからないワケではない。
ただ、喋りすぎる唇の上に糊付けしたような笑みと、特に内容の無い言葉の羅列を並べ立てる詐術師然とした話術。
それらを利用して、"ミラージュ"という人間の、さらにその奥を見ようとする他者を立ち入らせないのが得意であるようだった。
それに関して、こちらがどうこう思う事自体が可笑しいのは重々承知している。
6454けれど、どこが違うのか明確に言えと言われたならば、伝えられない程度の違和感。
さりげなく観察してみてはいたものの、ミラージュという男はその名の通りに常に他人に真意を汲み取らせない事に長けている。
勿論、全てがわからないワケではない。
ただ、喋りすぎる唇の上に糊付けしたような笑みと、特に内容の無い言葉の羅列を並べ立てる詐術師然とした話術。
それらを利用して、"ミラージュ"という人間の、さらにその奥を見ようとする他者を立ち入らせないのが得意であるようだった。
それに関して、こちらがどうこう思う事自体が可笑しいのは重々承知している。