Sharon
DOODLEデカルトは言った「我思う、故に我あり」と。考える私という自我が存在することは疑いようがない事実であると。スイスのオートマタ職人、ピエールジャケドローは、文字を書く機械人形を作ったが、この文筆家は時にこう文字を綴ったという。「我思う、故に我あり」と。また或いは、「我思わず、故に我は存在しないのか」と。
ものを考えることのない機械人形は、故に存在しないのかだろうかと。
Sharon
DOODLEフランスの発明家ジャック・ヴォカンソンが作った自動人形「消化するアヒル」(Canard digérateur)をモチーフに…ヴォカンソンの作った「呼吸する」アンドロイドは「人間であることは何を意味するか」という疑問を呼び起こす。カトリック教徒の母を持つ彼は修道僧になるが自動人形をつくることを「冒涜的」と批難された。彼は教団に退会を申し出た。
神よ許したまえ、それは余りにも人間に似すぎている。