bocchan
DONE(さこみつ)(R-18)遠方の用事を託け一ヶ月ほど左近に会えてない殿が、ついに我慢できずに自慰をしてます。
思うように突けないもどかしさで段々動きが激しくなりそうな…
この後帰ってきた左近に目撃される。
「何で俺の羽織りが出てるんですか?」白々しく聞いてくる左近にとことん問い詰められ言葉に詰まる殿。欲しかったものを与えられ、最後はぐちゃぐちゃになるまで激しく抱かれます。 12
凪子 nagiko_fsm
DONEさこみつ俳優パロまとめ戸惑う狐と余裕な狼 それなりの高校を出て、順当に大学を出て、将来はそこそこの企業に勤められればいい。
石田三成は幼い頃から全く夢のない将来像を語る子どもだった。
三成を育ててくれた実業家の養父母は、三成の整った容姿を見ては勿体ないと何度も漏らしていた。
一方、三成とともに育った加藤清正は小学生の頃からモデルとして活動し、福島正則は高校生で俳優デビューした。清正はスラリと背が高く、硬派な性格が女性に受けている。正則にくる仕事はもっぱらヤンキー高校生役ばかりだったが、徐々に役の幅を広げていた。
三成が大学二年生の頃、養父の秀吉はとある芸能事務所を買収した。いや、買収したというより運営資金が尽きた知り合いの社長に泣きつかれたというのが正しい。
52819石田三成は幼い頃から全く夢のない将来像を語る子どもだった。
三成を育ててくれた実業家の養父母は、三成の整った容姿を見ては勿体ないと何度も漏らしていた。
一方、三成とともに育った加藤清正は小学生の頃からモデルとして活動し、福島正則は高校生で俳優デビューした。清正はスラリと背が高く、硬派な性格が女性に受けている。正則にくる仕事はもっぱらヤンキー高校生役ばかりだったが、徐々に役の幅を広げていた。
三成が大学二年生の頃、養父の秀吉はとある芸能事務所を買収した。いや、買収したというより運営資金が尽きた知り合いの社長に泣きつかれたというのが正しい。
凪子 nagiko_fsm
DONE【さこみつ】主従で水浴び蒸し暑い夏の日に琵琶湖で湖水浴
【さこみつ】主従で水浴び 昨日一日降り続いた雨は、今日の夜明け前にようやく上がった。久しぶりの本格的な雨に田畑は潤い、三成は「慈雨であったな」と微笑んでいた。
今朝までは。
朝餉を終え登城する道すがら、三成はまず城の周囲の林から盛大に響く蝉の声の洗礼を浴びた。
登城して執務に取りかかれば、今度は次第に高くなる太陽に悩まされることとなる。
昨日とは打って変わって雲ひとつない青空から照りつける夏の日差しと、それに加えて雨で濡れた地面から立ち上る湿気。
不快指数はうなぎ上りで上昇中だ。
いつも涼しい顔で顔色一つ変えずに執務に集中している三成だが、昼餉を終えて午後の仕事に取り掛かる頃にはもううんざりしていた。
八つ時(午後二時)、いつもより早い時間に左近が顔を出す。
2731今朝までは。
朝餉を終え登城する道すがら、三成はまず城の周囲の林から盛大に響く蝉の声の洗礼を浴びた。
登城して執務に取りかかれば、今度は次第に高くなる太陽に悩まされることとなる。
昨日とは打って変わって雲ひとつない青空から照りつける夏の日差しと、それに加えて雨で濡れた地面から立ち上る湿気。
不快指数はうなぎ上りで上昇中だ。
いつも涼しい顔で顔色一つ変えずに執務に集中している三成だが、昼餉を終えて午後の仕事に取り掛かる頃にはもううんざりしていた。
八つ時(午後二時)、いつもより早い時間に左近が顔を出す。
凪子 nagiko_fsm
MAIKING【さこみつ】クロツルバミノヨル支部に出してるさこみつ現パロ怪盗×刑事の続き。さこみつだけど左近の元カレが伏犠で、今回は元カレ登場。でもさこみつ。
前の話はこれ
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15203899#3
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16302322#3
クロツルバミノヨル 今夜も厄介な案件に頭を抱えつつ、なんとか残業を終えて帰路につく三成。寒い真冬の帰り道に、いつものように足が向いたのは左近が営む小料理屋だ。
ほかほかの白いご飯と、優しい味の手作り惣菜と、熱い味噌汁で身体を温めたい。
時刻はもうラストオーダーの九時半をとうに過ぎているのだが、疲れた頭にはそんなことは全く無い。店の前まで来て暖簾が仕舞われているのを見て初めてそのことに気付いた三成は、軽くため息を漏らした。
「左近の……味噌汁が……」
しかし、暖簾は出ていないものの店にはまだ明かりが灯っている。入り口の引き戸に手をかけると、鍵はかかっていない。そのまま戸を開ければ、中には一人だけ先客がいた。
左近はその先客の隣に腰掛けて、ゆったりと二人で酒を傾けているらしかった。
3331ほかほかの白いご飯と、優しい味の手作り惣菜と、熱い味噌汁で身体を温めたい。
時刻はもうラストオーダーの九時半をとうに過ぎているのだが、疲れた頭にはそんなことは全く無い。店の前まで来て暖簾が仕舞われているのを見て初めてそのことに気付いた三成は、軽くため息を漏らした。
「左近の……味噌汁が……」
しかし、暖簾は出ていないものの店にはまだ明かりが灯っている。入り口の引き戸に手をかけると、鍵はかかっていない。そのまま戸を開ければ、中には一人だけ先客がいた。
左近はその先客の隣に腰掛けて、ゆったりと二人で酒を傾けているらしかった。
凪子 nagiko_fsm
DONE【さこみつ】冬は湯たんぽ殿のために湯たんぽを用意する左近の話。冬のある日の佐和山主従。
【さこみつ】冬は湯たんぽ 日暮れの早い冬の夜。
日中ずっと降っていた雪は止み、澄み切った空には真ん丸な月が昇っていた。降り積もった雪が世界を白く染め、その反射で外は存外に明るく見える。
石田家筆頭家老の島左近は、その日に主から言い遣っていた仕事を全て終えると、燭台を手に三成の屋敷の廊下を歩いていた。もう一方の手には、布を巻いた大きな陶製の容器を抱えている。空気は突き刺さるように冷たく、吐く息は白い。
主のいない暗い部屋の前にたどり着くと、左近は襖を開けて中に入る。
部屋の隅にある灯明皿に燭台から火を移すと、同じく火鉢にも火を移してから燭台の火を消す。
火鉢に置かれた炭が赤々と燃え始めると、周囲がほんのりと暖かくなる。左近は部屋の隅に畳んであった布団を持ってくると、火鉢の近くに敷いた。
2264日中ずっと降っていた雪は止み、澄み切った空には真ん丸な月が昇っていた。降り積もった雪が世界を白く染め、その反射で外は存外に明るく見える。
石田家筆頭家老の島左近は、その日に主から言い遣っていた仕事を全て終えると、燭台を手に三成の屋敷の廊下を歩いていた。もう一方の手には、布を巻いた大きな陶製の容器を抱えている。空気は突き刺さるように冷たく、吐く息は白い。
主のいない暗い部屋の前にたどり着くと、左近は襖を開けて中に入る。
部屋の隅にある灯明皿に燭台から火を移すと、同じく火鉢にも火を移してから燭台の火を消す。
火鉢に置かれた炭が赤々と燃え始めると、周囲がほんのりと暖かくなる。左近は部屋の隅に畳んであった布団を持ってくると、火鉢の近くに敷いた。
凪子 nagiko_fsm
DONE【さこみつ現パロ】もう一度君と(改訂版)ピクシブにあるやつの三人称視点バージョン
本にしたものにはこれの後日編が少し入ってます
【さこみつ現パロ】もう一度君と(改訂版)「俺には前世の記憶があるのだ」
などということを真面目な顔をして言えば、頭がおかしいと思われるだろうから口にしたことはないが。
石田光也には前世の記憶がある。同じ読みの石田三成という名前の戦国武将だった前世の彼は、関ケ原の戦で徳川家康に負け、捕縛された上で斬首された。謂わば歴史の負け組だ。
しかし、光也にとってそんなことは今やどうでもいいことだ。己の信念のもとにやるべきことをやった。そのことに悔いはない。
だが、たった一つだけ心残りがある。それは、三成が当時の禄の半分を与えて招いた同志であり、想いを通わせ合った半身でもある島左近のことだ。
前世の記憶が蘇ったのが小学三年生の頃。それから、もしかしたら同じように転生しているかもしれない愛しい左近を、光也はずっと探し続けていた。
15250などということを真面目な顔をして言えば、頭がおかしいと思われるだろうから口にしたことはないが。
石田光也には前世の記憶がある。同じ読みの石田三成という名前の戦国武将だった前世の彼は、関ケ原の戦で徳川家康に負け、捕縛された上で斬首された。謂わば歴史の負け組だ。
しかし、光也にとってそんなことは今やどうでもいいことだ。己の信念のもとにやるべきことをやった。そのことに悔いはない。
だが、たった一つだけ心残りがある。それは、三成が当時の禄の半分を与えて招いた同志であり、想いを通わせ合った半身でもある島左近のことだ。
前世の記憶が蘇ったのが小学三年生の頃。それから、もしかしたら同じように転生しているかもしれない愛しい左近を、光也はずっと探し続けていた。
凪子 nagiko_fsm
DONE【さこみつ現パロ】先輩刑事と新人刑事【さこみつ現パロ】先輩刑事と新人刑事 春。4月と言えば出会いの季節。
ここ、佐和山署刑事課にも新人刑事が異動してきた。
「それでは彼の教育係は島君に任せるよ」
課長に指名された島左近は「まあ、任せてくださよ」と軽い気持ちで返事をした。
………の、だったが。
初日にして左近は早くも後悔しかけていた。
この新人、愛想が悪すぎるのである。
石田三成、K大院卒で警察学校主席。
何をやらせてもそつなくこなし、身体能力も高い。
しかし、ぶっきらぼうでそっけない。にこりともしない。
「綺麗な顔が台無しですよ?」
もっと笑って? と左近が言ったら、物凄い目で睨まれた。
なまじっか顔が整っているだけに、その迫力は凄まじかった。
そして、配属から一ヶ月も経ったころ、二人に大きな仕事が舞い込んできた。
4790ここ、佐和山署刑事課にも新人刑事が異動してきた。
「それでは彼の教育係は島君に任せるよ」
課長に指名された島左近は「まあ、任せてくださよ」と軽い気持ちで返事をした。
………の、だったが。
初日にして左近は早くも後悔しかけていた。
この新人、愛想が悪すぎるのである。
石田三成、K大院卒で警察学校主席。
何をやらせてもそつなくこなし、身体能力も高い。
しかし、ぶっきらぼうでそっけない。にこりともしない。
「綺麗な顔が台無しですよ?」
もっと笑って? と左近が言ったら、物凄い目で睨まれた。
なまじっか顔が整っているだけに、その迫力は凄まじかった。
そして、配属から一ヶ月も経ったころ、二人に大きな仕事が舞い込んできた。