幽霊の日
もちこの本棚📖
DONEお盆ですね!!いかがお過ごしでしょうか!!この2人が出会って約1年経った頃の話になります。
前作幽霊の日の話と時系列的に???となりますが、書いた時期でいうとこっちが先になります。
なのでちょっと辻褄が合わないところがあると思いますが、多めに見ていただけると幸いです。
盆休みの過ごし方「じゃあ、気をつけて行ってきてね」
『おう、一六日には帰るからよ』
八月一三日、盆の入の日。KKは田舎の祖父に会いに行くといって数日暁人の体から抜け出すことになった。繋がりが切れることに不安を覚えた暁人だったが、一度繋がれば戻ることは容易いというKKの言葉を信じて送り出すことにした。それに、KKと入れ違いに両親と麻里があの世から帰ってくる。お互い家族水入らず過ごすのも悪くは無いだろう。
KKが暁人の身体からすっと抜けていき、人魂の形となる。抜ける感覚にやはり少し不安を覚えながらも、それを安心させるようにKKはふよふよと暁人の周りを浮遊する。
『そんな不安そうな顔すんな、ちゃんと帰ってくるからよ』
「…うん、待ってる。行ってらっしゃいKK」
3222『おう、一六日には帰るからよ』
八月一三日、盆の入の日。KKは田舎の祖父に会いに行くといって数日暁人の体から抜け出すことになった。繋がりが切れることに不安を覚えた暁人だったが、一度繋がれば戻ることは容易いというKKの言葉を信じて送り出すことにした。それに、KKと入れ違いに両親と麻里があの世から帰ってくる。お互い家族水入らず過ごすのも悪くは無いだろう。
KKが暁人の身体からすっと抜けていき、人魂の形となる。抜ける感覚にやはり少し不安を覚えながらも、それを安心させるようにKKはふよふよと暁人の周りを浮遊する。
『そんな不安そうな顔すんな、ちゃんと帰ってくるからよ』
「…うん、待ってる。行ってらっしゃいKK」
もちこの本棚📖
DONE幽霊の日に間に合わなかったけど⊂(^ω^)⊃セフセフ短くするつもりが長くなってしまい申し訳……
幽霊シリーズ、色んな方から感想とか反応いただけてとっても嬉しいです…☺️
最初の話のアンサー的な感じで書きました、つ、伝われーッ
幽霊の日の話「今日って、幽霊の日なんだって」
『ほー。よく知ってるな?』
「だから、KKの日でもいいなぁって思って」
今日はちょっとお供え物も豪華にしたよ?と机にビールや暁人が作ったおつまみ、お菓子、それに食後の一服用にとタバコが置かれた。
「気になってちゃんと起源も調べたんだよ」
『偉いな、知識を得ることは良い事だよ』
うんうん、と横でふよふよ浮いているKKが頷く。
「まぁ、僕がたくさん食べたいから付き合ってもらおうと思ってね?」
金曜日の夜だからいいよね、と先にKKの分の缶ビールを開けて向かいの席に置き、その後自分の缶ビールも開ける。いつの間にかKKが姿を現せるようになってからというもの、お供えスタイルから向かい合って一緒に食べるような食卓スタイルに変えた。以前KKが「これじゃお供え物じゃねぇな」と言ったが「僕からKKへのお供え物って名目だったら問題ないだろ?」と暁人は笑って返した。
2558『ほー。よく知ってるな?』
「だから、KKの日でもいいなぁって思って」
今日はちょっとお供え物も豪華にしたよ?と机にビールや暁人が作ったおつまみ、お菓子、それに食後の一服用にとタバコが置かれた。
「気になってちゃんと起源も調べたんだよ」
『偉いな、知識を得ることは良い事だよ』
うんうん、と横でふよふよ浮いているKKが頷く。
「まぁ、僕がたくさん食べたいから付き合ってもらおうと思ってね?」
金曜日の夜だからいいよね、と先にKKの分の缶ビールを開けて向かいの席に置き、その後自分の缶ビールも開ける。いつの間にかKKが姿を現せるようになってからというもの、お供えスタイルから向かい合って一緒に食べるような食卓スタイルに変えた。以前KKが「これじゃお供え物じゃねぇな」と言ったが「僕からKKへのお供え物って名目だったら問題ないだろ?」と暁人は笑って返した。
羽神弓槻
PASTpixivの方で投稿していた忘羨小説です。7月26日は幽霊の日という事なので、それっぽい話を書いていたのでこちらで加筆修正したのをあげてみました。
君と歩いて行く未来君と歩いて行く未来
夷陵老祖の魂を封じて十二年目が経った時仙門一同が恐れる事態が起こった。
その日は天候が悪くあちこちで雷が落ち森が火災や崖が崩れるなど様々な自然災害が起こっていた、そして皆考えない様にしていたあの雷が封じているあの禁忌の場所に落ちないかと、その不安は的中し封じている陣が少し崩され慌てて五大世家数名が集まった。「少し陣が緩んだだけみたいだ、この程度なら修復可能だが強化もしておくか。今なら中で眠っている夷陵老祖の魂が出てくる事はなかろう」
「もし出てきたとしても、今度は魂を完全に消滅させればいいだけの事だ、その方が皆怯えずに安心して暮らせるだろう」
「江宗主、彼の魂はここ十二年暴れる事もなく静かに眠っているのだからそのような事は言わないで欲しい」
6007夷陵老祖の魂を封じて十二年目が経った時仙門一同が恐れる事態が起こった。
その日は天候が悪くあちこちで雷が落ち森が火災や崖が崩れるなど様々な自然災害が起こっていた、そして皆考えない様にしていたあの雷が封じているあの禁忌の場所に落ちないかと、その不安は的中し封じている陣が少し崩され慌てて五大世家数名が集まった。「少し陣が緩んだだけみたいだ、この程度なら修復可能だが強化もしておくか。今なら中で眠っている夷陵老祖の魂が出てくる事はなかろう」
「もし出てきたとしても、今度は魂を完全に消滅させればいいだけの事だ、その方が皆怯えずに安心して暮らせるだろう」
「江宗主、彼の魂はここ十二年暴れる事もなく静かに眠っているのだからそのような事は言わないで欲しい」