盗賊
IB6G2_kabe
DONE【モブブラ】過去ワンライ参加作そのまま(全年齢)第17回 「魔除け」
※盗賊団の昔の話。何もかも捏造。少しだけ真っ当なモブ
第17回 「魔除け」 ひゅおおおお、と吹き荒ぶ風が鳴く。叩かれたように赤く色づいた耳と白く立ちのぼる呼気。一段と冷え込む季節になったこの時期は、北の国各地で冬を越すための魔除けの祭が行われる。
元々は人間どもが生きていくには厳しい北の自然のなかで来春までの無事を祈りあう儀式が始まりのそれ。けれど自然の厳しさは人間魔法使い問わず平等に振るわれること、魔法使いは心躍ることに目がないことなどからいつしか人間の風習だったそれに魔法使いも紛れては各人の縄張り下で祭として取り入れられるようになっていった。
それはここ、死の盗賊団でも同じく――
「ボス! ここの飾りはどこに仕舞いましたっけ」
「ワイン樽置いてる部屋の更に奥の湿気た部屋だ、ってこれ去年も言わなかったか」
2215元々は人間どもが生きていくには厳しい北の自然のなかで来春までの無事を祈りあう儀式が始まりのそれ。けれど自然の厳しさは人間魔法使い問わず平等に振るわれること、魔法使いは心躍ることに目がないことなどからいつしか人間の風習だったそれに魔法使いも紛れては各人の縄張り下で祭として取り入れられるようになっていった。
それはここ、死の盗賊団でも同じく――
「ボス! ここの飾りはどこに仕舞いましたっけ」
「ワイン樽置いてる部屋の更に奥の湿気た部屋だ、ってこれ去年も言わなかったか」
IB6G2_kabe
DONE【モブブラ】過去ワンライ参加作そのまま(全年齢)第14回 「猫」「噛み傷」
※盗賊団時代ねつ造
第14回 「猫」「噛み傷」 俺はこの感情の名前を知っている。
「そういやボス、この前拾ってきた猫どうするんです?」
時刻は昼を少し過ぎた頃。比較的暖かな日差しが届く今日は絶好の洗濯日和で、俺は川の水でじゃぶじゃぶ洗った仲間の野郎どもの服をぱんっぱんっと上下に振りながら、首尾はどうかと様子を見にきていたボスに尋ねた。
「あ? あー、どうも懐いちまったからなあ」
どうしたもんか、と手近な岩に腰を下ろしてぐるりと首を回す。その拍子にボスの服の一部がきらりと陽光を反射した。蜘蛛の糸か何かだろうか。目を凝らす俺に気づいたのか、服に付いたそれを見つけては「まだここにもついていやがったか」とつまんで落とすボスはしかし満更でもなさそうだ。面倒くさがりつつも魔法で全部落としちまわないところを見るに、それだけ気に入っているのだろう。何せここは男だらけの大所帯で、華もへったくれもありゃしないのだから。加えて北の国は人間はおろか魔法使いにだって平穏に暮らすには厳しい極寒の地。そんな場所じゃふらふらと彷徨っていた猫とて雄雌問わず大層な華になる。
1495「そういやボス、この前拾ってきた猫どうするんです?」
時刻は昼を少し過ぎた頃。比較的暖かな日差しが届く今日は絶好の洗濯日和で、俺は川の水でじゃぶじゃぶ洗った仲間の野郎どもの服をぱんっぱんっと上下に振りながら、首尾はどうかと様子を見にきていたボスに尋ねた。
「あ? あー、どうも懐いちまったからなあ」
どうしたもんか、と手近な岩に腰を下ろしてぐるりと首を回す。その拍子にボスの服の一部がきらりと陽光を反射した。蜘蛛の糸か何かだろうか。目を凝らす俺に気づいたのか、服に付いたそれを見つけては「まだここにもついていやがったか」とつまんで落とすボスはしかし満更でもなさそうだ。面倒くさがりつつも魔法で全部落としちまわないところを見るに、それだけ気に入っているのだろう。何せここは男だらけの大所帯で、華もへったくれもありゃしないのだから。加えて北の国は人間はおろか魔法使いにだって平穏に暮らすには厳しい極寒の地。そんな場所じゃふらふらと彷徨っていた猫とて雄雌問わず大層な華になる。
いとあまし
DONE盗勇♀と仲間たちの短い漫画詰め合わせ*バラモス戦辺りまでのほぼ原作沿いなネタ
*恋心無自覚両片思い(?)なふわふわした関係性です
*盗賊が賢者に転職して見た目が変わります
DQ3Webオンリー開催おめでとうございます! 22
原saei秋子
DOODLEワンドロで出す予定でいた。パティちゃんとデイジーちゃん。テーマが盗賊だったんで。1人でも良かったんやけど、この2人は施設でも仲良し。スリ師のパティと詐欺師のデイジーのコンビ、ユングイに帰っても施設の仲間と東山の金さんしてると思います。間に合わないし、仕上がらないので。すまんな。petari86stick
INFO【キャラ紹介②ぽち】犬。盗賊タイプ。
何となく損な役回りの器用貧乏。
無愛想に振る舞うけど本心は全部しっぽに出る。鼻がめっちゃ利く。
奴隷出身。
脱走して物盗りをしていたが、通りがかったアユタヤを襲ったところ返り討ちに遭い回心、弟子入りする。
学なし。字が読めるようになりたい。
17歳
俺/お前
得物:両手にナイフ。弓も使える
服装:軽装
⚠️服リニューアル予定 3
kana_1668
MAIKINGねつ造盗賊団時代子分期のネロがボスへの片思いをこじらせている
※モブネロ注意
サークルクラッシャーネロ 刹那の熱が冷めて、脱ぎ散らかした服をまとい部屋を出ていくまでの数分間。この時間が、いつもあまり得意ではない。どんな顔で、どんな話をしたらいいかわからないから。
だから必然といつも無言になる。今日もさっさとベッド――岩の上で寝ているのとそう大差ないのではないかと思うくらい硬い――をおりてサイズの合わない服を身に着けていると、すでに冷えた肌に、いまだ裸のまま寝そべっている男の手が触れた。
「もう戻るの? ひと晩くらいこのまま寝ていったら?」
どこか媚びるような声に、「朝飯の仕込みがあるから」と素っ気なく返すのは、今日に限ったことではない。目の前の男にとってはこれが初めてかもしれないが、ネロにとっては飽きるほど繰り返した台詞だ。数日前に寝た男も、その前に寝た男も、誰も彼もが、似たような言葉と視線でネロを引きとめようとする。たった一度の関係で芽生えてしまう情、あるいは執着に似た何か。ネロは伸びてくる男の腕をほどいて、乱れた髪を軽く手櫛で整えた。
2517だから必然といつも無言になる。今日もさっさとベッド――岩の上で寝ているのとそう大差ないのではないかと思うくらい硬い――をおりてサイズの合わない服を身に着けていると、すでに冷えた肌に、いまだ裸のまま寝そべっている男の手が触れた。
「もう戻るの? ひと晩くらいこのまま寝ていったら?」
どこか媚びるような声に、「朝飯の仕込みがあるから」と素っ気なく返すのは、今日に限ったことではない。目の前の男にとってはこれが初めてかもしれないが、ネロにとっては飽きるほど繰り返した台詞だ。数日前に寝た男も、その前に寝た男も、誰も彼もが、似たような言葉と視線でネロを引きとめようとする。たった一度の関係で芽生えてしまう情、あるいは執着に似た何か。ネロは伸びてくる男の腕をほどいて、乱れた髪を軽く手櫛で整えた。
おかか
DOODLE夏イラストいっぱい描いたよスぺシャル。ダンスについては
リーダー→賞金狙い(盗賊が一番ダンスうまそうだから)&自分が一番息が合うという自信
女戦士→賞金狙い&純粋に一緒にダンスしてて楽しそうだから
薬師→一人でいた自分を気にかけてくれて…こんなのときめいちゃう…オッサンだけど一夜の夢を見てもいいの…? 3
58916
DOODLEジュンブライベントでブラッドが露骨な匂わせ(元相棒は匂わせが多い)をしていたからその絵 かなり時間はかかったけど良い感じの絵になったからいいんじゃないですか盗賊してた頃のネロの服装ってどんなだったのか、ブラッドがスーツを着ているしスーツは良いからスーツにしたけど、そんなことはないような気がしなくもない 教えてほしいよ〜ッ 2
オルト
TRAINING987文字盗賊商人のタイカケ
「カケル、これ……」
気配なく突然現れたタイガに驚いて、俺は一瞬息を止めた。声のした方を向いてタイガの姿を確認してから、ふぅと息を吐いて呼吸を元に戻す。盗賊として生きてきた彼は、どうにも気配を消す癖がついているらしい。
「どうしたの、タイガくん」
「これ、字……読めるか?」
そう言ってタイガは一冊の本を俺の方に差し出した。分厚い本だ。手に取って開いてみると、可愛らしい挿絵が目に飛び込んできた。本の厚さから学術書の類かと思ったが、表紙や本文の紙が厚いだけで、ページ数はさほどなかった。
「読めるけど……」
「内容、難しい?」
「ううん。簡単だよ」
「じゃあ、それ使って俺に、文字教えて欲しい」
「え!」
真剣な表情だ。物心ついたころから盗賊をしているタイガは、字の読み書きが満足に出来ない。換金表とか、お金の単位とか、盗賊として必要な文字だけは理解しているようだけど、他の文字は全然ダメらしい。以前から俺は盗賊から足を洗おうとしているタイガに、生きていく為に必要だからと文字を教えようとしてきたけど、全然興味を示さなかったタイガが自分から……! なんだか感動して本を手にしたまま思わずタイガを抱きしめた。
1020気配なく突然現れたタイガに驚いて、俺は一瞬息を止めた。声のした方を向いてタイガの姿を確認してから、ふぅと息を吐いて呼吸を元に戻す。盗賊として生きてきた彼は、どうにも気配を消す癖がついているらしい。
「どうしたの、タイガくん」
「これ、字……読めるか?」
そう言ってタイガは一冊の本を俺の方に差し出した。分厚い本だ。手に取って開いてみると、可愛らしい挿絵が目に飛び込んできた。本の厚さから学術書の類かと思ったが、表紙や本文の紙が厚いだけで、ページ数はさほどなかった。
「読めるけど……」
「内容、難しい?」
「ううん。簡単だよ」
「じゃあ、それ使って俺に、文字教えて欲しい」
「え!」
真剣な表情だ。物心ついたころから盗賊をしているタイガは、字の読み書きが満足に出来ない。換金表とか、お金の単位とか、盗賊として必要な文字だけは理解しているようだけど、他の文字は全然ダメらしい。以前から俺は盗賊から足を洗おうとしているタイガに、生きていく為に必要だからと文字を教えようとしてきたけど、全然興味を示さなかったタイガが自分から……! なんだか感動して本を手にしたまま思わずタイガを抱きしめた。
オルト
TRAINING696文字RPGタイカケ
盗賊と商人のなんでもない日常「おぉ~。今日も大量じゃん」
「まぁな!」
得意げな顔で麻袋を差し出すタイガ。俺はそれを受け取って、中身を確認する。
色とりどりの宝石や、さまざまなアイテム。タイガが戦闘をしたモンスターが落としていったそれらを買い取るのが、俺の最近の日課だ。
タイガは元々盗賊だったけど、ある剣士に出会ってからは盗みを辞めて自分も剣士になるべく修行を積んでいるのだそう。その際に得たアイテムを俺に売って、そのお金で装備を揃えようと頑張っている。
「あ~、腹減った」
「キッチンに食料があるから、好きに食べて良いよ」
「おう。サンキュ。おめぇは、もう飯食ったの?」
「いや、まだだけど。そんなに食欲ないし、タイガ好きに食べていいよ、俺は宝石の鑑定してるから」
その言葉に、さっきまでの表情から一転、タイガは不機嫌そうな表情になった。
「え、なに?」
「おめぇも一緒に食え。鑑定、後でいい」
「でも、一人分しかないし。あー、お肉とかないんだ。パンだけだけど、少しは腹の足しになると思うよ」
宝石に着いた泥を落としながらそう返すと、タイガは外していた装備品を身に纏始めた。最後に剣を担ぐとドアの方へ向かう。
「え 727
skry
FUJOSHI SAWアラビア皇子✖️アジア系男子⑥以前受けを危うい場面から救ってくれた謎の盗賊団団長
その団長が夜な夜な受けの自室に現れるようになり数日が過ぎたある日のこと
ようやく攻めが長い公務を終え王宮に帰って来る
今回の漫画は、その帰って来た日の二人のちょっとしたやりとりです 6
44_mhyk
DOODLE盗賊団時代からの、ネロの日記を妄想してみました。あたりまえですが、捏造しかない。
とりあえず、日記をつけ始めた初期。ミチルくらいの年齢で盗賊団に入ったと想定しています。
ちょっと思春期なネタも含みます。 1479
おいもごろごろ
DOODLEうわ~重ため過去持ち盗賊~どれだけの女性(プレイヤー)の心を奪ったん~~!?
剣装備時のドット絵好き!
ちょいちょい仲間を心配してくれる優しさよ…
なんだかんだで一番仲間想いなのは彼でしょうよ…!
相手によってはとても世話焼きしてくれそう。
私のメインPT(神官・学者・薬師)には世話焼かれて欲しいと思ってる。
3人は絶対テリオンを放っておけない組だと私は信じてやまない。
…幸せになれよな…!
ada
REHABILI盗賊時代のブラネロの話 / 捏造注意 / 身体の関係がある遠い噂で、西の国で絢爛豪華な財宝や金品が展覧されると聞いた。筋は確かな情報のようで、近頃街が色めき立っている。こんな美味い話、頭が聞き漏らす訳もなく作戦は決行された。盗むのは自らの手が良いと宣う頭に付き合うのは相棒であるネロの役目だ。招待された者しか入れないというその会場である屋敷に、招かれた客と偽り出向く事になった。
普段は見てくれから粗暴なのが分かるような男の出立ちだが、今回は仕立て屋で身を整える気の入り様から、潜入すらも楽しんでいる事が分かる。正直、動き易ければ拘りのないネロだが、ブラッドリーは長考し続けネロを着せ替え続けた。
「よし、いいんじゃねえか」
「これが駄目でももう着替えねえぞ」
「なにくたびれてやがる、早えんだよ」
「俺は今回従者なんだろ? なら別になんだっていいじゃねえか」
「あのなあ。従者がどんなモン着てるかで主人である俺の程度が分かるだろ」
従者の装いという事で首が詰まっているのが息苦しい。仕上げと言わんばかりにタイを手際良く締めるブラッドリーはずっと上機嫌だ。
「よし、あとはお前が俺様に傅きゃ完璧だな」
「馬鹿言え、やんねえよ」
頭の機嫌がいいに越し 2630