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    #ひよジュン

    Hiyojun

    パイプ

    PROGRESSお久しぶりです。
    久しぶりすぎてこの世界観に帰ってこれてないかもしれない...
    今回、一旦最終章となります。
    生きる時間の違う九尾と人の子は果たして同じ時間を同じ気持ちで生きていくことはできるのでしょうか?
    九尾の日和と人の子ジュン「燐音先輩。」
    「きゃはは!どうしたァ?ジュンジュンちゃんよお。そんなマジな顔しちまって。遂に俺っちにホレちまった?」
    「人の子って大人になっても変化していくもんですよね?」
    「は?」

    日和が会合とやらで出掛けていると風たちが噂しているのを聞き付けた燐音がジュンで遊んでやろうとこの家に遊びに来たのが凡そ一時間前。ところが今日のジュンはどこか浮かない顔をしていて、いつもならやれやれと言う顔をしながらも燐音の悪戯や遊びに付き合うジュンだが今日はそれさえもなく、やっと口を開いたかと思いきや先の一言だ。

    「ナニそんな当たり前のこと聞いてンだ?成長して老化して死んでいくっしょ?ニンゲンなんてモンはよォ?」
    その当たり前さえコイツは知らないままここに来たんだっけかと燐音が思い直しているとジュンは「そっすよね」と知っていたような口ぶりで返して視線を完全に窓の外へとやってしまった。
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    花子。

    SPUR ME宣伝ツイートで八万字超えとか書いてしまったんですけど普通に数え間違いでした。すみません。

    6月に出したいポケパロ再録の書き下ろし短編前編(単体で切りよくはなってます)。SVに触発されて書いた日和とジュンの出会い編。
    ???の日和とジュンが勝負をしかけてきた! 番外編①ここはパルデア地方にある私立アップルアカデミー。世界でも有数の歴史を誇り、全国各地から生徒が集まる名門校である。
    そんなアカデミーの一生徒であるジュンは、広いエントランスの端にあるソファに腰掛けて項垂れていた。
    ジュンの悩みの種は先週から始まった課外授業、宝探しのことだ。この広大なパルデア地方を自由に冒険して自分だけの宝物をみつける、そんな内容の授業にいまいち積極的になれないまま一週間が過ぎてしまい流石のジュンも焦りを覚えているのだが……ジュンが積極的になれない理由こそ正にその『自由に』という点だ。
    これまでジュンは、元ジムリーダーでありアイドルでもあった父親の夢を半ば無理やり引き継がせられ、アイドルトレーナーのトップに登り詰めろ、ポケモンチャンピオンに、それが叶わなくともポケモンリーグ公認の四天王かジムリーダーにはなれ、と道を決められ強制されてきたのだ。突然自由にやれと放り出されても……と途方に暮れているのだった。
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