百花百狼
mitsugu
DONEエア♡コレクション2023in Winter イラスト展示のお部屋です。過去、新作詰め合わせです。半槐、お好きな方も百花、お好きな方も初めて知った方もよろしければご覧いただけたら嬉しいです!よろしくお願いします。 9mitsugu
DONE2023.05.14 エアコレクション 百花百狼、半槐にて参加しました。閲覧用イラストです。ネップリダウンロードは終わりましたが、リアクション頂けてめちゃくちゃ嬉しかったのでそのまま掲載させて頂きました。エアコレ本当に楽しかった!また参加したいです(╹◡╹) 3pagupagu14
DONE【現パロ】思い出をshare/黒槐(百花百狼)現パロです。子供の男女の幼馴染が一緒にいて手まで繋ぐの変!って意地悪な子に言われるのはあるあるシチュなんですが、玲理緒は手を離して距離取るけど黒槐は絶対手を離さないよな~って思ったことから思いついたやつです
【現パロ】思い出をshare 小さな、小さな、まだ私も黒雪も小学一年生だった頃。クラスも帰り道も一緒だったことから、そして幼い頃から仲良くずっと一緒にいたことから行きも帰りも手を繋いでいた。しかしその年頃の子になると男の子と女の子がそうやって一緒にいるのは不思議に思われ、揶揄われることもある。そしてその日の帰り道はまさにそんな風に揶揄われてしまったのだった。
「槐はいや?」
「え?」
「オレは槐とこうやって手を繋いでるのも、いっしょにいるのも、いやじゃない。むしろ、好きだけど…槐は?」
「いやじゃない。私も黒雪と同じ気持ちだよ」
そう返すと嬉しそうに黒雪は笑う。
「じゃあ、あいつらのことなんて気にしてないで一緒にかえろ!」
「わわっ、待ってよ黒雪!」
997「槐はいや?」
「え?」
「オレは槐とこうやって手を繋いでるのも、いっしょにいるのも、いやじゃない。むしろ、好きだけど…槐は?」
「いやじゃない。私も黒雪と同じ気持ちだよ」
そう返すと嬉しそうに黒雪は笑う。
「じゃあ、あいつらのことなんて気にしてないで一緒にかえろ!」
「わわっ、待ってよ黒雪!」
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DONE愛らしい花/黒槐(百花百狼)黒雪ED後の黒槐のイチャイチャ話。ずっといちゃついとくれ…
愛らしい花 「ふふ、黒雪。かわいい」
槐の嬉しそうな言葉に気になって黒雪は振り向くと槐に手渡された手鏡に映る自分を見て顔を顰めた。
「槐……これ、」
「ふふ、かわいい。」
「もう……」
嬉しそうに笑う槐に黒雪は怒れくなってしまう。普段髪を結い上げていた黒雪は解かれそして槐の手によって結い直されていた。それだけならよかったのだが髪の間に小花を刺し結われていて、頭の上にも花冠が乗っかっていた。後姿だけ見れば女と間違えられそうなくらいだった。
「槐が嬉しいならいいけどさあ……ま、でもオレばっかじゃ不公平だから槐も!」
するりと槐の髪を慣れた手つきで解くと黒雪は器用に槐がしたように髪の間に小花を刺していく。
「……く、黒雪、上手ね」
926槐の嬉しそうな言葉に気になって黒雪は振り向くと槐に手渡された手鏡に映る自分を見て顔を顰めた。
「槐……これ、」
「ふふ、かわいい。」
「もう……」
嬉しそうに笑う槐に黒雪は怒れくなってしまう。普段髪を結い上げていた黒雪は解かれそして槐の手によって結い直されていた。それだけならよかったのだが髪の間に小花を刺し結われていて、頭の上にも花冠が乗っかっていた。後姿だけ見れば女と間違えられそうなくらいだった。
「槐が嬉しいならいいけどさあ……ま、でもオレばっかじゃ不公平だから槐も!」
するりと槐の髪を慣れた手つきで解くと黒雪は器用に槐がしたように髪の間に小花を刺していく。
「……く、黒雪、上手ね」
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DONEキログラムの愛情/黒槐(百花百狼)槐が黒雪がいない間長い期間書き溜めていた黒雪宛ての手紙を渡す話
黒雪を泣かせたがりな私です。
キログラムの愛情 「黒雪!よかった!見つけた!」
「槐…?どうしたのそれ」
正面が見えなくなりそうほどの箱を持って危なげに歩く槐に呼び止められた俺は驚きつつも槐からその箱を受け取るとゆっくり床に降ろした。
「…手紙?」
「あ、はい、うん…そうなの…これ、全部……私かあ黒雪に宛てたものなの」
「…俺?」
「うん」
読んで、と言うように槐に一通の手紙を受け取る。中を開いて内容を読んでみると俺だけに送られた槐の文字が綴られていた。
【黒雪が村を出てもう七日も経ちます。ちゃんとごはんは食べていますか?怖くて、心細くて泣いてはいませんか?私は、寂しい。黒雪に会いたい、会いたいです。】
次の手紙。
【もうすぐ黒雪の誕生日ですね。もう今の黒雪は私の背なんてとうに追い越してしまっているのでしょうね。淋しくもあり、嬉しいです。私の中の黒雪は思い出の中の小さな黒雪のままだから…会いたい、早く会って黒雪の顔が見たい。見たいです。】
873「槐…?どうしたのそれ」
正面が見えなくなりそうほどの箱を持って危なげに歩く槐に呼び止められた俺は驚きつつも槐からその箱を受け取るとゆっくり床に降ろした。
「…手紙?」
「あ、はい、うん…そうなの…これ、全部……私かあ黒雪に宛てたものなの」
「…俺?」
「うん」
読んで、と言うように槐に一通の手紙を受け取る。中を開いて内容を読んでみると俺だけに送られた槐の文字が綴られていた。
【黒雪が村を出てもう七日も経ちます。ちゃんとごはんは食べていますか?怖くて、心細くて泣いてはいませんか?私は、寂しい。黒雪に会いたい、会いたいです。】
次の手紙。
【もうすぐ黒雪の誕生日ですね。もう今の黒雪は私の背なんてとうに追い越してしまっているのでしょうね。淋しくもあり、嬉しいです。私の中の黒雪は思い出の中の小さな黒雪のままだから…会いたい、早く会って黒雪の顔が見たい。見たいです。】
mitsugu
DONETwitterに上げていたものです。公式アートブックで五右衛門さんの表情一覧に「テヘペロ」と言うのがありまして思わず描いてしまいました🐱💦半蔵様のテヘペロも少し見てみたい…気も… 3pagupagu14
DONE黒き想いを甘さに変えて/黒槐(百花百狼)黒雪エンド後のお話。激重感情を抱える男が好きな子に対してもうバレバレなのにも関わらず嫉妬してるところを隠そうとするの大好き侍
黒き想いを甘さに変えて 任務の際、私と黒雪はある町を訪れていた。よく賑わっていた町で町人風の装いで怪しまれないようにと町の中を闊歩した。
「家康様に言われた宿はこの辺りだと思うんだけど…オレ、ちょっとあそこにいる人たちに聞いてくるよ」
「わかりました」
そう言うと黒雪は茶屋の方で道筋を聞きに行く。私は黒雪が戻って来るのを待っていたが突然声をかけられ、しかも黒雪ではない声だったものだからびっくりしてしまった。
「えっと…」
見知らぬ男だった。軽薄そうな笑みを浮かべた男だった。
「君、見ない子だね?」
「はい。その…旅に来ていて…」
「君、一人?」
「違います。その……」
恋人と、と言おうとした私だったが急に腕を掴まれたことにより驚いて声さえ出せなくなってしまう。
1817「家康様に言われた宿はこの辺りだと思うんだけど…オレ、ちょっとあそこにいる人たちに聞いてくるよ」
「わかりました」
そう言うと黒雪は茶屋の方で道筋を聞きに行く。私は黒雪が戻って来るのを待っていたが突然声をかけられ、しかも黒雪ではない声だったものだからびっくりしてしまった。
「えっと…」
見知らぬ男だった。軽薄そうな笑みを浮かべた男だった。
「君、見ない子だね?」
「はい。その…旅に来ていて…」
「君、一人?」
「違います。その……」
恋人と、と言おうとした私だったが急に腕を掴まれたことにより驚いて声さえ出せなくなってしまう。
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DONE交換日記/黒槐(百花百狼)交換日記する黒槐。そこまで糖度はないですがナチュラルにいちゃつきはしてます。
交換日記 「黒雪!」
オレの姿を見つけた槐は嬉しそうな顔のままぱたぱたと足音を立てると近づいた。
「槐?どうしたの、そんなに慌てて」
「ふふ、実はいいことを思いついたんです!」
そう言って槐が取り出したのは【手習草紙】だった。
「それが何?」
「黒雪、私と交換日記をしましょう!」
「…交換日記?」
「はい。互いに合ったことを綴り合い交換していくんです。そうすれば記すので黒雪が何度忘れたって読み返せば思い出すこと…いえ、知ることができます。…どうでしょう?」
「確かにそれはそうだけど…槐はいいの?」
オレのために槐の時間を使ってしまうのは憚れたが槐は笑ってこう答える。
「私が黒雪としたいのです」
ーーと。
そんなこと言われてしまえば槐の気持ちを無碍にすることなど出来ず、かくしてオレと槐の交換日記は始まりを迎えたのだった。
1095オレの姿を見つけた槐は嬉しそうな顔のままぱたぱたと足音を立てると近づいた。
「槐?どうしたの、そんなに慌てて」
「ふふ、実はいいことを思いついたんです!」
そう言って槐が取り出したのは【手習草紙】だった。
「それが何?」
「黒雪、私と交換日記をしましょう!」
「…交換日記?」
「はい。互いに合ったことを綴り合い交換していくんです。そうすれば記すので黒雪が何度忘れたって読み返せば思い出すこと…いえ、知ることができます。…どうでしょう?」
「確かにそれはそうだけど…槐はいいの?」
オレのために槐の時間を使ってしまうのは憚れたが槐は笑ってこう答える。
「私が黒雪としたいのです」
ーーと。
そんなこと言われてしまえば槐の気持ちを無碍にすることなど出来ず、かくしてオレと槐の交換日記は始まりを迎えたのだった。
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DONEお前との未来の契り/黒槐(百花百狼)転生現パロ黒槐+月下丸の月下丸視点のやつ。若干黒槐←月下丸です。月下丸のこと意識しまくりな黒雪とかそんな黒雪を安心させる槐が好きなんだよな〜!
お前との未来の契り 両親に呼ばれ家へと戻るとそこにはうちの両親だけでなく槐様、槐様の母上、そして黒雪までもがそこにいた。しかも黒雪は何故か槐様の隣に座っている。それに首を傾げつつ俺も席についた。
「…それで話とは?」
「ああ、それは二人からあるよ。黒雪、槐様」
名前を呼ばれ二人はぴんと背筋を正す。
「えっと…オレと槐…付き合って、るんだ…」
「なっ…」
驚く俺を他所に両親たちはニコニコと微笑んでるこの事実を以前から知っているような様子だった。
「タチの悪い冗談では…」
「違いますよ。私と黒雪は付き合ってます」
そう言って槐様は黒雪にしがみつくようにして言う。二人のことは仲が良いとは思ってはいたがまさか付き合ってるとは思わず頭が痛くなってきてしまう。
1361「…それで話とは?」
「ああ、それは二人からあるよ。黒雪、槐様」
名前を呼ばれ二人はぴんと背筋を正す。
「えっと…オレと槐…付き合って、るんだ…」
「なっ…」
驚く俺を他所に両親たちはニコニコと微笑んでるこの事実を以前から知っているような様子だった。
「タチの悪い冗談では…」
「違いますよ。私と黒雪は付き合ってます」
そう言って槐様は黒雪にしがみつくようにして言う。二人のことは仲が良いとは思ってはいたがまさか付き合ってるとは思わず頭が痛くなってきてしまう。
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DONE共に眠ろう/黒槐(百花百狼)アニメイト特典シチュCDが黒雪√後だったら…みたいな設定。月下丸は二人がくっついてるの知らんくて驚愕してたらいいなあ、と思う
共に眠ろう 「……?」
ぱちりと自然に目を覚ましてしまった槐は隣にいるはずの黒雪の姿がないことで辺りを見回す。月下丸はよく寝ている。しかし黒雪の姿は見えず不安に駆られてしまう。
(ごめんなさい、月下丸…)
忍びらしく足音を消して部屋を抜け出すと黒雪を探し歩き出す。廊下を過ぎ、庭に出たところで月を見上げる黒雪を見つけ槐はほっと胸を撫でおろした。
「黒雪、ここにいたのですか」
「!…槐、」
「…眠れないのですか」
「……まあ、そんなとこ。朝近くになったら戻ろうとは思ってたよ」
そう言ってまた月に視線を向ける黒雪が今にも消えてしまいそうで槐はその手を掴んだ。
「槐…?」
「冷たい…どれほどここにいたのですか?」
「さあ、覚えてないや」
1225ぱちりと自然に目を覚ましてしまった槐は隣にいるはずの黒雪の姿がないことで辺りを見回す。月下丸はよく寝ている。しかし黒雪の姿は見えず不安に駆られてしまう。
(ごめんなさい、月下丸…)
忍びらしく足音を消して部屋を抜け出すと黒雪を探し歩き出す。廊下を過ぎ、庭に出たところで月を見上げる黒雪を見つけ槐はほっと胸を撫でおろした。
「黒雪、ここにいたのですか」
「!…槐、」
「…眠れないのですか」
「……まあ、そんなとこ。朝近くになったら戻ろうとは思ってたよ」
そう言ってまた月に視線を向ける黒雪が今にも消えてしまいそうで槐はその手を掴んだ。
「槐…?」
「冷たい…どれほどここにいたのですか?」
「さあ、覚えてないや」
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DONE想いの形をした贈り物/黒槐(百花百狼)転生現パロ同い年で付き合ってる黒槐のお話。
黒雪√の槐すこすこのすこなんだ…
想いの形をした贈り物 「ふふっ、楽しいですね!黒雪」
花のような笑みを浮かべて槐は俺の手を握ったまま歩く。俺は引かれる手の感覚に喜びを感じながら隣に並んで歩く。
「修学旅行の自由時間、一緒に回れたらいいなと思ってはいましたが本当に回れるとは思わなくて楽しいです!」
「…俺も、楽しいよ」
月下兄や伽羅、猿之助は上の学園で霞は俺たちよりも下の年齢だから、俺と槐が同学年だから一緒に修学旅行に来ることが叶っていた。幸せで楽しい…だからこそ槐の気持ちが気掛かりで、自分に自信がない俺はネガティブなことを考えてしまう。
「…ごめんな」
「え?」
「だって俺は月下兄じゃないから…槐はみんなと一緒がいいんだもんな…」
だからーーと言葉を紡ごうとする俺の片手も包み込むように握る。
1738花のような笑みを浮かべて槐は俺の手を握ったまま歩く。俺は引かれる手の感覚に喜びを感じながら隣に並んで歩く。
「修学旅行の自由時間、一緒に回れたらいいなと思ってはいましたが本当に回れるとは思わなくて楽しいです!」
「…俺も、楽しいよ」
月下兄や伽羅、猿之助は上の学園で霞は俺たちよりも下の年齢だから、俺と槐が同学年だから一緒に修学旅行に来ることが叶っていた。幸せで楽しい…だからこそ槐の気持ちが気掛かりで、自分に自信がない俺はネガティブなことを考えてしまう。
「…ごめんな」
「え?」
「だって俺は月下兄じゃないから…槐はみんなと一緒がいいんだもんな…」
だからーーと言葉を紡ごうとする俺の片手も包み込むように握る。
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DONEシチュエーションCDで半蔵様と五右衛門さんの組み合わせは無いので、もしあったらこんなの希望…!セリフは半蔵様と蝶兄のシチュエーションCDからの若干ネタバレになります(。・ω・。)スミマセンpagupagu14
DONE黒槐。現パロ。黒雪悲恋EDを経た二人が転生した、という設定です。どの√でも槐にとって【海】はとてつもなく特別なものである、外界の象徴であると思うとエモく感じるな~幸福を分かち合う「槐!」
笑って、といえばくるりと振り返って白いワンピースのスカートを翻して槐は笑った。その笑顔を収めるべくシャッターを切るとすっかり手に馴染んだデジカメの画面には槐の眩しい笑顔が映っていた。
「黒雪、ほら。写真撮ってばかりいないで黒雪も遊びましょう?」
「あ、ちょっと…!」
槐に強引に腕を引かれ、デジカメをしまい直して槐に近づいた。
「やっぱり海はいいものですね」
「槐は海が好き?」
「ええ」
生前――槐は里から出たのはあの一度きりのみで海を見ることはなかったという。だからこそこんなにも海を見ているとはしゃぐのだろうとオレは頬を緩めた。春先の海に人はおらずオレと槐の二人貸切状態だった。靴も靴下も脱ぎ捨てザブザブと海の中に入っていく。春先の温かさからか海の水は丁度良い温度だった。
983笑って、といえばくるりと振り返って白いワンピースのスカートを翻して槐は笑った。その笑顔を収めるべくシャッターを切るとすっかり手に馴染んだデジカメの画面には槐の眩しい笑顔が映っていた。
「黒雪、ほら。写真撮ってばかりいないで黒雪も遊びましょう?」
「あ、ちょっと…!」
槐に強引に腕を引かれ、デジカメをしまい直して槐に近づいた。
「やっぱり海はいいものですね」
「槐は海が好き?」
「ええ」
生前――槐は里から出たのはあの一度きりのみで海を見ることはなかったという。だからこそこんなにも海を見ているとはしゃぐのだろうとオレは頬を緩めた。春先の海に人はおらずオレと槐の二人貸切状態だった。靴も靴下も脱ぎ捨てザブザブと海の中に入っていく。春先の温かさからか海の水は丁度良い温度だった。
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DONE黒雪と槐の婚儀の日のお話。黒槐、昔結婚の約束してたらいいのにな〜!という妄想から出来たもんです過去から続く約束 「ふ、ふふっ…」
「何笑ってるんだよ、槐」
「ああ、違うんです。思い出していて」
「何を?」
「今朝見た夢のことです。黒雪とこうなるのは必然だったんだな…と思っていて」
「…どういうこと?」
不思議そうに目を丸くさせる黒雪の手を握ってくすくすと槐は笑うと話を続ける。
「前に黒雪が私に花をくれた、という話をしましたよね?」
「…うん」
「あの時とは別に黒雪が私に花をくれたことがあったのです。どこの誰から聞いたのか、結婚して夫婦になると私とずっと一緒にいられる…そう思った黒雪は私が好きだと言った花を摘み取って、小さな花束にして私にくれたのです。『僕と夫婦になって、だからずっと一緒にいよう』って…」
「…そんなこと、あったんだ」
967「何笑ってるんだよ、槐」
「ああ、違うんです。思い出していて」
「何を?」
「今朝見た夢のことです。黒雪とこうなるのは必然だったんだな…と思っていて」
「…どういうこと?」
不思議そうに目を丸くさせる黒雪の手を握ってくすくすと槐は笑うと話を続ける。
「前に黒雪が私に花をくれた、という話をしましたよね?」
「…うん」
「あの時とは別に黒雪が私に花をくれたことがあったのです。どこの誰から聞いたのか、結婚して夫婦になると私とずっと一緒にいられる…そう思った黒雪は私が好きだと言った花を摘み取って、小さな花束にして私にくれたのです。『僕と夫婦になって、だからずっと一緒にいよう』って…」
「…そんなこと、あったんだ」
mitsugu
TRAINING百花百狼、半蔵様。procreateで製作しました。クリスタよりも直感的に色が塗れるのは良い感じですね(^^)ただ利き手じゃない手の方でうっかり触れると色がついてしまう事が多々あったのは今後の課題ですまだまだ修業が足りない…pagupagu14
DONE黒槐のエイプリルフールネタです。本編でああだった黒雪が槐に対する自身の気持ちが全く嘘偽りがなかったことが大大大好きなので書かないわけにはいかなかった…一日ロスくらいセーフってことで!嘘は必要ない 「槐、好きだよ」
「…………嘘、ですか?」
「ええっ、なんでそうなるのさ」
「今日は嘘を吐いていい日なのだと猿之介に聞きました」
「ああ、そういう…」
すると黒雪はそっと槐の手を取り手の甲に唇を当てた。
「!」
「でも槐に言う言葉で嘘なんてないよ。今までも、これからも」
「そうなのですか?」
「ああ。まあちょっとはあったかもしれないけど…お前に言うオレの気持ちに関しては嘘なんて言ったことないよ」
「……」
「好きだよ槐、お前のことが好き、オレはお前が世界で一番大事だしオレの世界はお前を中心に回ってて、お前がオレの生きる意味で理由だ。」
「くろ、ゆき…」
「お前がオレなしで生きられなくなればいいのにって思うし、そうしたい。…でも、前みたいに強制はしないよ、オレも成長したからね」
624「…………嘘、ですか?」
「ええっ、なんでそうなるのさ」
「今日は嘘を吐いていい日なのだと猿之介に聞きました」
「ああ、そういう…」
すると黒雪はそっと槐の手を取り手の甲に唇を当てた。
「!」
「でも槐に言う言葉で嘘なんてないよ。今までも、これからも」
「そうなのですか?」
「ああ。まあちょっとはあったかもしれないけど…お前に言うオレの気持ちに関しては嘘なんて言ったことないよ」
「……」
「好きだよ槐、お前のことが好き、オレはお前が世界で一番大事だしオレの世界はお前を中心に回ってて、お前がオレの生きる意味で理由だ。」
「くろ、ゆき…」
「お前がオレなしで生きられなくなればいいのにって思うし、そうしたい。…でも、前みたいに強制はしないよ、オレも成長したからね」
pagupagu14
DONE黒槐のイチャイチャ+可哀そうかもしれない月下丸のお話です。パズルのピースがハマり合うように互いに共にいるのが当然になった黒槐が好きだよ・・・。個人的に人目を気にせずイチャつくシチュ好きなんよな…
お前の隣 (…黒雪は、どこだろう――)
黒雪と一緒にいることが当たり前になりすぎてしまってから私は黒雪と離れただけで寂しく思い、黒雪の姿が見えないと探したり黒雪のことをずっと考えてしまう日々を過ごしてしまうようになってしまった。
(重症だなあ…)
そのことでよく伽羅に呆れられてしまう毎日。けれどこれは決して嫌なことじゃないのは事実で…
――と、月下丸と並んで歩く黒雪の姿を見つけ思わず駆け出してしまった。
「黒雪!」
「槐?おわっ…」
後ろから抱き着くと驚いたような黒雪の声が聞こえる。
「びっくりしたー…どうしたんだよ、突然」
「黒雪の姿を見つけたからつい。それに黒雪だって私の事気づいてたでしょ?」
「そりゃ勿論。お前のことオレが気づかないわけないでしょ」
1468黒雪と一緒にいることが当たり前になりすぎてしまってから私は黒雪と離れただけで寂しく思い、黒雪の姿が見えないと探したり黒雪のことをずっと考えてしまう日々を過ごしてしまうようになってしまった。
(重症だなあ…)
そのことでよく伽羅に呆れられてしまう毎日。けれどこれは決して嫌なことじゃないのは事実で…
――と、月下丸と並んで歩く黒雪の姿を見つけ思わず駆け出してしまった。
「黒雪!」
「槐?おわっ…」
後ろから抱き着くと驚いたような黒雪の声が聞こえる。
「びっくりしたー…どうしたんだよ、突然」
「黒雪の姿を見つけたからつい。それに黒雪だって私の事気づいてたでしょ?」
「そりゃ勿論。お前のことオレが気づかないわけないでしょ」
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DONE黒雪の悪夢が槐と寝たことで払われてほしい〜!という話。月下丸敗北の話でもあります共寝 「んっ……ふっ…くろ、ゆき…」
「んー、何?槐」
「何?ではありません!もう朝ですよ!なのにこんな…こんな……」
「こんなに口付けばっかしてたらだめだって?」
「う…」
「それこそオレには関係ないよ。それにお前はここにいるだけでもう甲賀の槐じゃなくてオレだけの槐なんだろ?だったら誰に文句言われようが構わないよ」
「黒雪…」
「それに、お前も本気で嫌がってるようには見えない…違う?」
「!」
「はは、顔真っ赤だ。それ、肯定とし受け取るけどいい?」
こくりと頷き槐の細い腕がオレの首と回される。それが幸せで、引き寄せ合うようにオレは唇を寄せたーー。
「槐、まだ起きてないの?さっさと起きなさいよ…ーー、え、猿之介っ、霞の目と耳を塞ぎなさい!」
1404「んー、何?槐」
「何?ではありません!もう朝ですよ!なのにこんな…こんな……」
「こんなに口付けばっかしてたらだめだって?」
「う…」
「それこそオレには関係ないよ。それにお前はここにいるだけでもう甲賀の槐じゃなくてオレだけの槐なんだろ?だったら誰に文句言われようが構わないよ」
「黒雪…」
「それに、お前も本気で嫌がってるようには見えない…違う?」
「!」
「はは、顔真っ赤だ。それ、肯定とし受け取るけどいい?」
こくりと頷き槐の細い腕がオレの首と回される。それが幸せで、引き寄せ合うようにオレは唇を寄せたーー。
「槐、まだ起きてないの?さっさと起きなさいよ…ーー、え、猿之介っ、霞の目と耳を塞ぎなさい!」
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SPOILER黒雪BAD後転生現パロの黒槐。一応黒雪記憶ありの転生後は記憶が抜け落ちることがなく思い出を保持していて分かたれたこともなくずーーーーーっと一緒にいる絶対で槐は記憶なしやけどたまにふとデジャヴみたいなことを感じたり黒雪がそばにいないと不安に駆られたり黒雪の手を握るのが好きだったり黒雪のそばにいたがる(恋とは分かってない)みたいな過去の自分が多大な影響を与えている設定です。掴み取る、君との未来 「槐、甘いもの食べたくない?」
「甘いもの…ですか?ですが、帰ったら夕飯が待っています。」
「それくらい大丈夫だって、それにテストも今日で終わりだろ?少しくらいご褒美が欲しいって思ってもよくないか?な、いいだろ槐」
お願い、と言う黒雪に私はとても弱く仕方なく頷いてしまった。
「やった!」
「ま、待ってください。黒雪!」
「何だよ、まだ何かある?」
「食べるのは構いません。構いませんから…黒雪は私の共犯なんですからもし月下丸達にバレてしまったとしたら…その時は一緒にしかられてくださいね?」
「もちろん。オレがお前を放っておくわけないだろ?地の果てだってお前についていくつもりだよ」
「それは大袈裟ですよ」
「大袈裟じゃないよ。…特に、オレにとってはさ」
1425「甘いもの…ですか?ですが、帰ったら夕飯が待っています。」
「それくらい大丈夫だって、それにテストも今日で終わりだろ?少しくらいご褒美が欲しいって思ってもよくないか?な、いいだろ槐」
お願い、と言う黒雪に私はとても弱く仕方なく頷いてしまった。
「やった!」
「ま、待ってください。黒雪!」
「何だよ、まだ何かある?」
「食べるのは構いません。構いませんから…黒雪は私の共犯なんですからもし月下丸達にバレてしまったとしたら…その時は一緒にしかられてくださいね?」
「もちろん。オレがお前を放っておくわけないだろ?地の果てだってお前についていくつもりだよ」
「それは大袈裟ですよ」
「大袈裟じゃないよ。…特に、オレにとってはさ」
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DONE黒雪と槐の身長差がキスしやすい身長差だから、という話。黒槐マジでマジで幸せになって欲しいよ〜!!!!!!!何度もあなたと口付けを 「なぁ、槐。オレとお前の身長差って四寸なんだって」
「四寸も…そう考えるとやはり大きくなりましたね、黒雪」
「だろ?って、そういう話じゃなくて!」
と、ツッコミを入れた後槐の耳元に唇を寄せた。
「四寸って差、どういう意味があるか分かる?」
「…意味なんて、あるんですか?」
「あるよ。ちゃぁんと意味がね、知りたい?」
「は、はい…」
「四寸差ってのはねーー口付けしやすい差だって言われてるんだ」
「え」
どういうこと、と槐に問う間を与えないように黒雪は槐の頬に口付けを落とした。
「えっ、」
なんでという槐の言葉は楽しそうに笑う黒雪の笑い声によってかき消されてしまう。
「なになに、槐。もしかして唇に口付けしてもらいたかった?」
842「四寸も…そう考えるとやはり大きくなりましたね、黒雪」
「だろ?って、そういう話じゃなくて!」
と、ツッコミを入れた後槐の耳元に唇を寄せた。
「四寸って差、どういう意味があるか分かる?」
「…意味なんて、あるんですか?」
「あるよ。ちゃぁんと意味がね、知りたい?」
「は、はい…」
「四寸差ってのはねーー口付けしやすい差だって言われてるんだ」
「え」
どういうこと、と槐に問う間を与えないように黒雪は槐の頬に口付けを落とした。
「えっ、」
なんでという槐の言葉は楽しそうに笑う黒雪の笑い声によってかき消されてしまう。
「なになに、槐。もしかして唇に口付けしてもらいたかった?」