ミーティア
平野モロ(ninzin)
DOODLECoC6th『巨人の方舟』KP:87さん special thanks:ベラさん/PL:ヒサさん、晴宮さん、モロ
アガーフィヤ・ツヴェターエワ/ヘンリー・ミーティア/ジャプカ・ヤッコ・ジャポニクス
===END-A 全生還
「ホットケーキタイムだ」
#モロヘイヤ卓
平野モロ(ninzin)
INFOクトゥルフ神話TRPG『ばうちゃ!』KP:平野モロ/PL:晴宮さん
ジャプカ・ヤッコ・ジャポニクス/ヘンリー・ミーティア
シナリオクリア[両生還]
PLKP交換で二週目 違う景色だ!?!?!?!
平野モロ(ninzin)
INFOクトゥルフ神話TRPG『ばうちゃ!』KP:晴宮さん/PL:平野モロ
ヘンリー・ミーティア/ジャプカ・ヤッコ・ジャポニクス
シナリオクリア[両生還]
発禁ものになるところだったぜ……
mimitonmimi
DOODLEアスラン・ザラのメイド見たいなあと思ったらなんか出力されました最近の生成AIって凄いですね
というのはさておいて
好きなキャラ女装ノルマです(恒例化した)
多分前にも描きました
アスラン・ザラ、真面目な軍人なので命じられれば多分恥じらいより任務の責任感が勝つし格闘が得意なので余裕で蹴散らす
キラとかシンに比べて顔面が凛々しく男らしいがだからこそ女装がマッチするんだ…
ラクス!ミーティアの準備を!
おわり
SPUR MEキミは始まりのミーティア 後編 4 それから一ヶ月程経ったある日、昼食は外で取ろうとアズールの提案に、四人で出かけることになった。
アズールが気になっていたファミリータイプのレストランは、気のいい夫婦が切り盛りするこじんまりとした良い店だった。
アスターとサミュエルが騒いで、真っ白なテーブルクロスをソースで汚しても嫌な顔ひとつしない夫婦は「サービスだよ」と二人にデザートのプリンを出してくれた。
「かあさん、これおいしい! 食べて!!」
サミュエルがボクの口にプリンを乗せたスプーンを持てきて、それを見たアスターが「ズルいサミー! かあさん、ぼくのも食べて!」と同じ様にプリンの乗ったスプーンをボクに近づけた。
「いいよ、それは君たちがもらったんだから、自分で全部食べていいんだよ」と言うボクと、「ふたりとも、他の人に迷惑になる、少し静かにしなさい」と小さな声で叱るアズール。
2615アズールが気になっていたファミリータイプのレストランは、気のいい夫婦が切り盛りするこじんまりとした良い店だった。
アスターとサミュエルが騒いで、真っ白なテーブルクロスをソースで汚しても嫌な顔ひとつしない夫婦は「サービスだよ」と二人にデザートのプリンを出してくれた。
「かあさん、これおいしい! 食べて!!」
サミュエルがボクの口にプリンを乗せたスプーンを持てきて、それを見たアスターが「ズルいサミー! かあさん、ぼくのも食べて!」と同じ様にプリンの乗ったスプーンをボクに近づけた。
「いいよ、それは君たちがもらったんだから、自分で全部食べていいんだよ」と言うボクと、「ふたりとも、他の人に迷惑になる、少し静かにしなさい」と小さな声で叱るアズール。
おわり
SPUR MEキミは始まりのミーティア 後編 3(5)「では行ってきます」
「ああ、ここから近いと行っても気をつけてね」
「「かあさん、いってきます!」」
アズールに手を引かれ、家から十分ほどの市営公園に向かうアスターとサミュエル、三人の後ろ姿を見送り、ボクは家の中に戻った。
今日は本当なら四人で公園に出かけるはずだったのに、ボクの体調が悪いこともあって、アズールが二人を連れて行き、ボクは家で留守番することになった。
「三時のティータイムには帰ります、だからそれまでは大人しく寝ていてくださいね」と言われていたが、熱もそれほど高くない。後は焼けばいいだけのクッキーを焼くぐらいはいいだろうと、予熱していたオーブンに、クッキー生地を並べた天板を入れて焼き上げる。
4878「ああ、ここから近いと行っても気をつけてね」
「「かあさん、いってきます!」」
アズールに手を引かれ、家から十分ほどの市営公園に向かうアスターとサミュエル、三人の後ろ姿を見送り、ボクは家の中に戻った。
今日は本当なら四人で公園に出かけるはずだったのに、ボクの体調が悪いこともあって、アズールが二人を連れて行き、ボクは家で留守番することになった。
「三時のティータイムには帰ります、だからそれまでは大人しく寝ていてくださいね」と言われていたが、熱もそれほど高くない。後は焼けばいいだけのクッキーを焼くぐらいはいいだろうと、予熱していたオーブンに、クッキー生地を並べた天板を入れて焼き上げる。
おわり
SPUR MEキミは始まりのミーティア 後編 3(4) 水族館の中は想像以上に広く、まだ三分の一を見た段階でお昼を過ぎてしまった。
水族館のカフェで食事を取ることにしたが、やたらとかわいい店内は水族館に展示されている魚や哺乳類、動物たちをモチーフにしたメニューが揃っていて迷った。
かわいい魚の形をしたパンを見て、アスターが「ぼく、家に帰ったらこのパン作りたい!」とアズールのマジカメで何枚も写真を撮り、サミュエルも「おれも帰ったら、魚の絵いっぱい描く!」とこちらもアズールにマジカメで写真を撮ってくれとせがんでいた。
食事の後は、海の生き物コーナーを周り、ペンギンやイルカのショーを見た。ペンギンが一列になり水面に飛び込むところや、イルカがありえない高さまで水飛沫を上げてジャンプする姿に、二人は興奮して何度も拍手していた。
3352水族館のカフェで食事を取ることにしたが、やたらとかわいい店内は水族館に展示されている魚や哺乳類、動物たちをモチーフにしたメニューが揃っていて迷った。
かわいい魚の形をしたパンを見て、アスターが「ぼく、家に帰ったらこのパン作りたい!」とアズールのマジカメで何枚も写真を撮り、サミュエルも「おれも帰ったら、魚の絵いっぱい描く!」とこちらもアズールにマジカメで写真を撮ってくれとせがんでいた。
食事の後は、海の生き物コーナーを周り、ペンギンやイルカのショーを見た。ペンギンが一列になり水面に飛び込むところや、イルカがありえない高さまで水飛沫を上げてジャンプする姿に、二人は興奮して何度も拍手していた。
おわり
SPUR MEキミは始まりのミーティア 後編 3(3)「三六,九℃……二人とも平熱だね」
リビングのソファーに座る二人の熱を測れば、もうすっかり落ち着いて、平熱にまで下がっていた。昨日は酷く熱かったおでこや頬も、手のひらで触ればいつもの二人の体温だ。
こうやって急に上がっては翌日に下がる熱は、二人が産まれてから成長する過程でよくある事だった。
初めの頃は心配で仕方なかったが、フレドが処方する薬を飲めば数時間で熱が下る二人を何度も見ていれば、さすがのボクも慣れた。
しかし、昨日初めて熱で苦しむアスターとサミュエルを見たアズールは、本当に心配だったろう。怒った手前、すぐに甘い顔を見せられないと、ボクに二人の世話を任せたが、心配で寝室のドアを少し開けては、二人の様子を伺っていた。
4395リビングのソファーに座る二人の熱を測れば、もうすっかり落ち着いて、平熱にまで下がっていた。昨日は酷く熱かったおでこや頬も、手のひらで触ればいつもの二人の体温だ。
こうやって急に上がっては翌日に下がる熱は、二人が産まれてから成長する過程でよくある事だった。
初めの頃は心配で仕方なかったが、フレドが処方する薬を飲めば数時間で熱が下る二人を何度も見ていれば、さすがのボクも慣れた。
しかし、昨日初めて熱で苦しむアスターとサミュエルを見たアズールは、本当に心配だったろう。怒った手前、すぐに甘い顔を見せられないと、ボクに二人の世話を任せたが、心配で寝室のドアを少し開けては、二人の様子を伺っていた。
おわり
SPUR MEキミは始まりのミーティア 後編 3(2)「明日、ドライブに行こう」
アズールが朝食にそう言えば、まだ眠そうにクロワッサンを齧っていたアスターとサミュエルがワッ! と声を上げた。
「ドライブ!? とうさんの車で!??」
「どこに行くの!? あそぶところ!??」
興奮して椅子の上に立ち上がった二人を叱りながら、アズールは行きたいところはあるかと聞き返す。しかし、二人にとって今の遊び場は、せいぜい家の中か裏庭ぐらいだ。閉鎖的な空間でしか遊んでこなかった二人に行きたい場所を聞いてみても、思いつくのは近くの市営公園ぐらいだ。
「リデルは、どこか行きたいところはありますか?」
アスターとサミュエルが「う〜ん」と頭をひねり出してしまい、助け舟をとアズールがボクに話を振ってきた。が、ボクだって生まれてこの方、勉強しかしてきていないし、ナイトレイブンカレッジで色んなお祭りやイベントを経験してみたが、だからといって遊びに詳しい訳では無い。
3110アズールが朝食にそう言えば、まだ眠そうにクロワッサンを齧っていたアスターとサミュエルがワッ! と声を上げた。
「ドライブ!? とうさんの車で!??」
「どこに行くの!? あそぶところ!??」
興奮して椅子の上に立ち上がった二人を叱りながら、アズールは行きたいところはあるかと聞き返す。しかし、二人にとって今の遊び場は、せいぜい家の中か裏庭ぐらいだ。閉鎖的な空間でしか遊んでこなかった二人に行きたい場所を聞いてみても、思いつくのは近くの市営公園ぐらいだ。
「リデルは、どこか行きたいところはありますか?」
アスターとサミュエルが「う〜ん」と頭をひねり出してしまい、助け舟をとアズールがボクに話を振ってきた。が、ボクだって生まれてこの方、勉強しかしてきていないし、ナイトレイブンカレッジで色んなお祭りやイベントを経験してみたが、だからといって遊びに詳しい訳では無い。
おわり
SPUR MEキミは始まりのミーティア 後編 3(1) アズールと一緒に暮らし始めて、もう一ヶ月が経った。
ボクから見ても、アズールはアスターとサミュエルにとってとても良い父親だった。
引っ越して数日、アズールは夕焼けの草原で手に入れたコネクションを通し、スカウトされた貿易企業で仕事を始めている。それに伴い通関士の資格を取るための勉強や、いつかは自分の会社を起こすために、司法書士、国際弁護士の資格だって持っていても無駄にならないと、楽しそうに夢を語っている。その顔にタルタロスで夢を語る彼を思い出し、ボクは未だ後ろ髪を引こうとする過去を、頭の中で手で追い払った。
アズールは本当に忙しそうで、なのにどれだけ忙しくても朝と夕方には家族一緒に食事を取り、夜はアスターとサミュエルをお風呂に入れて、二人と遊び、話し、そして寝かしつけてくれる。もちろんそんなアズールの事を、アスターとサミュエルの二人は、心から慕いくっついては甘えていた。
1679ボクから見ても、アズールはアスターとサミュエルにとってとても良い父親だった。
引っ越して数日、アズールは夕焼けの草原で手に入れたコネクションを通し、スカウトされた貿易企業で仕事を始めている。それに伴い通関士の資格を取るための勉強や、いつかは自分の会社を起こすために、司法書士、国際弁護士の資格だって持っていても無駄にならないと、楽しそうに夢を語っている。その顔にタルタロスで夢を語る彼を思い出し、ボクは未だ後ろ髪を引こうとする過去を、頭の中で手で追い払った。
アズールは本当に忙しそうで、なのにどれだけ忙しくても朝と夕方には家族一緒に食事を取り、夜はアスターとサミュエルをお風呂に入れて、二人と遊び、話し、そして寝かしつけてくれる。もちろんそんなアズールの事を、アスターとサミュエルの二人は、心から慕いくっついては甘えていた。
おわり
SPUR MEキミは始まりのミーティア 後編 2(3) ダイニングテーブルの食事を片付けて、アルマの所にはなかった電気ケトルでお湯を沸かす。
アズールはコーヒーだろうか? 勝手に紅茶を飲むイメージがあったが、コーヒーの方がよく口にするようだ。
しかし、コーヒー豆は見つかったが、コーヒーメーカーの使い方がわからない。フレドの家では、飲む前にミルで挽いてガラス製のドリッパーを使って、ペーパードリップでコーヒーを淹れていた。だから、コーヒーを淹れるのにこの五年近くたくさんのボタンを目の前に黒いコーヒーメーカーの前で固まっていると、顔の横からアズールの腕が伸びてきた。
「!?」驚いて振り返ると、ボクの身体に密着するような距離まで詰められて、ボクは少し焦った。
3180アズールはコーヒーだろうか? 勝手に紅茶を飲むイメージがあったが、コーヒーの方がよく口にするようだ。
しかし、コーヒー豆は見つかったが、コーヒーメーカーの使い方がわからない。フレドの家では、飲む前にミルで挽いてガラス製のドリッパーを使って、ペーパードリップでコーヒーを淹れていた。だから、コーヒーを淹れるのにこの五年近くたくさんのボタンを目の前に黒いコーヒーメーカーの前で固まっていると、顔の横からアズールの腕が伸びてきた。
「!?」驚いて振り返ると、ボクの身体に密着するような距離まで詰められて、ボクは少し焦った。
おわり
SPUR MEキミは始まりのミーティア 後編 2(2) 翌朝、窓から差し込む光で目を覚ました。朝の太陽に白く照らされた海はキラキラと光り、ボクは思わず、眩しくて目を手で覆った。
ナイトレイブンカレッジ時代に、海から来た彼らは、散々面白いものがない、つまらないと言いながらも、決して海が嫌いだとは言わなかった。
「こんなにキレイなんだ、嫌いになるはずがないね」
故郷を愛し、人魚であることを誇りに思っている、そんな海のような自由な彼ら三人を、ほんの少しキラキラして眩しく思ったこともあった。
「……かあさん?」「……どうしたの?」
ボクがベッドから出たせいで、二人がうっかり目を覚ましてしまった。時計を見ると、まだ六時過ぎ。二人がいつも起きるより少し早い。
「なんでもないよ……まだいつも起きる時間より少し早いけれど起きるかい? たぶん、もうそろそろレストランのバイキングが始まる時間だけど……」
8255ナイトレイブンカレッジ時代に、海から来た彼らは、散々面白いものがない、つまらないと言いながらも、決して海が嫌いだとは言わなかった。
「こんなにキレイなんだ、嫌いになるはずがないね」
故郷を愛し、人魚であることを誇りに思っている、そんな海のような自由な彼ら三人を、ほんの少しキラキラして眩しく思ったこともあった。
「……かあさん?」「……どうしたの?」
ボクがベッドから出たせいで、二人がうっかり目を覚ましてしまった。時計を見ると、まだ六時過ぎ。二人がいつも起きるより少し早い。
「なんでもないよ……まだいつも起きる時間より少し早いけれど起きるかい? たぶん、もうそろそろレストランのバイキングが始まる時間だけど……」
おわり
SPUR MEキミは始まりのミーティア 後編 2(1) アズールが送ってくれたフェリーのチケットをフロントクラークに見せれば、何故か奥から「お待ちしておりました」とスマートな出で立ちの男性が現れ、ボクたちの荷物を持ち、客室まで案内してくれた。
隣の国まで行く船だ、カジュアルな客船を想像していたら、ボクたちが乗ったアンフィトゥリーテ号は思った以上に豪華な内装をしていた。
五階から七階まで三層吹き抜けのエントランスは白とブルーサファイヤカラーで統一され、繊細な彫刻が施され美しく、初めて船に乗るアスターやサミュエルは「すごーい!」と目をキラキラさせて飛び跳ねた。
「他のお客さんに迷惑になるような事はしちゃだめだよ」
はしゃぐ二人に釘を刺すと、二人はそれ以上大声でしゃぐことはしなかったが、それでも初めて見る世界に胸を高鳴らせていた。
3802隣の国まで行く船だ、カジュアルな客船を想像していたら、ボクたちが乗ったアンフィトゥリーテ号は思った以上に豪華な内装をしていた。
五階から七階まで三層吹き抜けのエントランスは白とブルーサファイヤカラーで統一され、繊細な彫刻が施され美しく、初めて船に乗るアスターやサミュエルは「すごーい!」と目をキラキラさせて飛び跳ねた。
「他のお客さんに迷惑になるような事はしちゃだめだよ」
はしゃぐ二人に釘を刺すと、二人はそれ以上大声でしゃぐことはしなかったが、それでも初めて見る世界に胸を高鳴らせていた。
おわり
SPUR MEキミは始まりのミーティア 後編 1「アスター、サミュエル。朝だよ、早く起きるんだ」
ベッドの中、まだ眠そうな二人を揺すって起こすと、むにゃむにゃと目をこする二人は、ベッドの上で大きなあくびを一つしてみせた。
「「おはよう、かあさん」」
「おはよう二人とも、早く顔を洗っておいで」
二人は、朝から元気よく「はーい」と返事をして、部屋を飛び出した。
リビング脇のキッチンでは、アルマと、診療時間を変更したため最近朝早くから起きてくるフレドが、すでに朝食を取っていた。
「「フーじぃ、アルばぁ、おはよう!」」
「おう、クソガキ。今日も朝からうるせぇなぁ……」
「二人ともおはよう、早くそのヨダレまみれの顔、きれいに洗ってきな」
アルマにそう言われて、アスターがサミュエルに手を差し出し「ほら、行くぞサミー」と声を掛ける。いつもの朝の光景を遠目に見つめながら、ボクはシーツを洗うべく、ベッドから剥ぎ取った。
13955ベッドの中、まだ眠そうな二人を揺すって起こすと、むにゃむにゃと目をこする二人は、ベッドの上で大きなあくびを一つしてみせた。
「「おはよう、かあさん」」
「おはよう二人とも、早く顔を洗っておいで」
二人は、朝から元気よく「はーい」と返事をして、部屋を飛び出した。
リビング脇のキッチンでは、アルマと、診療時間を変更したため最近朝早くから起きてくるフレドが、すでに朝食を取っていた。
「「フーじぃ、アルばぁ、おはよう!」」
「おう、クソガキ。今日も朝からうるせぇなぁ……」
「二人ともおはよう、早くそのヨダレまみれの顔、きれいに洗ってきな」
アルマにそう言われて、アスターがサミュエルに手を差し出し「ほら、行くぞサミー」と声を掛ける。いつもの朝の光景を遠目に見つめながら、ボクはシーツを洗うべく、ベッドから剥ぎ取った。
おわり
SPUR ME『それは、終焉という名のミーティア』 リドル視点フロリド・アズリド同軸 男性妊娠
キミは始まりのミーティア 前編 3(2)目が覚めると、性の匂いのしない部屋で、ボクは何事もなかったかのように眠っていたようだ。
あれだけの性行為を繰り返した身体はやけにさっぱりしているし、昔からお母様が懇意にしていた洋服店のシルクのパジャマを着て、清潔なベッドで眠っていると、あれはただの酷い夢だったのではと思ってしまう。
今日もなんでもない一日が始まるんだと、そう思って起き上がろうとしたけれど、身体はちっとも動きやしなかった。重だるい身体の奥は、未だに穴が空いているかのような空洞を感じる。それは、彼らとの性行為が現実だということだ。
それよりも誰が後処理をしてくれたのかと、人の気配のある方に顔を向けると、アズールがあの時の様に椅子に座ってボクを見ていた。
3207あれだけの性行為を繰り返した身体はやけにさっぱりしているし、昔からお母様が懇意にしていた洋服店のシルクのパジャマを着て、清潔なベッドで眠っていると、あれはただの酷い夢だったのではと思ってしまう。
今日もなんでもない一日が始まるんだと、そう思って起き上がろうとしたけれど、身体はちっとも動きやしなかった。重だるい身体の奥は、未だに穴が空いているかのような空洞を感じる。それは、彼らとの性行為が現実だということだ。
それよりも誰が後処理をしてくれたのかと、人の気配のある方に顔を向けると、アズールがあの時の様に椅子に座ってボクを見ていた。
おわり
SPUR ME『それは、終焉という名のミーティア』 リドル視点フロリド・アズリド同軸 男性妊娠
キミは始まりのミーティア 前編(1) 翌日、休日の喧騒とは違う外の騒がしさで目が覚めた。
あの後、そのまま寝てしまったようで、体の節々が痛む。もう一度寝てしまいたい欲求を振り切って、ボクはどうにか起き上がる事ができた。
鏡に向かい、マジカルペンを一振りして身だしなみを整え、ボクはハーツラビュルの寮長として、この騒ぎの原因を突き止めにドアの外に出た。
ハーツラビュル寮は、最上階に一部屋だけある寮長部屋、その下の階に滅多に帰ってこない四年生と三年生の個室。その裏手に別棟として二年生と一年生の部屋がある建物と本館二階の渡り廊下で繋がっている。
問題が起こっているのは、寮本館一階のエントランスホールだ。
ボクが部屋を出て廊下を歩いていると、皆がギョッとした顔でボクを見ては、廊下の端に移動した。見世物じゃないぞと眉間にシワを寄せて、一階エントランスホールを見下ろせる階段の踊り場までやってくると、トレイン先生とクルーウェル先生を筆頭に他数名の教師が囲み、皆同じ赤いラインの入った黒い呪いよけローブを纏った集団ともみ合っていた。
7258あの後、そのまま寝てしまったようで、体の節々が痛む。もう一度寝てしまいたい欲求を振り切って、ボクはどうにか起き上がる事ができた。
鏡に向かい、マジカルペンを一振りして身だしなみを整え、ボクはハーツラビュルの寮長として、この騒ぎの原因を突き止めにドアの外に出た。
ハーツラビュル寮は、最上階に一部屋だけある寮長部屋、その下の階に滅多に帰ってこない四年生と三年生の個室。その裏手に別棟として二年生と一年生の部屋がある建物と本館二階の渡り廊下で繋がっている。
問題が起こっているのは、寮本館一階のエントランスホールだ。
ボクが部屋を出て廊下を歩いていると、皆がギョッとした顔でボクを見ては、廊下の端に移動した。見世物じゃないぞと眉間にシワを寄せて、一階エントランスホールを見下ろせる階段の踊り場までやってくると、トレイン先生とクルーウェル先生を筆頭に他数名の教師が囲み、皆同じ赤いラインの入った黒い呪いよけローブを纏った集団ともみ合っていた。
おわり
SPUR ME『それは、終焉という名のミーティア』 リドル視点フロリド・アズリド同軸 男性妊娠
キミは始まりのミーティア 前編 1 それは、まるでボクに拾われるのを待っていたかのように、目の前に転がっていた。
週に一度、ボクの健康ためという名目で行われる数十分程度の公園の散歩は、先を歩くお母様の後ろを付いて歩くだけという簡素なものだった。
けれど、机の上に積み上げられた参考書や、実践魔法の訓練、社交のために必要な礼儀作法やダンスと、挙げればきりがない勉強漬けのボクにとっては、ただ歩くだけであっても勉強から離れられる時間は、毎週の楽しみだった。
もちろん勉強が嫌いなわけではない、ただあの息が詰まる様な部屋から出たかっただけなんだと、今になって思う。
そしてその日の散歩もいつもと変わりなく、鳥のさえずりや、木々が揺れ葉が擦れ合い立つ音を聞きながら、ボクは緑の空気を肺いっぱいに吸い込んだ。この数十分だけは、あの時のように約束を破って失わない様、大切にしなければならない。
9781週に一度、ボクの健康ためという名目で行われる数十分程度の公園の散歩は、先を歩くお母様の後ろを付いて歩くだけという簡素なものだった。
けれど、机の上に積み上げられた参考書や、実践魔法の訓練、社交のために必要な礼儀作法やダンスと、挙げればきりがない勉強漬けのボクにとっては、ただ歩くだけであっても勉強から離れられる時間は、毎週の楽しみだった。
もちろん勉強が嫌いなわけではない、ただあの息が詰まる様な部屋から出たかっただけなんだと、今になって思う。
そしてその日の散歩もいつもと変わりなく、鳥のさえずりや、木々が揺れ葉が擦れ合い立つ音を聞きながら、ボクは緑の空気を肺いっぱいに吸い込んだ。この数十分だけは、あの時のように約束を破って失わない様、大切にしなければならない。
toukasisora0811
PAST2017/02/23にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)の内輪菜の猫の日イラスト。猫耳メイドが一番似合いそうな子を選出して描いた。
toukasisora0811
PAST2017/02/23にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)の内縷紅・輪菜・誌空・雲香の2016年度誕生日イラスト。縷紅(1月1日生まれ・振袖)、輪菜(1月20日生まれ・ドレス)、誌空(8月11日生まれ・隊服)、雲香(9月6日生まれ・スーツ)。
1月誕生日を描いたついでに出していなかった誕生日イラストも纏めて出した。 4
toukasisora0811
PAST2016/12/19にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)の内静垢の誕生日イラスト。リアルの彼女はメンバーで一番背の小さいマスコット的存在だが、マイペースでしっかり者のお姉ちゃんでありオタクでもある。
藤花がオタクになったのは彼女から頂いたアニメイト土産がきっかけだったりするが、今は滅茶苦茶感謝している。藤花の人生を彩ってくれて本当に有難い親友。
toukasisora0811
PAST2016/09/01にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)9名+1名のアイコン風イラスト。いつものメンツ+修正前の縷紅の妹流奈が居る。
元々チャットノベル風に書ける小説投稿サイトの為に描いたイラストだった気がするが、今現在もアイコンとして使用する事がある。 10
toukasisora0811
PAST2016/07/15にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)の内並の誕生日イラスト。同日誕生日の風花との揃い衣装も描いていたがこちらは並の元ネタの人(具体的には藤花の妹)からのリクエスト衣装で描いた。
今は並の元ネタの人も大きくなって彼女のイラスト技術の方が藤花より圧倒的に上なのでリクエストしてくれなんて恐れ多すぎて言えない……。
toukasisora0811
PAST2016/07/15にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)の内並と風花の誕生日イラスト。流星は藤花のリアルな友人関係からキャラにしているので本当に奇跡的に同じ誕生日だけど双子姉妹とかではない2人。どちらも妹属性で本当の姉妹のように仲が良い。
揃いのゴシック系衣装に身を包んで貰って当時やってたアプリゲームのセット衣装カード風に拘った記憶がある。 2
toukasisora0811
PAST2016/01/12にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)9名を模したキャラをLINEスタンプ用に描いたイラストだが申請に引っ掛かって面倒になったのか放置してたやつ。申請が通る事は今後あるのか作者も疑問。やる気が出たら申請し直すかも。 9
toukasisora0811
PAST2015/12/28にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)から誌空・並・縷紅・静垢・風花の5名を並べて描いたイラスト。1枚目が嘗て描いた5名で2枚目はそれを修正したものだった。ウェーブロングからストレートになった並が一番姿を変えている。流星当時の初期メンバーはこの5名だった事を懐かしみながら描いた記憶。今でも元ネタの人達とはしっかり交流がある。 2
toukasisora0811
PAST2015/12/25にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)から誌空と雲香がそれぞれのカラーを示すワンピースを着ているアイコン風イラスト。 2toukasisora0811
PAST2015/12/09にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)9名をミニキャラ化させたイラスト。描けないなりに頑張ってまぁまぁ時間が掛かって描いた記憶。 10
toukasisora0811
PAST2015/12/08にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)9名をTwitterBOTアイコン用に描いたイラストと流星のグループエンブレム。流星9名はアナログ+水彩色鉛筆。グループエンブレムはペイントを使用。
アイコン用に描いた前回の時とキャラ配置が変わり全員揃いの流星制服になっているので恐らく描き直している。
エンブレム単体でまともに描いたのはこの時が初めて。 2
toukasisora0811
PAST2014/10/12にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)9名をTwitterBOTアイコン用に描いたがお蔵入りになったと思われるイラスト。描いた当初は服装が決まらず困っていると呟いていた。後日流星部隊制服を着せて若干キャラの配置を直して描き直し完成させたものが確認出来るが、何が納得いかなくてお蔵入りになったのか今ではもう思い出せない……。
toukasisora0811
PAST2014/03/05にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)9名+1名の顔のみのイラスト。密かに流星グループロゴ原型のお披露目も。いつものメンツ+修正前の縷紅の妹流奈が居る。
この時に既に現在の流星が出来上がっている感がある。
toukasisora0811
PAST2013/10/16にTwitter投稿したうちの子オリキャラグループ流星(ミーティア)から風花のナース服コスプレ。2013/9/23に描いた流星コスプレの中で逆に普通過ぎて異端に思ったからもっとちゃんとコスプレっぽいものにしようと描いた記憶がある。気力がある時に全力で修正したいのは同じ。