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    4月15日

    【N5】

    DONEイドアズ♀現パロ。4月15日海魔女2の展示作品です。小i森iりiんiご先生の「クiズiなiケiモiノiはi愛iしiすiぎ」のパロです。タイトル通り、双子がアレな感じなのですが(モブと付き合ってる描写ありです。ご注意下さい。)、最後はイドアズ♀です。
    宜しくお願い致します。
    クズな双子は愛しすぎ双子は女性関係にだらしない。
     ────いつからだっただろか? 気づけば双子の周りには、1度でも抱かれたいと言う女の子達で取り囲まれていたような気がします。
     大事な幼馴染みをとられた気持ちもあったし、大事だからこそ恋人が出来た事を祝福しないとと言う気持ちもあったし、正直心中複雑でしたが、まぁ僕には関係ない事ですけどね、そう心の中で呟いて自分自身の気持ちに蓋をして心の奥底に封印しました。
     
     ◇◇◇◇
     
     僕の朝は早い。それもこれも双子を起こし、朝食を作り食べさせて学校に向かうからである。
     生まれた時からお隣同士だった僕達は親同士もとても仲が良く、互いのお家にご飯をお呼ばれは当たり前、お泊まりするのも常でした。小さい頃はお風呂も一緒で、初めてお風呂拒否をした時は、物凄い駄々をこねられました。まぁどんなにごねられても初潮がきてしまい、双子と入る訳にはいきませんでしたからね。断固拒否です。その頃から双子の両親が海外出張で長期留守がちになり、僕がご飯を作りに行くようになりました。一緒にお風呂に入らない対価がご飯作りでした。えぇ、慈悲深い僕はきちんと対価を支払いますとも! 腐ってもリストランテを経営する母の娘である僕が、料理が作れないだなんて有り得ません。最初は目玉焼きすら碌に作れませんでしたが、今ではガッツリ双子の胃袋を掴んでいます。努力の甲斐がありました。
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    yo_lu26

    MENU展示①【メルト・ザ・ハート2】ジェイフロイベ
    2023年4月14日(金) 22:10 ~ 4月15日(土) 22:00
    観○少女パロシリーズの新作①「ラッキードールは貧乏青年の夢をみる」のフロイド視点のお話です。ふわふわ甘々です。単品でも読めますが、過去作を読んでからだとさらに味わい深いと思います。
    微睡み人形は待ち侘びた人の色を知るずっと待っている。眠りながら待っている。夢の中で微睡みながら、迎えられるときの甘美な幸福を胸に抱いて。
     眠っている間、オレの目の前にあるのはどこまでも乳白色の世界だった。夢なのかどうかも判然としない。ここにはなんにもなくて、全てがある。近すぎてなんにも見えないのか、遠すぎてなんにも見えないのか、全てがあやふやな世界。世界がはじまっていないのだ。まだ出会うべき人と出会っていないから。今のオレは、もっているものなんてなにひとつなかった。なんにも見えない。なんにも知らない。声さえ持たない。だけど、ただ誰かを待ち焦がれていた。オレたちは皆、そうやって王子様を待っている。
     時々、誰かがオレにあたたかいミルクをくれた。オレは気分によっては、そのミルクを飲んだり飲まなかったりした。ある日はカップが冷たくて気に入らなかった。ある日はミルクの温度が熱すぎて嫌だった。カップの舌触りが気に入らなくて、一口で飲むのをやめてしまうこともあった。昨日はおかわりまでしたのに、今日は一滴も飲みたくなくて嫌だ、なんてこともざらにあった。オレを育てた誰かも、ここでミルクをくれる誰かも、オレの気まぐれには苦労していたようだった。特別な「誰か」に迎えにきてもらうために、オレに必要な「躾」は彼らからひととおり教わっていて、教えられたことは乗り気ならなんでもできたけれど、そうでないときは力が入らなくて、ぐんにゃりと椅子に伸びてサボってしまうこともあった。
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