冬至
雨音@ししさめ
PAST2023.2.5。冬至の話。「おかえり」「ただいま」死神は柚子湯に入らない その日、村雨礼二は疲れていた。
日中、簡単な物も含めて手術が五件。それ自体は特段、珍しいことではないが、緊急も多く、ロクに座る時間がとれなかった。
また、昨夜の銀行での賭博もある。
負傷は大きくなく、疲労もさほどでもなく。問題なく業務にあたれると自己判断していた。
元々、本業に支障をきたすような愚かな遊び方はしておらず、そもそも大事をとって休みにはしていたのだ。
体調を崩した同僚の代わり、と呼び出しがあり応じたが……いや、それ自体も諦めはつく。出勤可能と判断したのは自分なのだ。
「……」
やっと手が空き、自分の席へと腰掛けたのはもうとっくに日が沈んだような時間だった。
常であればピンと伸びた背から、若干緊張が抜けていることを自覚する。背凭れに背を預けると、椅子が抗議するような音を立てた。
2964日中、簡単な物も含めて手術が五件。それ自体は特段、珍しいことではないが、緊急も多く、ロクに座る時間がとれなかった。
また、昨夜の銀行での賭博もある。
負傷は大きくなく、疲労もさほどでもなく。問題なく業務にあたれると自己判断していた。
元々、本業に支障をきたすような愚かな遊び方はしておらず、そもそも大事をとって休みにはしていたのだ。
体調を崩した同僚の代わり、と呼び出しがあり応じたが……いや、それ自体も諦めはつく。出勤可能と判断したのは自分なのだ。
「……」
やっと手が空き、自分の席へと腰掛けたのはもうとっくに日が沈んだような時間だった。
常であればピンと伸びた背から、若干緊張が抜けていることを自覚する。背凭れに背を預けると、椅子が抗議するような音を立てた。
ももね
DONE【新CoCプルガトリウムの夜】自陣HO1新浪班長
12/22、41歳お誕生日おめでとうございます
「ヒナノちゃんに今日は班長の誕生日だって話したら、何かプレゼントを!って柚子を渡されたんですが……もらってください」
と、卯月が苦笑しながらビニール袋いっぱいの柚子を差し出してくるので一つ二つ貰ってくれたかな~の、班長誕生日&冬至妄想でした🍊
部下もちゃんとプレゼント用意してましたよ…!
awai_wt
DONEワ創作❄雪渡お誕生日おめでとう🎂💐
星空を愛し星空に愛された子なので冬至生まれの設定
生意気キッズな幼少期をかいてみた🫰
そせが暗所恐怖症になった日の出来事を境に言葉も感情もあんまり表に出さなくなって、そのまま今に至る感じです
一応、昔のわがまま期のことはちゃんとちょっと恥ずかしさ感じているぽい 4
am_fgo
DOODLE4話IFでスがペ寮にお泊まりする話。6話IF書くなら4話IFも書かなきゃと思って書いた。
再録本の書き下ろしのうちのひとつ。その2。
こちらもどこかのタイミングでpixivに上げると思うので期間限定で先行公開です。
(この後手を入れるので文章は多少変わります&誤脱字その他ミスには目を瞑ってほしい)
halcyon days:冬至前後の嵐の起きない穏やかな期間。安息の日々 5786
六花*
DOODLE[寒色/腐]※キス表現ありクリスマスなのにクリスマス関係ない冬至のお話。ざくざく思い付くままに書いたらくがき。全年齢ですがナチュラルに一緒に住んでイチャイチャして、チューまでしているので腐向け(左右特になし)苦手な方はご注意ください。
『帰る場所』カチ、コチ……
入浴を終えてソファーに腰かけた真斗は、秒針の音がやけに大きく聞こえる気がして何気なく時計に視線をやる。
時刻はもうすぐ22時になるところだった。
予定よりも帰りが遅いトキヤのことが気になり、メッセージでも送ってみようかとローテーブルに置いてあるスマートフォンに手を伸ばすとすでに点滅していることに気が付いた。
慌てて確認するとそれは入浴中にきたトキヤからのメッセージを知らせるものだった。
「なるほど、撮影が押してしまったのか」
返信をしてからもう一度、時間を確認する。
このメッセージを送ってから身支度を整えて帰ってくるのであれば、もうすぐ着くだろうと真斗はお湯を沸かしにキッチンへと向かった。
程なくしてドアを開ける音がして真斗は出迎える為に玄関へ急ぐ。
1582入浴を終えてソファーに腰かけた真斗は、秒針の音がやけに大きく聞こえる気がして何気なく時計に視線をやる。
時刻はもうすぐ22時になるところだった。
予定よりも帰りが遅いトキヤのことが気になり、メッセージでも送ってみようかとローテーブルに置いてあるスマートフォンに手を伸ばすとすでに点滅していることに気が付いた。
慌てて確認するとそれは入浴中にきたトキヤからのメッセージを知らせるものだった。
「なるほど、撮影が押してしまったのか」
返信をしてからもう一度、時間を確認する。
このメッセージを送ってから身支度を整えて帰ってくるのであれば、もうすぐ着くだろうと真斗はお湯を沸かしにキッチンへと向かった。
程なくしてドアを開ける音がして真斗は出迎える為に玄関へ急ぐ。
Lio里歐小蔥蔥🌱🌱
PAST4. 冬至吃湯圓Xicheng fanbook: Eat Tangyuan at Winter Solstice
左翻 / Read from the left to right
預訂單:https://forms.gle/Pdxv4dLXkQf7AYiT9
Oversea(海外):https://forms.gle/HmPEJXtz7HRjiBex6 9
fuwako08
DOODLE特に続いてもいない、師弟の日常短編まとめ。全部で4本です。
1.弟子心、師父知らず。師父心、弟子知らず
2.この世界でただ1人(2022年の冬至前に書き始めたため、山奥で暮らしていた設定を無視しています)
3.街の灯り(2022年の前に冬至前に書き始めたため、山奥で暮らしていた設定を無視しています)
4.後世に残った軍歌、あるいは平和の歌
師弟の日常短編1.弟子心、師父知らず。師父心、弟子知らず
スーパーからの帰り道、袋を抱え直した無限の目の前にそれは唐突に伸びてきた。
「ん」
まだ幼さの残る手を辿り、持ち主を見るとふっくらした頬を少し染めそっぽを向いている。どこか照れを含んだ仕草にピンときて、無限は小さな手を優しく包んで歩き出した。
小黒は1人で生き抜いてきたからか、幼いながらに自立していて無限も見守りはするものの必要以上に手を出すことはしない。けれども、執行人になると言い出す前はよく無限の手を引いて「あれはなに?」「これはなに?」と目を輝かせていたし、慣れない街中では不安なのかよく手をつなぎたがっていた。
最近はめっきり手をつなぐ機会がなかったので少し唐突に感じたものの、スーパーで家族連れを見て思う所があったのかもしれない。学校に通い同年代の人間と関わるようになって、大人っぽく立ち振る舞うことが多くなっていたが、まだまだのようだ。あまりわがままを言わない小黒の可愛い甘えに、頬が自然と緩む。信号待ちの間、小黒がどんな顔をしているのか気になってチラリと視線を下げると、驚いた顔でぽかんとする小黒と目が合った。そこでようやく、無限は自分の選択が間違っていたことに気づく。
4900スーパーからの帰り道、袋を抱え直した無限の目の前にそれは唐突に伸びてきた。
「ん」
まだ幼さの残る手を辿り、持ち主を見るとふっくらした頬を少し染めそっぽを向いている。どこか照れを含んだ仕草にピンときて、無限は小さな手を優しく包んで歩き出した。
小黒は1人で生き抜いてきたからか、幼いながらに自立していて無限も見守りはするものの必要以上に手を出すことはしない。けれども、執行人になると言い出す前はよく無限の手を引いて「あれはなに?」「これはなに?」と目を輝かせていたし、慣れない街中では不安なのかよく手をつなぎたがっていた。
最近はめっきり手をつなぐ機会がなかったので少し唐突に感じたものの、スーパーで家族連れを見て思う所があったのかもしれない。学校に通い同年代の人間と関わるようになって、大人っぽく立ち振る舞うことが多くなっていたが、まだまだのようだ。あまりわがままを言わない小黒の可愛い甘えに、頬が自然と緩む。信号待ちの間、小黒がどんな顔をしているのか気になってチラリと視線を下げると、驚いた顔でぽかんとする小黒と目が合った。そこでようやく、無限は自分の選択が間違っていたことに気づく。
_若桜_
DOODLE【MTP/SW】【Answer:Collana】Ⅹ Diamond Dust 钻石尘(存档0321)
Update:已校订错别字,调整了部分段落,加笔约200字。
* #55 IF End,芬兰篇(1880)。
* 今日春分,想起了《Springtide 花朝》,干脆摸个冬至吧。
* 半夜睡醒的脑洞。现码,没头没尾,NSFW。
* 眼睛好痛,错别字等存文档了再改。 3470
konno
DOODLE今回の辺境テーマの冬至天灯、辺境に縁や物語のある人たちと彼らを思いやる周りの人たちの関係性の断片を拾い集めていくようでとても良いなあと思う……穆桂英さん関係も悲しいけど好き……
badger_0107
DONE■2022二十四節気イラスト「冬至」にまつわる捏造SS■クリスマス話のつもりで大遅刻
完全に黑限のつもりで打ってましたが、これはただの師弟だな…?って気づき、でも黑限工場で生産されたのでやっぱり黑限かもしれないです。
山のおうち 険しい深山の道なき道を、飛ぶように行く。
冬枯れの木立にしがみつくように残る葉が寒々しく、吐く息は視界を奪うほどに白い。
寒さが足の裏から身体の芯に凍み入ってくる冬の山奥で、インナーにタートルネックのニットを着てはいるが、中綿すら入っていない裾と袖の長い綿の交領衫に簡素な綿の帯を結び、足下もまた綿の褲子に半長靴、荷物すら持たない軽装だ。その上にも、膝まで届く長い藍い髪に白皙の美貌。登山者に行き会おうものなら、相手は無限を人外と見て逃げ出すだろう。
「ねー、師父。こんな山の中だし飛んじゃえば」
胸元からひょっこりと顔を出した黒い仔猫が、そう言って顔を顰める。
「駄目だ。規則だからな。それにもうすぐ着く」
4691冬枯れの木立にしがみつくように残る葉が寒々しく、吐く息は視界を奪うほどに白い。
寒さが足の裏から身体の芯に凍み入ってくる冬の山奥で、インナーにタートルネックのニットを着てはいるが、中綿すら入っていない裾と袖の長い綿の交領衫に簡素な綿の帯を結び、足下もまた綿の褲子に半長靴、荷物すら持たない軽装だ。その上にも、膝まで届く長い藍い髪に白皙の美貌。登山者に行き会おうものなら、相手は無限を人外と見て逃げ出すだろう。
「ねー、師父。こんな山の中だし飛んじゃえば」
胸元からひょっこりと顔を出した黒い仔猫が、そう言って顔を顰める。
「駄目だ。規則だからな。それにもうすぐ着く」
a_yousou
DONE後日談がどうなるか、どこまで描かれるかわかりませんがーー!!捏造モリモリですが、こっちの世界で休みに入ってないけど、冬至休みになっているので!!サイラスさんとアイクのルガロア帰省を大急ぎて書きました。相変わらず勢いで仕上げているので誤字脱字打ち間違い酷いかもしれません冬至休みにて 領主代行という形で今もアイザックはエリン領の領地を任され、仕事をしていた。
勿論『フェリクス』の時と同じ様にはいかないがそれでもなんとかこなしている。月の半分はサザンドールのモニカの所にいたとはいえ、領地の仕事を任されていたからというのは確かだが国王陛下の温情もあったがそれだけの理由でやっていたわけでもない。
——今でもエリン領での執務をしている理由の一つに対水竜用の索敵魔導具を搭載した船の研究で使う港等をエリン領が用意すると、ウェズリー・アンダーソンとの契約があったからだ。エリン公であった『フェリクス』が死亡したと国から正式に公表され、そして現在領主代行をアイザックが務めていると知って尚、アンダーソン氏は契約通りサザンドールとエリン領で研究を続けろと言うのだ。もしかすると何かしら察しているのだろうか。
5614勿論『フェリクス』の時と同じ様にはいかないがそれでもなんとかこなしている。月の半分はサザンドールのモニカの所にいたとはいえ、領地の仕事を任されていたからというのは確かだが国王陛下の温情もあったがそれだけの理由でやっていたわけでもない。
——今でもエリン領での執務をしている理由の一つに対水竜用の索敵魔導具を搭載した船の研究で使う港等をエリン領が用意すると、ウェズリー・アンダーソンとの契約があったからだ。エリン公であった『フェリクス』が死亡したと国から正式に公表され、そして現在領主代行をアイザックが務めていると知って尚、アンダーソン氏は契約通りサザンドールとエリン領で研究を続けろと言うのだ。もしかすると何かしら察しているのだろうか。
gajamoi_moi
DONE一日遅れの冬至の同棲心尾さんち。2枚目3枚目は、一緒にお風呂入ったらこういうシーンあるよね?!というあれです。心そうくんが髪をかきあげる仕草に見惚れちゃう尾くん……いつまでたっても見慣れなくてぽやっと見惚れちゃえばいい。 3
フジサキタケト
DOODLE「冬至(とうじ)」は、「二十四節気」の一つで第22番目にあたる。英語では「winter solstice」。現在広まっている定気法では太陽黄経が270度のときで12月22日頃。二十四節気あと2つ!!!!!!十勝家はおばあちゃんが入院してからというものタクミが煮物作りますが、おばあちゃんと違って肉多めですasaki
DONE冬至だっていうから……お腹が減ったらごめんね
【笹仁】winter solstice「笹塚、さーさづか!」
キッチンの方から声をかけられて、そちらを見ると仁科が何か作っているようだった。
もくもくとした湯気が立ち上り、気が付けばふわりとした出汁の匂いがする。それに応じるように腹がぐうと鳴いた。
「メシにするけど、おまえも食べる?」
「食う」
「準備するから待ってて」
声をかけてきている時点で、仁科は笹塚に食事をさせる気だったはずだ。そうでなければわざわざしつこく声をかけてこない。
料理をする仁科も珍しいが、そうやって笹塚に食べさせようとする仁科も珍しかった。
笹塚は作業していた場所からソファの定位置に座って仁科を待つ。作業する仁科の生活音が耳に届き、サンプリングしたくなる衝動を抑えながら大人しくすることにした。
3577キッチンの方から声をかけられて、そちらを見ると仁科が何か作っているようだった。
もくもくとした湯気が立ち上り、気が付けばふわりとした出汁の匂いがする。それに応じるように腹がぐうと鳴いた。
「メシにするけど、おまえも食べる?」
「食う」
「準備するから待ってて」
声をかけてきている時点で、仁科は笹塚に食事をさせる気だったはずだ。そうでなければわざわざしつこく声をかけてこない。
料理をする仁科も珍しいが、そうやって笹塚に食べさせようとする仁科も珍しかった。
笹塚は作業していた場所からソファの定位置に座って仁科を待つ。作業する仁科の生活音が耳に届き、サンプリングしたくなる衝動を抑えながら大人しくすることにした。