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    段落

    重代 秀斗

    DONEフォロワーとペディキュアするワルロゼの話で盛り上がって私もかいていい!?したやつ。書きました。ペディキュア話ですがペディキュアがメインじゃなくなりました。
    7/31 段落を整理したり分かりにくい文章に主語を加えたり微修正して読みやすくなりました
    色とりどりの彩りに身を任せて「アンタ、手の方はしているみてぇだが足の方はしてねぇのか」
     タータンチェックが印象的な制服の男が何かに気付いた。

     カート大会の合間を縫って訪れた浜辺は潮の香りと波の音がよく届いて心地良い。
     この日からは海でのカートレースだった。最近のカートレースではレーサーがより引き立つようにと一人一人特別にデザインされた衣装が贈られ、レーサーはそれを着用してカートに乗り込むというのが当たり前になっていた。グランドスターが沢山あしらわれた水色のパレオと淡い黄色のハイビスカスを髪飾りにしてカートレースに参加したロゼッタは無事に走り切り、一日目のカートレースは終了した。結果は四位だった。
     余所見はしていなかったはずだが、アイテムを上手く当てられなかった気がする。しかし考えてもみては、寧ろあんなに美しい海が横にありながら余所見をしない方が見事ではないだろうか。あんなに美しい海が横にありながら。こんなに素敵な水着を貰っていながら。
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    アメチャヌ

    TRAINING文舵練習③-1 一段落の語りを、15字前後の文を並べて。

    カントリーハウスドラマのパロのようなもの。
    バ(11.2)×リチャ(21.2)前提ノーサン→リチャ(♀︎)
     晩餐会への招待は乗り気ではなかった。食事が済んだら早々にいとまを告げる。席に着くまでは確かにそう決めていた。
    心変わりしたのはひとりの令嬢のせいだ。短く艶やかな黒髪。暗い濃紺のドレス。レースがあしらわれた飾りの多いチョーカーが白く細い首と鎖骨を隠す。頬に落ちる長い睫毛の影。蝋燭の炎に輝く瞳は二色の宝石のようだった。打てば響く落ち着いた相槌。鼓膜をやわらかく揺らす低めの声。交わす言葉は短いものばかりだ。もっとその声を聞きたい。もっとその双眸に映してほしい。もう一方の老婦人に微笑みながらも気はそぞろだった。すぐにでも振り返りたい。身に染み付いた作法がもどかしい。すぐに話題に困る。グラスを持ち上げワインを一口飲む。老婦人との会話が途切れる。目の前にデザートの皿を差し出される。取り分ける一瞬すら惜しい。給仕に不要だと示す。無駄の無い動作で隣へ移動した。しなやかな指がサービングスプーンを握る。うす茶に焦げ色がついた生地。形を残しているがとろけてくずれた赤い果実。それを煮詰めたソース。令嬢の手元が甘く彩られる。涼やかなくちびるがゆるやかに弧を描いた。
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