志摩
田原摩耶
MOURNING伊波阿佐美
メイジ×村人inクリスマス
陽太
壱畝
ナイトとちっさい村人
天国地獄メル画三連打
過去齋藤詰め合わせ×2
志摩×齋藤と栫井クソ四コマ
齋藤
ちっさい栫井と芳川
齋藤
岸本とイマジナリー大地
藤也と準一
浮き輪で流される齋藤と追いかける志摩 18
なるかみうめこ
TRAINING青/エクのしまくんこねこさんが長兄と認識してから観ると、余計に驚いた!全然違う…
あと、りんちゃんはのばくんだし、ですね!(*^^*)
しかしこうして見ると、好きなキャラの共通点がなんとなく見えて来なくもない今日このごろ🤔
samao
REHABILI冬と志摩ちゃんと伊吹の藍ちゃん意外とずぼらな相棒
カイロの残骸あ、と小さく声を上げた志摩の懐から黒い革の手帳がぽとりと落ちた。使い古されたそれは、いつも志摩が事件のことを事細かに記しているものだった。
「だいじょーぶ?」
伊吹は足元に落ちた手帳を拾い上げて、志摩の顔を下から覗き込む。
「ああ、すまん。手がかじかんでて」
カサついた志摩の手は指先がほんのりと赤くなっていて、見ているだけで痛々しい。寒がりのくせに首元は無防備だし、手だって荒れ放題の志摩はやっぱり少し自分のことに対して色々とおざなりだ。伊吹だってそこまでマメな方ではないが、志摩ほどではないと思う。むすっと眉間にシワを寄せてメモ帳のページが捲りにくいと舌打ちをしている志摩にこっそり息を吐き出した。
「志摩」
1228「だいじょーぶ?」
伊吹は足元に落ちた手帳を拾い上げて、志摩の顔を下から覗き込む。
「ああ、すまん。手がかじかんでて」
カサついた志摩の手は指先がほんのりと赤くなっていて、見ているだけで痛々しい。寒がりのくせに首元は無防備だし、手だって荒れ放題の志摩はやっぱり少し自分のことに対して色々とおざなりだ。伊吹だってそこまでマメな方ではないが、志摩ほどではないと思う。むすっと眉間にシワを寄せてメモ帳のページが捲りにくいと舌打ちをしている志摩にこっそり息を吐き出した。
「志摩」
みさき
DOODLE創作BLのファンアートです「天国か地獄」(田原摩耶様)
√α ep.5《最後まで一緒に》より
side壱畝の志摩亮太の苛烈さが本当に本当ーーに素晴らしくてずっと記憶にこびりついています大好きです……
かいこう
TRAINING顔/伊吹と志摩バットリの悪夢に囚われている伊吹
切断とか嘔吐とか出てくるので好きな人はどうぞ
甘々字書きワードパレット22金平糖と23ティラミス
顔「ん、志摩ちゃん、ありがとー」
志摩が新しく買ったという動物の顔を模したクッションの写真が表示されているスマートフォンを相棒に返す。
「今回のもかわいー」
「だろ?」
胸を反らして誇らしげに言う志摩の可愛さに、伊吹は声を上げて笑った。結構酔っているので、知らない内に声が大きくなる。つられて志摩も笑っていた。もうすぐ日づけが変わろうとする深夜の、闇に包まれた官舎の一室が笑い声で満ちる。先月、久住を逮捕してから、自分に対する志摩の空気が、柔らかくなったと伊吹は思っていた。俺が悪い、何もかも俺のせい、というような気負った鎧が、目の前のビールの泡みたいに、すっかり薄くなった、いい感じ。久住の件で相棒としての仲がこじれるまで、結構です、の頻度は四月に比べればだいぶ少なくなっていたが、今は一層、心を開いてくれているようだった。自ら初めて部屋に招いてくれたり、柔らかくて丸みを帯びたフォルムのぬいぐるみやクッションが好きなんだと教えてくれたり。当番勤務の後で、よく互いの部屋を訪れて、今夜みたいに飲むことが増えた。最初はその日の夕方頃には帰路に着いていたのに、気づいたら、一晩泊まって、翌朝帰るという流れになっている。嫌ではなかった。伊吹にとっては楽しい。伊吹から受け取った私用のスマートフォンを手に、志摩が室内を見回した。
7195志摩が新しく買ったという動物の顔を模したクッションの写真が表示されているスマートフォンを相棒に返す。
「今回のもかわいー」
「だろ?」
胸を反らして誇らしげに言う志摩の可愛さに、伊吹は声を上げて笑った。結構酔っているので、知らない内に声が大きくなる。つられて志摩も笑っていた。もうすぐ日づけが変わろうとする深夜の、闇に包まれた官舎の一室が笑い声で満ちる。先月、久住を逮捕してから、自分に対する志摩の空気が、柔らかくなったと伊吹は思っていた。俺が悪い、何もかも俺のせい、というような気負った鎧が、目の前のビールの泡みたいに、すっかり薄くなった、いい感じ。久住の件で相棒としての仲がこじれるまで、結構です、の頻度は四月に比べればだいぶ少なくなっていたが、今は一層、心を開いてくれているようだった。自ら初めて部屋に招いてくれたり、柔らかくて丸みを帯びたフォルムのぬいぐるみやクッションが好きなんだと教えてくれたり。当番勤務の後で、よく互いの部屋を訪れて、今夜みたいに飲むことが増えた。最初はその日の夕方頃には帰路に着いていたのに、気づいたら、一晩泊まって、翌朝帰るという流れになっている。嫌ではなかった。伊吹にとっては楽しい。伊吹から受け取った私用のスマートフォンを手に、志摩が室内を見回した。
かいこう
TRAININGわるいこと/伊吹と志摩よろしくない話
わるいこと「■■ちゃん、別れてほしいんだけど」
「…えっ…?何で…」
「好きな人ができたから」
コーラとグラスの中の氷が混ざり合っていく。冷えたものがやがてぬるくなっていくその始まりを、伊吹は一瞥した。知り合いが店長をしているゲイバーで出会った男が、いつもならほとんど変わらない表情をこわばらせている。まるでロボットみたいに計算が速くて、滅多に怒らない優しい人だと紹介してくれた店長からその内出禁を言い渡されるかもな、とぼんやりと思った。公休日に店に行って、紹介や自力で知り合った男とつき合い、そしてこんなふうに振るのは三度目になる。伊吹自身はバイだ。人懐こい態度で今は分からないかもしれないが、この悪癖が知られるのも時間の問題だろう。
2098「…えっ…?何で…」
「好きな人ができたから」
コーラとグラスの中の氷が混ざり合っていく。冷えたものがやがてぬるくなっていくその始まりを、伊吹は一瞥した。知り合いが店長をしているゲイバーで出会った男が、いつもならほとんど変わらない表情をこわばらせている。まるでロボットみたいに計算が速くて、滅多に怒らない優しい人だと紹介してくれた店長からその内出禁を言い渡されるかもな、とぼんやりと思った。公休日に店に行って、紹介や自力で知り合った男とつき合い、そしてこんなふうに振るのは三度目になる。伊吹自身はバイだ。人懐こい態度で今は分からないかもしれないが、この悪癖が知られるのも時間の問題だろう。