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    ビンタ

    珠丘(たまおか)

    MOURNING刀剣乱舞、女子大生審神者
    女子大生が高校時代にビンタ受けて「男前でしょ?」と得意気に笑う。兼さんのイケメンが苦手などストライクで悲鳴をあげる。鶴さんに「拝命した」を言わせたいためだけに書きました。
    おちも絡みもない。私得。
    白い悪魔の独白白い悪魔の独白。(女子大生審神者)


     少し前の話をしよう。己の主の話だ。
    主は少々変わり者で、たびたび俺のほうが驚かされることがある。女人の中では背の高い方で、すらりとした手足、当時の学生服のブレザーにスカート姿じゃなかったら性別不明だ。君、ちゃんと食事を取ってるのかい?と心配したらたら、初期刀で近侍でもある加州清光が「二言には面倒くさいで、集中すると食べない」と。時にうっとしい、やかましい!暴れる彼女を押さえつけながら食べさせたことがあった。後日、主はそういう食事が食べれない病気を持っているとか。
    なので、料理に精通してる歌仙兼定が来たときは、主よりも自分たちが「待ってました!!」と喜んだ。
     彼の手の込んだ料理を食べ「あぁ、料理はこんなに美味しいだ」とほろりと涙を流したことあった。そんな顔は中性的でツリ目。短み髪もあり並ぶと薬研藤四郎とは姉弟のようだった。
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    u_and_i_and_u

    DOODLE真エンド後/n年後の足主
    直接的な描写はありませんが、体の関係があることを匂わせています。
    おかしいところがあったらビンタしてください。
    九十九点に花まる/足主 買い物に行くのに外に出ると、向かいのマンションの前で母親らしき女性と男子高校生が並んで写真を撮っているところだった。おそらくカメラを構えているのが父親だろう。母親の背をとうに追い越した若い背丈は照れくさそうにしながらもどこか誇らしげだ。身を包む制服には着古した観があるものの、若者特有のさっぱりとした清潔感があった。瞬間、目を突くような眩しさ──目の前の光景のせいか、さんさんと降る太陽のせいか、あるいはそのどちらもなのか──に目を細める。
     なんてことはないハレの日、卒業式当日の朝の光景だった。
    ──もうそんな時期か。早いなあ、まったく。
     歳を重ねるごとに時間の流れが勢いを増しているように感じる。誂えたように咲き誇る桜の花だってついこの前見たばかりのような気さえする。目の前で、地面に散った花弁が自動車に巻き上げられた。少しばかり浮遊したそれが履き潰したスニーカーの上に音もなく降りてきて、僕は足を大げさに踏み出すことでそれを払った。
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