《For My Sweetie》将律r铃木将的眼睛被蒙住，耳边响起“哒哒”的高跟鞋声。是他的小猫。黑猫的脚步轻缓，一步一步像是踩在铃木将的心尖上，一下一下撩拨着他的欲望。铃木将感到兴奋和期待，他一想到恋人此时正穿着那身让人血脉喷张的情趣内衣就觉得迫不及待，脑海里不住地闪过那些一个个暧昧缠绵的夜晚，身后的大尾巴一下下晃动着，急促地拍打着床单，发出一声声闷响。脚步声在他的面前停下，铃木将期待，紧张，还有些羞耻，全身感官都被调动，还没有开始，脸颊就染上可疑的绯红。“还没开始就害羞？你是这样的人吗？好恶。”影山律温润中带了些凌厉的声音传入耳中，就算是被辱骂铃木将也感到兴奋。“要给坏孩子一些惩罚啊，是不是？”影山律手里拿了一根皮拍，皮拍前端的皮质布料抵上铃木将的下巴，顺着喉结缓缓下滑，铃木将吞了吞口水，喉结上下滚动，高高立起的橘红色犬耳也跟着颤抖几下。影山律觉得他这样看上去很性感，也很诱人。在暧昧的暗紫色灯光的照射下，铃木将劲瘦却不失肌肉的肉体染上一丝危险又性感，看得影山律有些迫不及待想要得到更多。“啪”第一下落在了铃木将腰腹处的肌肉上，铃木将的呼吸骤然加重，但没多久又平复下来，唯有身后不断甩动的尾巴诉说着主人是多么的兴奋。“尾巴摇的这么欢，装什么呢，坏狗狗。”影山律抬脚踩上铃木将的肩膀，对方顺势往后倒去。“因为是你才会这样啊，你不知道吗？律。”铃木将抓住他的脚踝拉到脸侧转过脸吻了吻白皙纤细的脚踝。影山律被他忤逆的行为气到了，抬手又在他的大腿处挥出第二鞭。“坏狗狗！谁准你擅自顶嘴的？狗狗是不能直呼主人的名字的，笨。”话毕又在对方肩上抽了一下。铃木将笑了，恋人的抽打并没有很疼,反倒是像被刚长出抓着的小猫挠了一样。影山律的确舍不得打得太大力，他对于自己喜欢的人一向是这样的。但他也有办法让铃木将臣服。影山律拿起一旁的黑色项圈，轻车熟路地戴在了铃木将的脖子上，上头还写着什么。“Rit”影山律扔掉皮拍，屈膝跪上床单，调整一下位置，坐到铃木将的小腹上。小腹传来皮质布料的触感以及恋人温热的体温，他光是想象那场景就觉得自己要按耐不住把人按住狠狠做上几次了。手指挑开深色的四角内裤，被压抑已久的性器猛的跳出，打在影山律的臀瓣上，烫得他一抖。扯开屁股上的那一条可怜的，什么也遮不住的布料，摇着屁股往下坐了下去。就算已经事先扩张过了，此刻也还是有一些困难，影山律干脆取下铃木将的眼罩。呈现在年轻的狼狗系兽人眼前的是他的恋人，一只黑猫兽人跪骑

家族になりませんか「お、おわらねぇ……」
　師走とはよく言ったもので、年末進行のこの時期は次から次へと締め切りが迫ってくる。部数が落ち込んでいた頃を思うと、ありがたいことではあるが。
　ガタガタとキーを叩き続けること、八時間。休憩をはさみながらではあるが、そろそろ集中力が途切れてきた。
「……ちょっと、休むか」
　ハァとため息をつき、椅子から立ち上がる。クキ、パキ、と小さく関節が鳴った。
　部屋のドアを開けると、小さな友達にニャアニャアと纏わりつかれ、あまり構えなくてごめんと謝りながら頸をくすぐったり頭を撫でたりしていると、ささくれた心が幾分落ち着いてくる。
　いつまでも撫でていたいが、今日中が締め切りの文芸誌への短編寄稿が残っている。

【FE覚醒】いとしき望んだ世界の子　一人ぼっちにはなりたくない。
　それが、少女が口にした悲痛な叫びだ。
　ぱちり、ぱちり。
　数度、彼女はその大きな瞳の開閉を繰り返す。視界が一度黒に染まり、そして再び空を映せば、桃色の睫毛が揺れていった。
　横たえていた体を起こし、周囲を見渡す。
　広がる空は、青くはない。
　新緑の生い茂る大地もどこにもない。
　枯れ果て、痩せこけた、悲しい色をした世界。
　それを視界に収めながら、少女は何を思うでもなく。ただ茫然とその場に佇み続けるのだ。

　神竜ナーガの声を聞いた。
　それは、遠いようで、つい先ほど彼女が経験したばかりの出来事である。湧き上がる数多くの屍兵と戦い続け、命からがら生き長らえることを日常としていた世界にやっと見出す事のできた光明。それは、神竜ナーガに対してやっとの思いで捧げる事のできた、覚醒の儀のことである。

バレンタイン「うう〜〜さぶっ…………」

　昨日までの春の陽気はどこへやら。

「今日は冬に逆戻りしちゃったらしいからね」
「うへぇ、寒いわけだよ」

　ため息混じりに呟き、そういえば朝の報道番組でもそんな事を言ってたなと思い出す。寒さに体を丸めた俺とは違い、寒さなど感じさせない歩みをしている相棒はさすが何かと俺と比べて「鍛えてるからね」と豪語するだけはあるというべきか。
　ぴゅ〜っと吹き抜けた寒風に身を震わせながら隣へと視線を送れば、指先の赤くなった手を擦り合わせ、まさに広げた手の平に「はぁーっ」と温い息を吹きかけているところだった。一瞬じんわりと温まった指先も凍えるような寒さの中ではすぐさま熱を失ったようで、熱を閉じ込めるように再び手の平を擦り合わせる。