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    ラキ

    hico2号

    MOURNING轟出/去年のクリスマス話としてpixiv掲載中の『追ったきらきら、のみこんだ』の直後の時間軸、緑谷君視点ver.です。あちらの話からでないとイミフです💦
    12/17のそばそばで発行した個人誌に書き下ろしとして掲載しています。通販ご利用頂いた方には、お手元に届くより早いweb公開となり、すみません…。奥付ページに入れた、更にその後のオチ?については本のみの掲載なので、併せて見て頂けたら嬉しいです。
    見上げたきらきら、とりこんだ■side: lovers ver. I

     轟くんがかっこいい。
     誰にともなく胸中でそんな惚気を叫んで、出久は両手で顔を覆うとずるずると自室の床に座り込んだ。
     母が夕飯を作ってくれているのは分かっているが、余韻がすごくてまだ顔を出せそうにない。
     目を閉じれば容易に瞼の裏に描ける街のライティング、隣を歩く好きな人の優しい表情。人の視線を気にする出久を慮ってか身体の間で隠すように握られた手のひらの温度。それから、はじめての———
    「—――ッ‼」
     ぼぼっと耳まで赤くして、顔を覆っていた手のひらを口元にずらした。心臓がとび出そうだ。かさついた自分の手が、まだあの感触をありありと思い出せる唇を辿る。
     考え込む時のいつもの癖のように、むに、とそこを指先でつまんで少し落ち込んだ。
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    I__B_gno

    DOODLEいちゃついたレムラキが見たかったので書いたレムラキ ノマエン革命後 ざっくり書いただけなので後で手を入れるかも
    観察結果を発表します レムナンが目を開けると、自分が起床した瞬間に見るものとしては珍しい表情がそこにあった。相手はまだ寝ているようで、体をこちらに向け、長い睫毛は伏せられたまま、すうすうと寝息を立てている。ブラインドの隙間から入る光の角度を見るに、おそらく朝というにはやや遅い時刻、だろう。グリーゼの人工太陽はいつでも同じように周期を重ねている。
     昨日は何があったのだったか、とレムナンはまだ半分寝ている頭で記憶をたどる。どうも最近進めている研究が佳境らしく、きっと作業の手を止められなかった、のだろう。いつもは自分よりもかなり早く床についているのに、昨日は自分が寝室に赴くタイミングでやっと部屋から出てきて。うつらうつらと眼をこすりながらシャワー室に向かい、半分目を閉じた状態で寝室に入ってきて、まだ湯の温かさの残る体でベッドマットと毛布の隙間、自分のすぐ横に滑り込んで、完全に瞼を下ろした。「おやすみ」ぐらいは交したが、あの様子だとそれも覚えているだろうか。普段の生活リズムを守らないとパフォーマンスが落ちる、とは本人がよく言っているが、定刻になっても起きないのを見るとそれも納得できる話だった。きっと全裸で寝なかっただけマシなのだろう。こちらも、何もまとっていない状態の恋人の隣で寝るのは流石に気を使う。もっとも、疲れているところにあれこれするような趣味は自分にはない。ので、短い言葉のやりとりの後、そのまま自分も寝入って、今に至る。
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    aoaoao_777

    PROGRESS逆行可愛い兄の進捗
    この後潔くんをボコボコにしてスッキリしてる所に「お前すげーな!」と潔くんが凛ちゃんにキラキラした瞳向けて、冴と似てる面影から
    「なぁお前って糸師冴?」
    「あ?んなわけねえだろ」
    って人間違いした事に怒ったのか焦って
    「ごめん、人違いか」
    「兄貴はもっと俺よりかっこよくて可愛くて美人なんだよ。目ぇついてんのか。兄貴はなぁ……」
    と兄貴過激派オタクからマシンガントークを家路に潔くん
    逆行したら幼い兄が可愛すぎた2進捗 今日も兄ちゃんは可愛い。だから……

    「だからスペイン行くのは絶対駄目だって。」
    「でもね、凛。冴はサッカー頑張りたいって言ってるんだし……」
    「甘ぇよ母さん。海外って治安悪いんだぞ?ただでさえ兄ちゃんは治安の良い日本でも不審者に絡まれる事が多いんだ。スペインなんか行ったら5秒に1回声掛けられちまうよ。」
    「うーん……でもねぇ……」

     そう。冴は以前の時と同じく、小学校に上がってから不審者への遭遇が多くなった。それを予め知っていた凛は冴が人通りの少ない道を通るのをそれとなく避けさせたり、冴の見ていない所で不審者を撃退したりしていた。しかし、その不審者達は何故か幸せそうな気持ち悪い笑みを浮かべながら沈んでいく者が多数だった。凛は首を傾げていたが、冴が無事ならそれで良い、と不審者達の様子を気にかける事も無く冴の元へ駆け寄り、下校を共にしていた小学生時代だった。
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