真夜
前 浪
PAST真夜中のファミレスでの、付き合い始めてまだ日の浅いひとじゅしの話⚖️🌔☕️2022年4月10日開催のひとじゅしオンリーにて発行された「真夜中」をテーマにした小説合同誌「Midnight memories.」にゲスト寄稿させていただいたもののweb再録です。
当時読んでくださった方、ありがとうございました。
【web再録】夜更かしの歌 はぁーっと大きなため息をつく。そのまま勢いよくもたれかかったソファは自分には小さすぎて、後ろの席が見えるほど仰け反ってしまった。誰も、座ってなくてよかった。
メンバーと話し合って今回の曲のテーマは決まっている。先に出来上がったデモ音源をスマホに入れて何度も聞いたし、何となく「こんな感じ」っていうイメージも自分の頭の中にある。
だけど、それを具体的にする肝心の歌詞が、出てこない。目の前のノートの上には「夜」の一文字と、それを書いたっきり転がされたままのボールペンだけ。
「ねぇ、どんなの書いたら良いのかな……」
頬杖をついてアマンダに聞いてみるけど、残念ながら何もアドバイスは返って来ない。ただ「頑張って」って、見守ってくれるだけだ。
6171メンバーと話し合って今回の曲のテーマは決まっている。先に出来上がったデモ音源をスマホに入れて何度も聞いたし、何となく「こんな感じ」っていうイメージも自分の頭の中にある。
だけど、それを具体的にする肝心の歌詞が、出てこない。目の前のノートの上には「夜」の一文字と、それを書いたっきり転がされたままのボールペンだけ。
「ねぇ、どんなの書いたら良いのかな……」
頬杖をついてアマンダに聞いてみるけど、残念ながら何もアドバイスは返って来ない。ただ「頑張って」って、見守ってくれるだけだ。
ito_i_gawa
DONE教祖×教師の夏五夏が離反した世界線の2人が真夜中に秘密の逢瀬をする話。
身体は重ねるのに恋人じゃないから。ってキスはしてくれない悟がいます。
pass:18↑? (y/n) 2472
POI9466327
PAST2022年5月発行のアキ姫アキアンソロジー「真夜中に手解き」参加作品です。寄稿できて光栄でした。関係者のみなさま、どうもありがとうございました。
行間 もしもねがいがかなうとしたら。
わたしは、何を祈るだろう。
なにか、たったひとつだけ。絶対に叶う願いを受け入れてくれる神だか何だか、いたとしたら。
アキくん。
あなたがこれ以上、痛い思いをしないよう。
あなたが、大切なものを失わぬよう。
あなたが本来送るべきであった、穏やかな人生を過ごせるよう。
祈る、だろうか。
祈る、のだろう。
そうして本来、あなたと出会えず終わるはずの私は、
それでもきっと、あなたをみつけてみせるのだ。
「先輩」
そう、きっときっときみを見つけて、
「先輩ヨダレすごい」
もう、うるさいなあ。今いいとこなのに──
「────…………は?」
「はい」
「……あき、くん」
「はい」
「なんで私の家にいるの?」
7182わたしは、何を祈るだろう。
なにか、たったひとつだけ。絶対に叶う願いを受け入れてくれる神だか何だか、いたとしたら。
アキくん。
あなたがこれ以上、痛い思いをしないよう。
あなたが、大切なものを失わぬよう。
あなたが本来送るべきであった、穏やかな人生を過ごせるよう。
祈る、だろうか。
祈る、のだろう。
そうして本来、あなたと出会えず終わるはずの私は、
それでもきっと、あなたをみつけてみせるのだ。
「先輩」
そう、きっときっときみを見つけて、
「先輩ヨダレすごい」
もう、うるさいなあ。今いいとこなのに──
「────…………は?」
「はい」
「……あき、くん」
「はい」
「なんで私の家にいるの?」
toriotoko_f
DONE【ミッドナイト・アイスクリーム】アルゴナビス/奏遥/P,17
奏にたまに訪れる、真夜中のお話。
※R12G 、流血、集合体恐怖症注意
2022.11.23.奏遥オンリーイベント
『深海の彼方、遥かまで唄う鳥』の新作。
5月3日の赤ブー内プチオンリー『Resound fromLIVE』にて加筆修正+描き下ろしを入れ紙の同人誌にしました。
描き下ろしがえっちな奏遥なのでR18Gでフロマージュさんに書店委託中です。 19
Dr.シノ@無期迷途
SPOILER新イベントPV 新衣装情報🎞・局長新衣装
・デイリン星三衣装 楽宴シリーズ
・NOX星三衣装 幻造空想シリーズ
・澈星二衣装 真夜中の野獣シリーズ(無料)
・マキアート星二衣装(無料)
最高!!!!ありがとうございます!!!
◆PVのURL:
https://www.bilibili.com/video/BV1Fg4y1e7qb/?spm_id_from=333.999.0.0&vd_source=cff9bd43121dcad1397a7f34bd4138a0 12
Ishmael_said
PAST真夜中の冒険 ユウリとビート(非恋愛)琥珀の雪夜というと、さしていい記憶がない。決して暗いのが怖いわけではないし、夜は幽霊が出るだとか、そういう類の恐怖ではない。では「全く問題ない」と言えるか?そう問われたのなら、ビートは少し迷うだろう。
毎日太陽は東より出て西に傾き、月が出て、それの繰り返し。どこにいても独りだったけれど、それ自体は辛くなかった。いつか、真っ当な評価が下される日が来ることを疑うことなどなく生きてきた。脳裏に染み付いた戸惑いが鬱陶しくて、辟易としているだけだ。
夜と、冬。目の前に横たわるそれに、どこにも行けないで立ち尽くしている。
「豪雪で空飛ぶタクシーもガラル鉄道も運休、だってさ」
スマホロトムから聞こえるラジオニュースを確認したと見えるユウリがそう言った。シュートシティはスタジアム、リーグ本部。ジムリーダー勢の興行公式戦後、観客も大半がはけた頃、ガラル地方は暴風雪に見舞われている。事前の予報を大きく外れて、一日早く来た冬の嵐に交通機関は全麻痺、少し外に出ようものなら全身を横殴りの猛吹雪に苛まれることだろう。
3421毎日太陽は東より出て西に傾き、月が出て、それの繰り返し。どこにいても独りだったけれど、それ自体は辛くなかった。いつか、真っ当な評価が下される日が来ることを疑うことなどなく生きてきた。脳裏に染み付いた戸惑いが鬱陶しくて、辟易としているだけだ。
夜と、冬。目の前に横たわるそれに、どこにも行けないで立ち尽くしている。
「豪雪で空飛ぶタクシーもガラル鉄道も運休、だってさ」
スマホロトムから聞こえるラジオニュースを確認したと見えるユウリがそう言った。シュートシティはスタジアム、リーグ本部。ジムリーダー勢の興行公式戦後、観客も大半がはけた頃、ガラル地方は暴風雪に見舞われている。事前の予報を大きく外れて、一日早く来た冬の嵐に交通機関は全麻痺、少し外に出ようものなら全身を横殴りの猛吹雪に苛まれることだろう。
いおり
DOODLEデルウハと竜野くんが真夜中にうどんを食べるお話。ちょっと暗い。真夜中の食卓 どうしたらいいんだっけと思いながら、白い泡を吹いた鍋を前にぼんやりと立ち尽くしていた。
乾麺のうどんを茹でようとしたのだ。ただそれだけだった。
茹で時間の間少し目を離したらあっという間に白い泡が立って、コンロの五徳に触れてジュワ、と音を立てた。
咄嗟に火を消して、その鍋の中で揺蕩っている白いうどんを見る。
どうしたらいいんだろう、とぼんやりと眺める。
お腹は空いていたが確かに食欲はなかった。こういう時どうしていたっけか、と思うとつい最近顔の変わってしまった恋人が手際よく作ってくれていたのだ。
その人は今手が離せないし、というより頼めなかった。
ここにくるまでに関係のない人目につくので、彼女はここまで来られない。
2260乾麺のうどんを茹でようとしたのだ。ただそれだけだった。
茹で時間の間少し目を離したらあっという間に白い泡が立って、コンロの五徳に触れてジュワ、と音を立てた。
咄嗟に火を消して、その鍋の中で揺蕩っている白いうどんを見る。
どうしたらいいんだろう、とぼんやりと眺める。
お腹は空いていたが確かに食欲はなかった。こういう時どうしていたっけか、と思うとつい最近顔の変わってしまった恋人が手際よく作ってくれていたのだ。
その人は今手が離せないし、というより頼めなかった。
ここにくるまでに関係のない人目につくので、彼女はここまで来られない。
ユキ❄
MEMO◤ 𝐂𝐚𝐥𝐥 𝐨𝐟 𝐂𝐭𝐡𝐮𝐥𝐡𝐮 𝟔𝐭𝐡 ◢真夜中のサルーテ
▍𝐊𝐏
かれいさん
▍𝐏𝐂/𝐏𝐋
𝐊𝐏𝐂 ( 𝗜.魔術師 )
▸ Prodio・Gardner / かれいさん
𝐏𝐂 ( 𝗫𝗫.審判 )
▸ Leliel・L・Albion / ユキ
2023/11/17 ▷▶︎▷ 𝐒𝐓𝐀𝐑𝐓 2
大日常丸
DOODLEこんな真夜中なのに母親がじいちゃんに会いに行った 怖い 何かただごとじゃないことが起きてる 母親は多分平気なフリをしてる 何も教えないようにしてる 心がザワザワする 不安で怖い 2xxx
MEMO2023ハロウィン大陸
星明かりがきらめき、鬱蒼とした森の奥深くから魔法の薬とお菓子の香りが漂う。
カボチャのランプを照らし、グロテスクな真夜中の劇場が幕を開ける。
グロ版
魔女が神秘的な城への道を照らす。
貴族がピアノを弾き、陰鬱な部屋に夢のような音楽が流れている。
試験管の中の液体を見つめる研究者の少女の脳裏には、興味深いアイディアが浮かんでいる。
今夜 唯一の客人になりませんか、指揮官? 2
途綺*
DONE🔮🐑//貴方を護る星空の祈り少し疲れて夢見が悪くなった🐑の話。「君の知らない真夜中の攻防(https://poipiku.com/6922981/8317869.html)」の対になるイメージで書きましたが、未読でも単体で読めます。
人間にはそれぞれ活動するのに適した時間帯があるのだと、ファルガーが教えてくれたのはいつのことだっただろう。朝が得意な人もいれば、夜の方が頭が働きやすい人もいる。だからそんなに気にすることはないと、頭を撫でてくれたのを覚えている。あぁそうだ、あれは二人で暮らし始めて一ヶ月が経った頃だった。お互いに二人で暮らすことには慣れてきたのに、全くもって彼と同じ生活リズムを送れないことを悩んでいた。今になって考えれば些細なことだと笑えるけれど、当時は酷く思い悩んで色んな人に相談して、見兼ねたファルガーが声を掛けて「心地よくいられること」をお互いに最優先に生活しようと決めたのだった。
そんなやり取りから数ヶ月。いつも通り深夜に寝室へ向かった浮奇は、すっかり寝入っている愛おしいひとの隣へ潜り込もうとベッドへ近づいた。静かにマットレスへ膝を付いて起こしていないことを確認しようと向けた視線の先で、眉を顰めて時折呼吸を詰めるファルガーを捉える。
2893そんなやり取りから数ヶ月。いつも通り深夜に寝室へ向かった浮奇は、すっかり寝入っている愛おしいひとの隣へ潜り込もうとベッドへ近づいた。静かにマットレスへ膝を付いて起こしていないことを確認しようと向けた視線の先で、眉を顰めて時折呼吸を詰めるファルガーを捉える。