浦原喜助
木無ろく
DOODLE原作完結前提の一浦。数字指定なしと指定ありとでパートを分けて出すので、十八歳以下でも大筋は読めます。
元々浦一かなーと思いながら原作を読んでいたんですが、藍染戦で一護が最強格になって見方が変わりました。抜かれた、というか敵わなくなったっていう認識は浦原のどこかにはあるんじゃないかと。
原作62巻の電話のやり取りで火がついて書き始めました。
Sun to Moon 啓吾と水色と別れてから、夕焼けを背負い、足早に人気のない路地を進む。最近足しげく通っている駄菓子屋はもうすぐそこだ。ここに毎日通う日が来るなんて、二年前の自分には想像もできなかっただろう。開いている戸を潜る。
「浦原さん、いるか?」
「いますよォ」
間延びした声とともに、浦原が店の奥から出てきた。帽子をかぶり直して笑う。
「最近、毎日いらっしゃいますねえ。そんなにうちは勉強捗るっスか」
「まあ、そんなとこ」
嘘だ。それだけじゃない。それを口にする勇気はなくて、適当に肯定する。浦原は、それに満足そうに頷いた。
「じゃあ、今日も頑張ってください。学生の本業は学業っスから」
「サンキュ。…また、分からないところ聞いてもいいか?」
13399「浦原さん、いるか?」
「いますよォ」
間延びした声とともに、浦原が店の奥から出てきた。帽子をかぶり直して笑う。
「最近、毎日いらっしゃいますねえ。そんなにうちは勉強捗るっスか」
「まあ、そんなとこ」
嘘だ。それだけじゃない。それを口にする勇気はなくて、適当に肯定する。浦原は、それに満足そうに頷いた。
「じゃあ、今日も頑張ってください。学生の本業は学業っスから」
「サンキュ。…また、分からないところ聞いてもいいか?」
六@6xRoku
DOODLE100年ぶりの逢瀬で浦原喜助の表情がいつまで経っても帽子で隠れて見えないのがなんかお気に召さないマユリ様というマユリ様の珍しいデレ(?)とこれまた珍しく言葉に詰まる浦原喜助(長い)