1次創作
enagagagagagaga
DONE共同1次創作企画の本編です。原案・小説:えなが
そして、君の愛を知る。最終話1-5「まったく、いいかい。こんな馬鹿げた話があってたまるかい? ええ? 人類がいなくなってしまってからこんなことは初めてだよ。わたしがあの後どれだけきみたちを探したのか、どれだけ心配したのかわかっているのかい? いや、わかっていないから、こんな風に機体のあちこちを壊して、紛失して、二人仲良く地面に寝そべって楽しくお話をしていたんだろうさ!」
空はどこまでも青い。雨が過ぎ去ったあとの空気は澄みきっていて、時折柔らかく吹く風が心地良かった。
廃ビルの天辺から落下したハンナとオリヴァーは、仰向けになったまま雨が上がるまで待っていた。ハンナは左足と左腕を、オリヴァーは両足を破損し、とても動ける状況ではなかったからだ。不幸中の幸いというべきか、二機の頭部に損失はなく、ハンナとオリヴァーは落下後も意識がはっきりとしており、そろって自分たちのみっともなさに笑いがこみ上げて笑ってしまった。
958空はどこまでも青い。雨が過ぎ去ったあとの空気は澄みきっていて、時折柔らかく吹く風が心地良かった。
廃ビルの天辺から落下したハンナとオリヴァーは、仰向けになったまま雨が上がるまで待っていた。ハンナは左足と左腕を、オリヴァーは両足を破損し、とても動ける状況ではなかったからだ。不幸中の幸いというべきか、二機の頭部に損失はなく、ハンナとオリヴァーは落下後も意識がはっきりとしており、そろって自分たちのみっともなさに笑いがこみ上げて笑ってしまった。
enagagagagagaga
DONE共同1次創作企画の本編です。原案・小説:えなが
そして、君の愛を知る。最終話1-4 アンドロイドが一機、走っている。
◇◆◇
オリヴァーの活動区域から追い出されるように帰ってきたハンナは、フジの活動拠点で何をするでもなく、ただ椅子に腰かけ、じっと時が経つのを待っていた。いや、何をするでもなく、というよりかは、ただ何もする気力がなかっただけである。
フジは、そんなハンナを何も言わずに優しく受け入れた。フジはハンナとオリヴァーの事の顛末を聞いたわけではないけれど、落ち込みきったハンナの様子を見れば一目瞭然であった。そんなフジに甘えきって、ハンナはしばらくの間そうしていたが、しかしどうにもこのままではいけないと感じ、ハンナは言葉をこぼした。
「わたし、フジ先生に謝らなければならないことがあります」
6436◇◆◇
オリヴァーの活動区域から追い出されるように帰ってきたハンナは、フジの活動拠点で何をするでもなく、ただ椅子に腰かけ、じっと時が経つのを待っていた。いや、何をするでもなく、というよりかは、ただ何もする気力がなかっただけである。
フジは、そんなハンナを何も言わずに優しく受け入れた。フジはハンナとオリヴァーの事の顛末を聞いたわけではないけれど、落ち込みきったハンナの様子を見れば一目瞭然であった。そんなフジに甘えきって、ハンナはしばらくの間そうしていたが、しかしどうにもこのままではいけないと感じ、ハンナは言葉をこぼした。
「わたし、フジ先生に謝らなければならないことがあります」
enagagagagagaga
DONE共同1次創作企画の本編です。原案・小説:えなが
そして、君の愛を知る。最終話1-3 青い快晴。
壁も天井も破壊され、手を伸ばせば、太陽にだって触れられそうなほど地上から離れた廃ビル。そこでアンドロイドはワルツを踊る。たった一機、軽やかに回転を繰り返し、空気をまといながら鉛白色の髪を靡かせる。
そこには誰もいないのに、まるで誰かと踊っているかのように、アンドロイドは何かに抱かれながらコンクリートの床でターンとステップを繰り返す。どこか機械的で、けれどその表情は機械とは凡そ言えぬような穏やかな笑みを浮かべていた。
「オリヴァー」
アンドロイドの声がビルに響く。
「オリヴァー、わたしはね、君になりたいんだ。君とワルツを踊って、君と一つになりたい」
アンドロイドが目を閉じる。
アンドロイドは──ハンナは、何かを抱き寄せて、そうしてそれを優しく抱きしめて、それから額にキスをする。
6781壁も天井も破壊され、手を伸ばせば、太陽にだって触れられそうなほど地上から離れた廃ビル。そこでアンドロイドはワルツを踊る。たった一機、軽やかに回転を繰り返し、空気をまといながら鉛白色の髪を靡かせる。
そこには誰もいないのに、まるで誰かと踊っているかのように、アンドロイドは何かに抱かれながらコンクリートの床でターンとステップを繰り返す。どこか機械的で、けれどその表情は機械とは凡そ言えぬような穏やかな笑みを浮かべていた。
「オリヴァー」
アンドロイドの声がビルに響く。
「オリヴァー、わたしはね、君になりたいんだ。君とワルツを踊って、君と一つになりたい」
アンドロイドが目を閉じる。
アンドロイドは──ハンナは、何かを抱き寄せて、そうしてそれを優しく抱きしめて、それから額にキスをする。
enagagagagagaga
DONE共同1次創作企画の本編です。原案・小説:えなが
そして、君の愛を知る。最終話1-2 ずっと一緒だよ。
という温かくて、優しい希望に満ちた言葉を鵜吞みにした。それは嘘がひとつも混じっていない、透き通った言葉だった。その言葉に嘘は少しだって混ざっていなかった。
でも、そんなことはないと知っていた。
人間はいつか死んでしまうものなのだと、理解していた。けれどどんな風に消えてしまうのか、いついなくなってしまうのかは予測が出来なかった。ただ優しいあなたと、永遠に続くような毎日を送り、いつしかその普遍的な日常に慣れていた。
そうして優しい世界とあなたに甘えたまま、不完全な僕は、あなたを失ったのだ。
何も言わずに置いていかれた僕は、きっとあなたにとって不良品だったのだろう。
そうじゃないと理解している。
17184という温かくて、優しい希望に満ちた言葉を鵜吞みにした。それは嘘がひとつも混じっていない、透き通った言葉だった。その言葉に嘘は少しだって混ざっていなかった。
でも、そんなことはないと知っていた。
人間はいつか死んでしまうものなのだと、理解していた。けれどどんな風に消えてしまうのか、いついなくなってしまうのかは予測が出来なかった。ただ優しいあなたと、永遠に続くような毎日を送り、いつしかその普遍的な日常に慣れていた。
そうして優しい世界とあなたに甘えたまま、不完全な僕は、あなたを失ったのだ。
何も言わずに置いていかれた僕は、きっとあなたにとって不良品だったのだろう。
そうじゃないと理解している。
enagagagagagaga
DONE共同1次創作企画の本編です。原案・小説:えなが
そして、君の愛を知る。最終話1-1 フジの活動拠点で、椅子に腰掛けながら曇り空を眺め、そうしてハンナは最近のことを思い返していた。
愛を知るというのは、簡単なことではなかった。
それはハンナにとって、正しいと信じていた常識を打ち壊すものであり、同時に自身の世界を広げるものであった。いろんな話を聞いたが、短期間の間にハンナが世界中に散らばったすべての愛を理解したわけではない。
けれど、愛という大きなくくりの中にさまざまな感情が含まれることを知った。ルゥ、クレア、ニコラシカ、コルディス……どのアンドロイドにも「愛」はあったが、どれも同じ「愛」ではなかった。確かに存在したであろうそれらを否定できるものは誰もいない。
ハンナには、勇気のようなものが湧いていた。
2606愛を知るというのは、簡単なことではなかった。
それはハンナにとって、正しいと信じていた常識を打ち壊すものであり、同時に自身の世界を広げるものであった。いろんな話を聞いたが、短期間の間にハンナが世界中に散らばったすべての愛を理解したわけではない。
けれど、愛という大きなくくりの中にさまざまな感情が含まれることを知った。ルゥ、クレア、ニコラシカ、コルディス……どのアンドロイドにも「愛」はあったが、どれも同じ「愛」ではなかった。確かに存在したであろうそれらを否定できるものは誰もいない。
ハンナには、勇気のようなものが湧いていた。
enagagagagagaga
DONE共同1次創作企画の本編です。5話原案:げちを
小説 :えなが
そして、君の愛を知る。5 俺は壊れている。
ただそれだけで、それ以上でも、それ以下でもなかった。
どれだけ人の世が進んでも、争い事がなくなることはなかった。何故戦争が起きるのか。それは両者にそれぞれの正義があるからだろう。
誰かから見た正義は、片一方から見れば不義なのだ。
この世に生を授かった奇跡すら忘れて、貴い赤子の命さえも易々と捻り潰す。無情に放たれた弾丸が心に穴を空けて、誰かの人生をゲームのように奪う、繰り返される命の略奪。
戦は麻薬を打ちながらやるようなものだ。勿論喩えではあるが、コンマ1秒の間に誰かの為に、誰かの命を切り捨てる。そういう決断を常に迫られ、自分の心を誤魔化しながら生き、他人にもそれを強要する。
誰かの為を考えられる人間であればあるほど、それは自身の心を同時に殺す緩やかな自殺行為。
11885ただそれだけで、それ以上でも、それ以下でもなかった。
どれだけ人の世が進んでも、争い事がなくなることはなかった。何故戦争が起きるのか。それは両者にそれぞれの正義があるからだろう。
誰かから見た正義は、片一方から見れば不義なのだ。
この世に生を授かった奇跡すら忘れて、貴い赤子の命さえも易々と捻り潰す。無情に放たれた弾丸が心に穴を空けて、誰かの人生をゲームのように奪う、繰り返される命の略奪。
戦は麻薬を打ちながらやるようなものだ。勿論喩えではあるが、コンマ1秒の間に誰かの為に、誰かの命を切り捨てる。そういう決断を常に迫られ、自分の心を誤魔化しながら生き、他人にもそれを強要する。
誰かの為を考えられる人間であればあるほど、それは自身の心を同時に殺す緩やかな自殺行為。
enagagagagagaga
DONE共同1次創作企画の本編です。4話原案:めりる
小説 :えなが
そして、君の愛を知る。4 少年は鳥になりたかった。透明な青い空を、己の脆い翼で、どこまでも限りなく飛び続けたいと願った。
少年は樹になりたかった。硬く大きく決して崩れぬ地の上に立ち、背筋を伸ばして、両手を広げて光を浴びたいと願った。
少年は、風になりたかった。
少年は、地になりたかった。
少年は、雨に、海に、雲に、蝶に、花に、草に、砂に、魚に、ありとあらゆる生命になりたいと願った。
少年は、ただ、『何か』を願った。
そうやって、この世の全てを棄てたのだ。焼いて、引きちぎって、切り刻んで、締め付けて。
ありとあらゆる方法で放棄した。
望みなんてない。ほしいものなんてない。与えてもらうものなどない。
口癖になったそれは、常に少年を縛った。
22301少年は樹になりたかった。硬く大きく決して崩れぬ地の上に立ち、背筋を伸ばして、両手を広げて光を浴びたいと願った。
少年は、風になりたかった。
少年は、地になりたかった。
少年は、雨に、海に、雲に、蝶に、花に、草に、砂に、魚に、ありとあらゆる生命になりたいと願った。
少年は、ただ、『何か』を願った。
そうやって、この世の全てを棄てたのだ。焼いて、引きちぎって、切り刻んで、締め付けて。
ありとあらゆる方法で放棄した。
望みなんてない。ほしいものなんてない。与えてもらうものなどない。
口癖になったそれは、常に少年を縛った。
enagagagagagaga
DONE共同1次創作企画の本編です。3話原案:聴
小説 :えなが
そして、君の愛を知る。3 それは、誰かを幸せにするお手伝いをする仕事だ。
初めは愛情も幸福も分からなかった。
自分といて、何が楽しいのか。
自分といて、何を得ているのか。
備えられた喜怒哀楽の感情は、その意味を理解するには少し何かが足りなかったらしい。浮力を持った疑問だけがぷかぷかとそこにあった。
十回目は安心感というものを覚えた。
人と触れあう機会が増えて、彼らに対して安心を覚えるようになったのだ。たくさんの人たちの楽しそうな笑顔、嬉しそうな横顔を覚えている。
五十回目を過ぎると仕事にも慣れてきた。何度も自分を求めてくれる人が増えてきた。
はじめましての人も、いつも会えるその人も、彼らと過ごす時間が楽しくて仕方なかった。1分でも1秒でも長く、この時間を過ごしたい。そのひとときに「幸せ」を覚えた。
10052初めは愛情も幸福も分からなかった。
自分といて、何が楽しいのか。
自分といて、何を得ているのか。
備えられた喜怒哀楽の感情は、その意味を理解するには少し何かが足りなかったらしい。浮力を持った疑問だけがぷかぷかとそこにあった。
十回目は安心感というものを覚えた。
人と触れあう機会が増えて、彼らに対して安心を覚えるようになったのだ。たくさんの人たちの楽しそうな笑顔、嬉しそうな横顔を覚えている。
五十回目を過ぎると仕事にも慣れてきた。何度も自分を求めてくれる人が増えてきた。
はじめましての人も、いつも会えるその人も、彼らと過ごす時間が楽しくて仕方なかった。1分でも1秒でも長く、この時間を過ごしたい。そのひとときに「幸せ」を覚えた。
enagagagagagaga
DONE共同1次創作企画の本編です。2話原案:遑テラス
小説 :えなが
そして、君の愛を知る。2 今日も、昨日も、一昨日も、一週間前も、一か月前も、半年前も。
ずっとずっとここにいる。荒廃した世界で、いつ崩れるかもわからない部屋のなか。流れる時間は穏やかで、けれど心が安らぐことはない。
アンドロイド──ルゥは、ただぼんやりと、ベランダの遠く向こうに見える薄れた都市部の景色を見ながら、時間が過ぎるのを待っている。何をするでもない。
ただ、待っているのだ。
「お嬢様」
口に出してみると、大切にしてきた言葉は思い出に飾られていて、すでに自分から離れているように思えた。自分だけが未だに過去に縋っているのだ。未来永劫、この先も変わることのない過去に、救いを求めているような愚かな行為。
でもまだ。
まだ、消えないでほしい。
10568ずっとずっとここにいる。荒廃した世界で、いつ崩れるかもわからない部屋のなか。流れる時間は穏やかで、けれど心が安らぐことはない。
アンドロイド──ルゥは、ただぼんやりと、ベランダの遠く向こうに見える薄れた都市部の景色を見ながら、時間が過ぎるのを待っている。何をするでもない。
ただ、待っているのだ。
「お嬢様」
口に出してみると、大切にしてきた言葉は思い出に飾られていて、すでに自分から離れているように思えた。自分だけが未だに過去に縋っているのだ。未来永劫、この先も変わることのない過去に、救いを求めているような愚かな行為。
でもまだ。
まだ、消えないでほしい。
enagagagagagaga
DONE共同1次創作企画の本編です。原案・小説:えなが(主催)
そして、君の愛を知る。1 あるアンドロイドの言う『愛』は明日がいないこと。
あるアンドロイドの言う『愛』は誰かと幸せになること。
あるアンドロイドの言う『愛』は与えられるもの。
あるアンドロイドの言う『愛』は信じて待つこと。
あるアンドロイドの言う『愛』は執着を偽ったもの。
あるアンドロイドの言う『愛』は。
君の言う『愛』は。
その日、一機のアンドロイドが高所からの落下により頭部を破損した。
そこは廃墟区域と称される場所だ。今にも崩れそうな鉄骨が剥き出しの廃ビル、高さ二十メートルから垂直に落ちたそのアンドロイドは固いコンクリートにぶつかり、機体に大きな損傷を受けた。 水面で水滴が跳ねるように細かな部品が弾け飛び、機体は数回転がって伏した。
18415あるアンドロイドの言う『愛』は誰かと幸せになること。
あるアンドロイドの言う『愛』は与えられるもの。
あるアンドロイドの言う『愛』は信じて待つこと。
あるアンドロイドの言う『愛』は執着を偽ったもの。
あるアンドロイドの言う『愛』は。
君の言う『愛』は。
その日、一機のアンドロイドが高所からの落下により頭部を破損した。
そこは廃墟区域と称される場所だ。今にも崩れそうな鉄骨が剥き出しの廃ビル、高さ二十メートルから垂直に落ちたそのアンドロイドは固いコンクリートにぶつかり、機体に大きな損傷を受けた。 水面で水滴が跳ねるように細かな部品が弾け飛び、機体は数回転がって伏した。
Osushi__evi
DOODLE9/3コミティア 東4 B48aにスペースいただいています!友人とサークル名:スミ飯。で一緒に出ます!創作漫画本を出すことになっているので、もしご興味ある方がいれば是非……☺️ということでこちらでも宣伝を兼ねてこんな感じの本出すよ〜〜とざっくりサンプルを置きます🌷𓇢
1次創作なので内容が性癖性癖!の構造になっているので、、、、 5
ゆーき
PAST大昔に書いた小説を保管しとく。1次創作です。
主人公が明け方に目を覚ましたら、足元に黒い化物が立っていて、その化物と会話をするだけの話。
AM5:31 音もなく瞼が開く。
カーテンの隙間から射し込む薄明るい光が、ゆったりと空気を泳ぐ埃を照らし出していた。
ダイヤモンドダストみたい。
目を開けた、そのままの状態でぼんやりと思う。そういえば、いつから窓を開けてなかっただろう。よく覚えていないけれど、弱設定のクーラーは、もう長い間働きつづけているような気がする。
目は開いているけれど、頭も、体もまだ眠っている気がした。こういう感覚が所謂、金縛りというやつなのだろう。別に、幽霊とかのせいでも、構わないけれど。
多分、もう動かそうと思えば体は動かせた。
足の指先を確かめるように動かして、手のひらをゆっくり握って、また開いて、固まった肩と背中を伸ばすように肩甲骨を寄せて、埃臭い部屋の淀んだ空気を大きく吸って、吐いて。
6058カーテンの隙間から射し込む薄明るい光が、ゆったりと空気を泳ぐ埃を照らし出していた。
ダイヤモンドダストみたい。
目を開けた、そのままの状態でぼんやりと思う。そういえば、いつから窓を開けてなかっただろう。よく覚えていないけれど、弱設定のクーラーは、もう長い間働きつづけているような気がする。
目は開いているけれど、頭も、体もまだ眠っている気がした。こういう感覚が所謂、金縛りというやつなのだろう。別に、幽霊とかのせいでも、構わないけれど。
多分、もう動かそうと思えば体は動かせた。
足の指先を確かめるように動かして、手のひらをゆっくり握って、また開いて、固まった肩と背中を伸ばすように肩甲骨を寄せて、埃臭い部屋の淀んだ空気を大きく吸って、吐いて。
suzuka_lily
PAST終ワルにハマる前、某ゲームをプレイし妄想が膨れ上がった産物を一部公開。もしその世界線にいたとしたら…とポセイドンとハデスのデザインを考えたり、彼らの神時代を考えたり、神時代の彼らと夢主的な子が絡んだりしてるのを描いてたり、2次創作…というかほぼ1次創作?なやつです。5枚目の真ん中の彼が私をギリシャ神話沼に堕とした方です。8枚目はダイジェストですが血表現、ちょっと雰囲気えちい?のもあるので注意。 8あかぎ(利便事屋のすがた)
Reuse Halloween今年も待ってました使い回しハロウィン。今回は昨年エアーアキケット3内にて行われたハロウィンイラコン用に描いたものです(2枚目は線画です)。
この絵を描いていた当時は町内会や商店街等で行われる小規模のハロウィンイベでは家族ぐるみでコスプレする人も見かけるなあと思ったものですが、この絵でもそんな微笑ましさを感じて頂ければと。 2
jbkayu0121
PROGRESS線画→完成この絵はめっちゃ苦戦しました。
というのも煽りが苦手で…ほんとは途中の画像もあるんだけどキモくて見せたくない😭
それも込みの方が良いんだろうけど。
でもこれを描きながら煽りを少し感覚的に理解したと思う✨ 2
jbkayu0121
PROGRESS塗り分け途中(?)→色塗り途中→完成線画なしの絵を描くときは線画は用意しますけど綺麗になぞって色分けしません。大体で!
描き込みながら微調整します。
だからこの絵も目が完成で少し変わってます。 3
yumenopolis
DONE1次創作で作っている作品『ユメノポリス』の小説第一話です。小説を書くのは慣れていない素人ですので、読みづらいかと思いますが、世界観など雰囲気が少しでも伝わったら嬉しいです。
#01 前奏曲 嬰ハ短調『鐘』 夢の番人 突然、目の前に銃口を突き付けられた。
「ウラノス…。」
黒いコートに黒いマント、銀の装飾をあしらった黒いハットを深く被るその男は手にした銃のハンマーを持ち上げた。
意識が朦朧として、状況が上手く飲み込めない。何故自分が銃を向けられているのか、このまま撃たれて、死んでしまうのだろうか。これが悪い夢なら早く覚めて欲しい…。
逃げることも、叫ぶことも出来ず、恐怖と悲しみで涙が溢れる。それを見て、男は銃を握る手に力を込めた。
「もう大丈夫だから、俺が君を守る。」
彼は手にした銃の引き金を引いた。 閃光とともに、銃声音が辺りに響く。
しかし、銃で撃たれたにも関わらず自分の体に弾痕は無く、痛みもない。まだ生きている。それどころか、全身が太陽の光を浴びたような温かさで、良く見ると仄かに光っている気がする。今まで虚ろだった意識も次第にはっきりとしてきた。
6265「ウラノス…。」
黒いコートに黒いマント、銀の装飾をあしらった黒いハットを深く被るその男は手にした銃のハンマーを持ち上げた。
意識が朦朧として、状況が上手く飲み込めない。何故自分が銃を向けられているのか、このまま撃たれて、死んでしまうのだろうか。これが悪い夢なら早く覚めて欲しい…。
逃げることも、叫ぶことも出来ず、恐怖と悲しみで涙が溢れる。それを見て、男は銃を握る手に力を込めた。
「もう大丈夫だから、俺が君を守る。」
彼は手にした銃の引き金を引いた。 閃光とともに、銃声音が辺りに響く。
しかし、銃で撃たれたにも関わらず自分の体に弾痕は無く、痛みもない。まだ生きている。それどころか、全身が太陽の光を浴びたような温かさで、良く見ると仄かに光っている気がする。今まで虚ろだった意識も次第にはっきりとしてきた。