神谷幸広
Rio_Verano
INFO8/20ミラフェス 雨神本SAMPLEホラーっぽいもの描こうとした漫画出します。雨彦さんはおばけががっつり見える設定です。モブも結構でばります。雨神って描いてるけど雨彦→←神谷ぐらいの感じです。
サークル名:七朔商店(3号館H07b) 本文24ページ(B5) 500円 10
endoumemoP
DONE神谷幸広とアスラン=BBⅡ世:此度の眠りに底はなく:二人が寝坊する話神谷幸広とアスラン=BBⅡ世:此度の眠りに底はなく:二人が寝坊する話 恵まれた週周りのクリスマスが終わり、神谷幸広は日がすっかり昇ってから目を覚ました。
クリスマスイブから働きづめで、昨夜はカフェパレードの面々と少し遅いパーティがあった。三名を見送って自宅へ戻ると糸が切れたように疲労が襲いかかり、かろうじてベッドに潜り込んだところまでは記憶が残っている。
時計を見れば、いつもの起床時間よりずっと遅い。アスラン=BB二世はもう起きて朝食を終えたことだろう――毎朝、アスランの作る朝食の香りで目覚めるのは密かな楽しみだったが、今日はもう香りも窓の外に逃げた後だろう。
「おや……?」
しかし、自室を出ると廊下にはトーストの香りが漂っている。
キッチンからは何かをかき混ぜる音と、低く聞こえるアスランの歌声。皿洗いより料理に近い音だと思いながら幸広がキッチンを覗くと、コンロの前にはアスランの後ろ姿があった。
691クリスマスイブから働きづめで、昨夜はカフェパレードの面々と少し遅いパーティがあった。三名を見送って自宅へ戻ると糸が切れたように疲労が襲いかかり、かろうじてベッドに潜り込んだところまでは記憶が残っている。
時計を見れば、いつもの起床時間よりずっと遅い。アスラン=BB二世はもう起きて朝食を終えたことだろう――毎朝、アスランの作る朝食の香りで目覚めるのは密かな楽しみだったが、今日はもう香りも窓の外に逃げた後だろう。
「おや……?」
しかし、自室を出ると廊下にはトーストの香りが漂っている。
キッチンからは何かをかき混ぜる音と、低く聞こえるアスランの歌声。皿洗いより料理に近い音だと思いながら幸広がキッチンを覗くと、コンロの前にはアスランの後ろ姿があった。
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DONE神谷幸広とアスラン=BBⅡ世:秘せられし翠色の魔酒:神谷とアスランがサラダを食べる話神谷幸広とアスラン=BBⅡ世:秘せられし翠色の魔酒:神谷とアスランがサラダを食べる話 ベビーリーフとレタスにドレッシングをかけただけのサラダも、アスラン=BB二世の手にかかれば極上の一品になると神谷幸広は知っていた。
「!」
ドレッシングはほぼ透明。オリーブオイルと塩を混ぜただけにも見えたのに、口にしたとたんに香ばしい刺激が舌を走った。
「驚嘆すべき魔香であろう!」
幸広がサラダの一口目を頬張る瞬間を見計らってアスランが高らかに告げる。爛々と輝く瞳からして、今日のサラダの味付けには何か工夫が凝らされているらしい。
「待ってくれ、アスラン」
顔面いっぱいに笑みを広げるアスランが種明かしをする前にと、幸広は口の中に広がる味わいへと意識を研ぎ澄ませる。
オリーブオイルと塩の風味は確かにあり、そこに何かを足したのだろう。香ばしさからはナッツを連想するが、テーブルに置かれたサラダボウルの中にはナッツの破片はひとつもない。ドレッシングが透明なことから考えても、ナッツのペーストすら入っていないのだろう。
934「!」
ドレッシングはほぼ透明。オリーブオイルと塩を混ぜただけにも見えたのに、口にしたとたんに香ばしい刺激が舌を走った。
「驚嘆すべき魔香であろう!」
幸広がサラダの一口目を頬張る瞬間を見計らってアスランが高らかに告げる。爛々と輝く瞳からして、今日のサラダの味付けには何か工夫が凝らされているらしい。
「待ってくれ、アスラン」
顔面いっぱいに笑みを広げるアスランが種明かしをする前にと、幸広は口の中に広がる味わいへと意識を研ぎ澄ませる。
オリーブオイルと塩の風味は確かにあり、そこに何かを足したのだろう。香ばしさからはナッツを連想するが、テーブルに置かれたサラダボウルの中にはナッツの破片はひとつもない。ドレッシングが透明なことから考えても、ナッツのペーストすら入っていないのだろう。
こむ🐋
DONEリクエストいただいたSideM神谷幸広さんと都築圭さんのお話。カプ要素ありません。もじってますがとあるお店に行きたい神谷さんのお話。他ユニットも出ます。
導入→4つの展開の小話です。
ツィーゲのショッパー〜Introduction〜
瑞々しい緑の新芽が生え始めた春のこと。日中だけなら日差しも強く半袖で過ごしても良さそうだが、あと数時間で日が落ちる。そのときのためにと神谷はカーディガンを羽織った。
「此度の試練、カミヤは乗り越えられるのか……?」
「水嶋さんと巻緒さんが街にいはるみたいやし、案内頼もか?」
出かける支度を済ませた若き店長に、厨房からは彼の身を案ずる声が上がる。
本日、彼が経営するCafe Paradeは店休日だが、神谷は溜まっていた店の書類の整理を、東雲は夏季に向けたスイーツの開発を、アスランは料理の仕込みに訪れていた。
「ははっ、心配症だなあ。大丈夫だよ、何回も行ってるんだから」
くだけた口調だが品良く聞こえる神谷の声色が蒸らし中の紅茶のようにふわりと舞う。
13126瑞々しい緑の新芽が生え始めた春のこと。日中だけなら日差しも強く半袖で過ごしても良さそうだが、あと数時間で日が落ちる。そのときのためにと神谷はカーディガンを羽織った。
「此度の試練、カミヤは乗り越えられるのか……?」
「水嶋さんと巻緒さんが街にいはるみたいやし、案内頼もか?」
出かける支度を済ませた若き店長に、厨房からは彼の身を案ずる声が上がる。
本日、彼が経営するCafe Paradeは店休日だが、神谷は溜まっていた店の書類の整理を、東雲は夏季に向けたスイーツの開発を、アスランは料理の仕込みに訪れていた。
「ははっ、心配症だなあ。大丈夫だよ、何回も行ってるんだから」
くだけた口調だが品良く聞こえる神谷の声色が蒸らし中の紅茶のようにふわりと舞う。