肥前
杜蘭―とらん―
DOODLE現パロのひぜなん。ひぜなんした翌朝に初めてシガーキスをするふたりの短いお話です
※付き合ってます
※先生も肥前くんもタバコを吸います
キスより遠くて近い距離.
ぎし。ベッドが軋む音と揺れに、目を覚ます。先生が先に起きたらしい。
微睡みの中でしばらく唸って二度寝を決め込もうとしていると、聞き慣れた金属音に続いてオイルと煙の匂いが鼻を掠めた。枕に顔を埋めたまま視線を上へやる。
ふぅ、と煙を天井に逃がす時の唇も、伸ばした首元に浮き出る喉仏も、その周りに残るキスの痕も、おれの二度寝を妨げた。
「おや、起こしてしまったかね?」
おれの視線に気付いたのか、先生が振り返った。不純な胸の内を見透かすようなタイミングに、慌てて目を逸らす。
「いーや、べつに」
そうかね。言ってまた煙を吐く。漂う煙の向こうの先生の柔らかく細めた裸眼がまとう色香に、息を飲む。我ながら単純だ。
「君も吸うかい?」
1243ぎし。ベッドが軋む音と揺れに、目を覚ます。先生が先に起きたらしい。
微睡みの中でしばらく唸って二度寝を決め込もうとしていると、聞き慣れた金属音に続いてオイルと煙の匂いが鼻を掠めた。枕に顔を埋めたまま視線を上へやる。
ふぅ、と煙を天井に逃がす時の唇も、伸ばした首元に浮き出る喉仏も、その周りに残るキスの痕も、おれの二度寝を妨げた。
「おや、起こしてしまったかね?」
おれの視線に気付いたのか、先生が振り返った。不純な胸の内を見透かすようなタイミングに、慌てて目を逸らす。
「いーや、べつに」
そうかね。言ってまた煙を吐く。漂う煙の向こうの先生の柔らかく細めた裸眼がまとう色香に、息を飲む。我ながら単純だ。
「君も吸うかい?」
gap_hall
DONE※ひぜなんのつもりで描いたけどなんひぜです※一応背後注意かも
「肥前くん、少し実験させてくれないかね」
「ああ? なんだよ、別に構わねぇけど……」
ってなるチョロい肥前くん
本当にあのインナーなに? ヤバい。
杜蘭―とらん―
MAIKING現パロのひぜなんです大学図書館職員の南海先生と、猫の肥前くんの出会いのお話です 続くかは分からない…
▶南海 朝尊(なんかい ともたか)
28歳 私大の図書館司書。 本の虫で人付き合いが悪い。
▶ひぜん
?歳 猫。食欲旺盛でじゃれて遊ぶのは好きではない
※フィクションです。ペット禁止の集合住宅でペットを飼ってはいけませんしまたそれを推奨する目的はありません。
猫も雨天に夢を見る.
ここ最近、家に居着き始めた黒猫。
僕が仕事から帰る時間を見計らったかのようにアパートの扉の前で待っているその黒猫は、夕方頃に僕が階段を上がってくるのを見つけると足元へやってきて一つも鳴くことなく目だけで訴える。
中に、入れろと。
扉を開ければ家主である僕を先導するように悠然と室内へ入り、すっかりお気に入りになったらしいソファの隅を我が物顔で陣取る。寝ようとしたところで毛布をめくるとベッドの真ん中へやってきて僕のことをお構い無しに伸びて寝ることもあった。すっかり自分の家のように振る舞ってはいるし夜寝ていると枕元へ来ることもあるのだが、何故か彼は、朝には忽然と姿を消している。
初日こそご飯を食べて満足したのだろう、飼い主の元へ帰ったのだろうと思ったが、その日もまた前日の時のように、僕が帰宅すると玄関の前に行儀よく座って彼は僕を待っていた。
4500ここ最近、家に居着き始めた黒猫。
僕が仕事から帰る時間を見計らったかのようにアパートの扉の前で待っているその黒猫は、夕方頃に僕が階段を上がってくるのを見つけると足元へやってきて一つも鳴くことなく目だけで訴える。
中に、入れろと。
扉を開ければ家主である僕を先導するように悠然と室内へ入り、すっかりお気に入りになったらしいソファの隅を我が物顔で陣取る。寝ようとしたところで毛布をめくるとベッドの真ん中へやってきて僕のことをお構い無しに伸びて寝ることもあった。すっかり自分の家のように振る舞ってはいるし夜寝ていると枕元へ来ることもあるのだが、何故か彼は、朝には忽然と姿を消している。
初日こそご飯を食べて満足したのだろう、飼い主の元へ帰ったのだろうと思ったが、その日もまた前日の時のように、僕が帰宅すると玄関の前に行儀よく座って彼は僕を待っていた。
杜蘭―とらん―
DONEお酒入りのチョコレートで少し酔った先生と、そんな先生にたじたじの肥前くんのひぜなん。肥前くん×南海先生
遅刻も遅刻のホワイトデーです
付き合っていてほのぼのな2人です。
愛を一粒、指先へ.
畑当番を終えて先生の部屋へ戻ると、部屋を出る前に見た時と同じ体勢で先生が机に向かっている。朝別れた時には本を読んでいたから、どうせまだ読み耽っているのだろう。
ただいま、と声をかけて返事がないのも、別に珍しいことでは無い。
気付いたらもう一回言えばいいしと気にも留めず室内へ入ると、畳を踏む音と気配にハッと顔を上げて先生が振り返った。
「おや、肥前くんおかえり。今日は畑当番だったね。お疲れ様」
柔らかい髪の毛を揺らし、メガネの奥の灰青色の瞳を細めて笑う。おかえりの声が、心なしかいつもより明るい。随分と機嫌が良さそうに見えた。
「……ん」
読書に夢中だったのかと思い手元を覗き込むと、そこにあったのは本ではなく、先月貰ったチョコレートの礼にと今朝渡したばかりの缶ケース。本の形を模したデザインが先生に合うと思って遠征先で買って渡したものだ。中には一口サイズのチョコレートが10個ほど入っている。
4584畑当番を終えて先生の部屋へ戻ると、部屋を出る前に見た時と同じ体勢で先生が机に向かっている。朝別れた時には本を読んでいたから、どうせまだ読み耽っているのだろう。
ただいま、と声をかけて返事がないのも、別に珍しいことでは無い。
気付いたらもう一回言えばいいしと気にも留めず室内へ入ると、畳を踏む音と気配にハッと顔を上げて先生が振り返った。
「おや、肥前くんおかえり。今日は畑当番だったね。お疲れ様」
柔らかい髪の毛を揺らし、メガネの奥の灰青色の瞳を細めて笑う。おかえりの声が、心なしかいつもより明るい。随分と機嫌が良さそうに見えた。
「……ん」
読書に夢中だったのかと思い手元を覗き込むと、そこにあったのは本ではなく、先月貰ったチョコレートの礼にと今朝渡したばかりの缶ケース。本の形を模したデザインが先生に合うと思って遠征先で買って渡したものだ。中には一口サイズのチョコレートが10個ほど入っている。
ごはんはおいしい
MOURNING一緒に寝たい先生と寝かしつけられる肥前くんの南肥もう如月も半分を終えたとある日の夜、先生とおれは布団を挟んで向かい合っていた。
「何度も言うのだけれど、僕たちは腐っても恋仲と呼ばれる仲なのだから布団はひとつで充分ではないのかね」
「普通の布団にふたりは狭い」
「ふむ……」
議題は、眠る時布団をどうするか、だ。
夏の間は暑いからとそれぞれ自分の布団で寝ていたが、秋も中頃に差し掛かった頃から夜が肌寒くなってしまう。完全に冬に入る前の準備期間程度の肌寒さはそれでも暑さに慣れてしまっていた身には堪えるし、本格的な冬になればなおさらだ。
真冬の間は布団をふたつくっつけて、その中心に身を寄せて寝ていた。
お互いの体温で暖かいし、布団も狭くないし、ちょっと寝苦しくなれば自分の布団の中心へ逃げれば済む。
2205「何度も言うのだけれど、僕たちは腐っても恋仲と呼ばれる仲なのだから布団はひとつで充分ではないのかね」
「普通の布団にふたりは狭い」
「ふむ……」
議題は、眠る時布団をどうするか、だ。
夏の間は暑いからとそれぞれ自分の布団で寝ていたが、秋も中頃に差し掛かった頃から夜が肌寒くなってしまう。完全に冬に入る前の準備期間程度の肌寒さはそれでも暑さに慣れてしまっていた身には堪えるし、本格的な冬になればなおさらだ。
真冬の間は布団をふたつくっつけて、その中心に身を寄せて寝ていた。
お互いの体温で暖かいし、布団も狭くないし、ちょっと寝苦しくなれば自分の布団の中心へ逃げれば済む。
ごはんはおいしい
MOURNING料理をする先生とそれを待つ肥前くん先生は時々、厨に立つ。
それは春の天気がいい日だったり、夏の何もかもが面倒になる暑い日だったり、秋の山菜が多く採れた日だったり、冬の凍えるような寒い日だったりする。本当に気まぐれでその日の厨番の事なんか何も考えちゃいないもんだから、その日は必ずおれのめしだけが他の奴らと違う献立になる。
歌仙曰く「南海が自分で食べないのだから、君に回すしかないだろう」だと。解せねぇ。
この本丸に来てから暫く経って、先生が厨に立つのも季節二巡目くらいにはなった。
だというのに一向に先生の料理の腕は上達していない。否、一番最初に作った良く分からない消し炭みたいなものに比べたら上達はしている……ように思う。
冬も終わりかけた今日、先生はまた厨に立っている。
1436それは春の天気がいい日だったり、夏の何もかもが面倒になる暑い日だったり、秋の山菜が多く採れた日だったり、冬の凍えるような寒い日だったりする。本当に気まぐれでその日の厨番の事なんか何も考えちゃいないもんだから、その日は必ずおれのめしだけが他の奴らと違う献立になる。
歌仙曰く「南海が自分で食べないのだから、君に回すしかないだろう」だと。解せねぇ。
この本丸に来てから暫く経って、先生が厨に立つのも季節二巡目くらいにはなった。
だというのに一向に先生の料理の腕は上達していない。否、一番最初に作った良く分からない消し炭みたいなものに比べたら上達はしている……ように思う。
冬も終わりかけた今日、先生はまた厨に立っている。
ごはんはおいしい
MOURNINGサキュバスの肥前くんと高校教諭の先生の尻切れトンボな南肥。南海朝尊は一介の高校教諭である。
担当は数学、所謂天才肌というやつで生徒たちの理解度を高めるという意味では有用な授業を行うが、それに追いつけない者が必ず出てくることに定評がある。しかしながら個人的に質問に行った際には理解できない部分の原因を追究、及び苦手分野を克服するための計画的な勉強法を書き記したプリントを用意してくれると生徒たちからの評判は上々だった。
浮いた話のひとつもなく、教職員同士の飲み会に参加しても酒は一滴も嗜まず、時折奇妙な事を思いついてはそれに集中してしまい授業中でも構わず常に持ち歩いている帳面にペンを走らせ、そんなごくごくありふれた教師生活を送っている朝尊には今、ひとつだけ悩みがあった。
3853担当は数学、所謂天才肌というやつで生徒たちの理解度を高めるという意味では有用な授業を行うが、それに追いつけない者が必ず出てくることに定評がある。しかしながら個人的に質問に行った際には理解できない部分の原因を追究、及び苦手分野を克服するための計画的な勉強法を書き記したプリントを用意してくれると生徒たちからの評判は上々だった。
浮いた話のひとつもなく、教職員同士の飲み会に参加しても酒は一滴も嗜まず、時折奇妙な事を思いついてはそれに集中してしまい授業中でも構わず常に持ち歩いている帳面にペンを走らせ、そんなごくごくありふれた教師生活を送っている朝尊には今、ひとつだけ悩みがあった。
shuu_turb
DOODLE⚠️創作審神者出ます。出てくる刀剣男士↓
山鳥毛/包丁/燭台切(声だけ)/陸奥守/肥前/厚/巴/静/大千鳥
【タイトル】
・山鳥毛さんカッコよすぎないか?
・ハッピー〇ーンがない🥲
・喧嘩やめて〜
の3本です。ゆるゆるです。あと誤字りました字も汚いし許してネ……🫰 6
ru_za18
DONEひぜさに審神者の手の冷たさにびっくりして、温めようとしてくれる肥前のお話
寒さに寄り添う温もりを 天気は雲一つない快晴。空は高く、空気はひんやりを通り越して寒々しい。
「寒い……」
「そりゃ、冬だからな」
政府に行くまでの道すがら、そんなことを呟けば、本日の近侍である肥前はバッサリと切り捨てた。
――肥前からの対応も冷たい……。
少ししょぼくれながらも、それが彼なのだと思えば仕方ない。いや、むしろぶっきらぼうながらも、ふと呟いた言葉を拾ってくれたのだ。それだけでも十二分に優しいのではないか。そう考えて、気持ちを持ち直す。
「うっ……」
「風が強くなってきたな」
歩いている横を通り過ぎていく風は、冷気を纏っては勢いを増していく。少しばかりの痛みを感じながら、頬や手を撫でては体温を奪っていった風を、恨めしく思っても耐えるしかない。
1735「寒い……」
「そりゃ、冬だからな」
政府に行くまでの道すがら、そんなことを呟けば、本日の近侍である肥前はバッサリと切り捨てた。
――肥前からの対応も冷たい……。
少ししょぼくれながらも、それが彼なのだと思えば仕方ない。いや、むしろぶっきらぼうながらも、ふと呟いた言葉を拾ってくれたのだ。それだけでも十二分に優しいのではないか。そう考えて、気持ちを持ち直す。
「うっ……」
「風が強くなってきたな」
歩いている横を通り過ぎていく風は、冷気を纏っては勢いを増していく。少しばかりの痛みを感じながら、頬や手を撫でては体温を奪っていった風を、恨めしく思っても耐えるしかない。
杜蘭―とらん―
DOODLE刀剣乱舞 肥前×南海誰かに残された先生のキスマークに肥前くんがモヤモヤするとても短いお話です。
※審神者×南海が前提の肥→→南です
初めて書いたので色々拙いですがご容赦ください🙇♀️
【なにも知らないで】「なぁ先生」
──好きだよ。
畳に向かって吐いたおれの声は、書を読むのに夢中な先生には届かない。誉の褒美にと贈られた書は希少な物だそうで、先生もたまには頑張ってみるものだとご満悦だった。内容もかなり惹かれるものだったようで、もうかれこれ一時間は夢中で読み進めている。
その横顔を、同じだけの時間おれは見つめながら、こうして思いを喉の奥で燻らせながら畳に向かって溜息を吐いているのだ。
髪は結わえていても、ふわふわとしたくせ毛は俯いていると垂れてきて邪魔なのだろう。垂れる髪を頻りに耳に掛ける度、毛先が揺れ耳の後ろにキスマークが覗く。最初に気付いたのは昨日の夜。縁側で寝落ちた先生を何とかして抱えた時だった。
赤黒い、血の痕。吸われたのか噛まれたのか、内出血で先生本人からは決して見えない場所にあるそれは、そんな意図などなくてもおれを牽制する。
1798──好きだよ。
畳に向かって吐いたおれの声は、書を読むのに夢中な先生には届かない。誉の褒美にと贈られた書は希少な物だそうで、先生もたまには頑張ってみるものだとご満悦だった。内容もかなり惹かれるものだったようで、もうかれこれ一時間は夢中で読み進めている。
その横顔を、同じだけの時間おれは見つめながら、こうして思いを喉の奥で燻らせながら畳に向かって溜息を吐いているのだ。
髪は結わえていても、ふわふわとしたくせ毛は俯いていると垂れてきて邪魔なのだろう。垂れる髪を頻りに耳に掛ける度、毛先が揺れ耳の後ろにキスマークが覗く。最初に気付いたのは昨日の夜。縁側で寝落ちた先生を何とかして抱えた時だった。
赤黒い、血の痕。吸われたのか噛まれたのか、内出血で先生本人からは決して見えない場所にあるそれは、そんな意図などなくてもおれを牽制する。
bluenight341
DOODLEわしおんFes弍 展示🐱🪄︎︎🎃HappyHalloween🎃🪄︎︎🐱
猫むっちゃんと魔法使い肥前くん
片道ピアスがお互いの色
魔法使いと猫の契約でお揃いのものを持つようなイメージ
ぷるにゃ
DONEわしとおんしのFESTIVAL弐開催おめでとうございます🎉
夏ワンドロに登場する過去の夢を見る肥前の本丸です。
過去表現、吸血シーンあります。
ひぜが首を許すのはむつだけです👍💓
pass外しました 7
er!
DONE本とかめしとか好きなものがあるのいいな〜っていう絵この資料を見たまえ肥前くん!てキラキラした目で抱きついてくる先生のこと、楽しそうにしやがってまあ…て感じで穏やかに受け入れてる
(一部修正しました)
goma_ota
DONE2023年7〜9月のまとめ色塗りたくなさすぎてグラデーションマップで遊んでた
そもそもの絵が少ないのは原稿してたのでね!
この他は漫画も描きました(前の投稿)
呪いの子、刀ミュ(花暦9話、鬼丸、大包平、肥前くん)、卓立ち絵 22
け〜こ🐣🍙🍙🍙
SPOILER悲…にやられ、ミのむっちゃんと肥前くんの関係ってどうだったっけ???と振り返ってみたのですが、えらいことになりました。なんか、ね。結局なにもわからなかったけど…。一緒に出陣…してほしい〜〜※セリフ集です。 33uotas2
DONEちくばん初描きから3週間後に描いたのの加筆修正なのですが、盛ったおっぱいを削ると心も削られるのでそのままにしておきました。
まだ肥前描き慣れてなくて(現在も慣れてはいない)体型に四苦八苦していた頃ですね 2