shuu
紫遊(Shiyuu)
DONEオフコラボ前から書いていたものですが、オフコラボ後に設定や内容を加筆修正をしました。オフコラボの日の朝から始まる浮奇が恋に落ちるお話です。おまじない「置いて行かないで…捨てないで……待って…。」
♢♢♢♢♢
ハッ……夢、か。目覚め悪いな…。
額にかいた汗を片手で拭いながらベッドを出て水でも飲もうかとキッチンの方へと向かう。途中先程見た夢を思い出し表情が曇る。嫌な朝だな…、朝からこんな調子だとその日一日が良い日じゃないような気がして気持ちが沈む。
「おはよう浮奇、顔色が良くないね。どこか具合悪いの?」
ダイニングに入ったところで黄色い前髪が特徴的な黒ベースで紫のインナーカラー、両サイドにピンクのメッシュが入った襟足の長いウルフヘアーの青年に声を掛けられた。
「おはよう、シュウ…そんなんじゃないよ……少し夢見が悪かっただけ。」
本当は少しどころかかなり夢見が悪かったのだが、あまり心配を掛けたくなくて少し噓をついた。
1819♢♢♢♢♢
ハッ……夢、か。目覚め悪いな…。
額にかいた汗を片手で拭いながらベッドを出て水でも飲もうかとキッチンの方へと向かう。途中先程見た夢を思い出し表情が曇る。嫌な朝だな…、朝からこんな調子だとその日一日が良い日じゃないような気がして気持ちが沈む。
「おはよう浮奇、顔色が良くないね。どこか具合悪いの?」
ダイニングに入ったところで黄色い前髪が特徴的な黒ベースで紫のインナーカラー、両サイドにピンクのメッシュが入った襟足の長いウルフヘアーの青年に声を掛けられた。
「おはよう、シュウ…そんなんじゃないよ……少し夢見が悪かっただけ。」
本当は少しどころかかなり夢見が悪かったのだが、あまり心配を掛けたくなくて少し噓をついた。
sorasanba
REHABILI🔮×👟 🟣×💜一緒にクッキーを作る話
甘いクッキー 「これであとは焼き上がるのを待つだけ」
「クッキーって思ったより作るの大変なんだね……」
「慣れればそんなことないよ」
「そうかなぁ」
二人で生地から作り、型を抜いてアーモンドやジャムを乗せたものを慎重にオーブンに入れたところでようやくシュウは一息つけたようだった。俺は菓子作りの経験がシュウよりは多くあるからなんてことはなかったけれど。そもそも二人で菓子を作ることになったきっかけはシュウだった。
「今度皆に会うことになったんだけど、お菓子を作って持っていってみたいんだ。でもお菓子作りってしたことないし不安だから……浮奇、見守っててくれない……?」
そんな風に恋人に頼まれて断る男がいると思う?いると思うなら君が出会った男達は随分甲斐性が無いよ。
1399「クッキーって思ったより作るの大変なんだね……」
「慣れればそんなことないよ」
「そうかなぁ」
二人で生地から作り、型を抜いてアーモンドやジャムを乗せたものを慎重にオーブンに入れたところでようやくシュウは一息つけたようだった。俺は菓子作りの経験がシュウよりは多くあるからなんてことはなかったけれど。そもそも二人で菓子を作ることになったきっかけはシュウだった。
「今度皆に会うことになったんだけど、お菓子を作って持っていってみたいんだ。でもお菓子作りってしたことないし不安だから……浮奇、見守っててくれない……?」
そんな風に恋人に頼まれて断る男がいると思う?いると思うなら君が出会った男達は随分甲斐性が無いよ。